このエッセイ集を読みながらなんて上手な文章だろうとため息をついた。堀江さんの小説もそうなのだが、実に丁寧で端正。そのへんに転がってるエッセイって安っぽいものが多くいつも閉口させられるのだが、彼の書く文章はそのひとつひとつがまるで芸術作品だ。
これは彼が出会った様々な小説の中にいる女性たちについて書いたエッセイなのだが、紹介される小説の数々を体感したような気分にさせられる。読んだ気分ではない。 . . . 本文を読む
この2本立はなんだかかなりお得感がある。25分と、40分なので1本の芝居を見るより短いくらいなのだが、満足度は高いのではないか。どちらも面白いのだが、これを2本並べた時、とても豪華な気分にさせられる。それぞれ方向性は異なる2作品を同時に見れて、しかも、満腹感を得られるなんて、贅沢だ。
『クーラー』のバカバカしさは、そのへんてこな身体表現と、無意味に繰り返されるセリフのやり取りのくだらなさの見 . . . 本文を読む