PAUL KLEE / Art in the Making 1883-1940
2011年3月12日(土)- 5月15日(日) @ 京都国立近代美術館(岡崎公園内)
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今回の展覧会は、クレーが「どうやって作ったか」という制作過程に焦点を当てたものです。
制作手法に従って、会場は6つの「プロセス」に仕切られていて、ちょっと迷路のようです。
私が「面白いなぁー!」と思ったのは、「切って/分けて/貼って」という切断分離の作品群。
元はひとつの作品だったものを切断分割して、それぞれを別々の作品に仕立て上げています。
作品の裏側にも別の作品が描かれている、「おもて/うら/おもて」という両面の作品群も。
クレーの芸術家としての飽くなき探究心、試行錯誤の過程。 まさに、おわらないアトリエ!
鑑賞する者の想像力をかきたて、知的好奇心をくすぐるような、詩的な標題・副題の数々。
「えっ、どこが?」 とてものこと、凡人のイマジネーションでは考えもつきません!?
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「どれにしようかな?」、ずいぶん迷いながら、2枚のポストカードを選びました。
「山への衝動」1939年 / 「円の中の魚たち」1926年 という2作品のカードです。