2007年 イギリス / 監督: ジョー・ライト / 原作: イアン・マキューアン 「贖罪」
出演: キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン
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■ 思春期を迎えた少女の無垢な正義感、芽生えた嫉妬心… つい、口をついて出た「嘘」。
引き裂かれてしまった恋人たち。 当事者たちがたどる、その後の人生・運命は…?
■ 少女は、犯した「罪」をつぐなうことが出来たのでしょうか? 許されたのでしょうか?
この問いかけに対する、はっきりした答えは、今回も見つけられませんでした。
■ 意外性をつく「結末」の衝撃度は、私の中では、「猿の惑星」級のインパクトでした!?
映画をご覧になる方は、効果音として使われているタイプライターがヒントになります。
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■ 文庫本の解説には、セシーリア役を演じたキーラ・ナイトレイにも触れてありました。
難しい役どころでしたが、彼女の演技は、原作者のマキューアンの心を捉えたようです。
■ 余談になりますが、原作は、イギリスの大学受験の課題図書に選ばれているそうです。
確かに、「この時の心情を簡潔に説明せよ」なんて問われると、けっこう難しそうです!?
■ 原作に綴られている全てを映像化することは、作品の性質上、不可能に近いと思いますが、
それでも、とても重厚かつ精緻な「大河ドラマ」をみたような感動・印象を受けました。
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私の場合は、最初に映画をみて、次に原作を読んで、そして今回、WOWOWの再放送。
その割には、この程度のことしか書けません。 とりあえず、エントリーということで…