人力でGO

経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

「稲博士に関する記述」のお詫び

2011-04-26 23:04:00 | 福島原発事故
 

本日、「稲 恭宏博士 管理・運営委員会」様より当ブログに、掲載内容に関する警告を頂きました。

要約すると、下記の内容となります。

① 公式プロフィール写真の無断使用(著作権及び、肖像権の侵害)
② インターネットで入手した科学的根拠の無い俗説の流布

これらの内容が稲博士の信用を著しく損ねるという内容でした。

「稲 恭宏博士 管理・運営委員会」様のホームページには「法律により”本公式サイト”と稲博士関連の全ての著書と、文章・画像等の転載・使用は、固く禁じられています」との警告がされております。


先ず、個人の写真の無断使用について、お詫び申し上げます。
日頃、政治家など公人以外はイラストを使用する様にしておりましたが、稲先生の講演のインパクトが強かったので、ついつい多くの方に稲先生を紹介しようと思い、肖像権について失念しておりました。ここに深くお詫び申し上げあす。

さらに、私のブログの内容が「稲博士の信用を著しく損ねる」という件につきまして、継続的に当ブログをお読みになられれば、私が稲博士の説を支持している事がお分かりになられるかと期待しております。ただ、学術的内容に対し、私の素人判断で稲博士の研究の信用を損なうのであれば、それは私としても甚だ不本意な結果です。稲博士に関する掲載内容に関しましては、即刻、掲載を中止いたしました。

個人のブログという事もあり、多少表現にも問題があったかと思います。私としては、以前の記事に関しても、情報を随時追加する事で、情報の齟齬を防いでいるつもりでしたが、表現が至らなかったようです。

医学的内容に関して、素人の私がいろいろと意見を申して、稲博士にご迷惑をお掛けした事をここに深くお詫びいたします。

福島と日本の国難に際して、稲博士が勇気あるyoutube画像をアップされ、その姿に感銘を受けて、私なりに、少しでも稲博士の学説を素人なりに理解しようと、ブログを綴ってきました。

私としては、稲博士のおっしゃる様に、LNT仮説が現在の福島と日本を苦しめているという確信に至っております。LNT仮説の不合理性が多くの人の知る所となり、原発が冷温停止、安定化に至った時には、福島の方々が早期に故郷に帰れる事を心より祈っております。


稲博士の今後のご活躍を期待すると同時に、影ながら応援させて頂きます。


敬愛する先生方のご意見

2011-04-26 17:12:00 | 福島原発事故

■ お知恵を拝借しました ■

「LNT仮説」に挑戦状を叩き付けたものの、私ごときでは事態は動かない事は百の承知。
そこで、私の敬愛する諸先生方のブログの力をお借りいたしました。

諸先生方、ありがとうございます。


■ 「六号通り診療所所長のブログ」 ■

http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2011-04-21#comments

このブログは医療系のブログでは愁眉の出来栄え。
「今日が皆さんにとっていい日でありますように。」という文末にはいつもシビレます。
お医者様なので、放射線に対しては慎重な立場である事は承知しておりましたが、やはり石原先生のご意見を伺いたくて、コメントしてみました。
何と、先生は「人力でGO」をご覧になられていたようで、ちょっと感動です。

① 放射線による害と、免疫向上が拮抗する点が閾値
② 人間の免疫システムは脆弱な面のある
③ 日本ではCTスキャンなどの医療被曝による発癌が多いという研究もある
④ 医療被曝由来の発癌説の根拠になるのはLNT仮設
⑤ LNT仮説の根拠には疑問な点もある
⑥ 放射線の影響は個人差が大きい。
⑦ 一部の遺伝性の疾患では、放射線治療によって50%の発癌率を示す。
⑧ 子供達はリスクの少ない環境で育ってほしい

詳しくはリンク先をご覧になって下さい。
先生、丁寧な解説をありがとうございます。
これからも宜しくお願いいたします。

■ 「池田信夫blog」 ■

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51701378.html
下のコメント欄のpaopao1095が私です。(誤字、恥ずかしい)

ご存知元NHKの記者にして、経済学者でブロガーの憧れの的の池田先生。
毎回、明晰な理論で経済問題を一刀両断にされていますが、今回の原発事故では、推進派として全くブレていません。「合理性」という基準で、「反原発」の問題点を見事に看破されていて痛快です。
朝ナマでの発言で、勝間和代氏と共にだいぶバッシングされておられる様ですが、直ぐ謝罪した勝間氏と違い、データで反論する池田先生はやはりスジが通っています。これで、リフレ派と、反リフレ派のどちらを信用すれば良いか分かった気もします。

さて、池田先生は本日のブログで「LNT仮説」を取り上げて下さいました。
だいたい、論旨は私達と同じだと思いますが以下に様に述べられています。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51701936.html より引用>

- 前略 -
各国がLNT仮説を採用しているのは、原子力施設を設計するとき安全マージンを取るためであって被害を予測するためではない。ICRPでも「この仮説は放射線管理の目的のためにのみ用いるべきであり、すでに起こった微量の被曝についてのリスクを評価するために用いるのは適切ではない」と警告している。にもかかわらず日本政府がLNT仮説にもとづいて避難勧告を出したりするため、マスコミが誇大に騒ぎ、孫氏のような誤解が生まれるのだ。

本書はLNT仮説を、実証的根拠なしに政治的に採択された「20世紀最大の科学的スキャンダル」と強く批判し、微量の放射線の人体への影響はないと断定している。少なくともLNT仮説が実証されていないことはICRPも認めているので、政府もマスコミも無批判にこの基準を適用すべきではない。地球温暖化のように、実証されていない仮説にもとづいて政策を実行するのは間違いのもとである。

<引用終わり>

ICRPは「リスク評価に用いている「LNT仮説」を、微量の被曝のリスク評価に用いるのは適切で無い」と言っているそうで、そうなると、政府や医療機関など運用側の問題であるとも言えます。

池田先生ご自身も多分「LNT仮説」の準備をされていたのではないかと思います。ありがとうございました。

■ グッチーさんの「金持ちまっしぐら」 ■

http://guccipost.jp/cgi-bin/WebObjects/12336a3d498.woa/wa/read/sq_12f86075496++7+/#tgl7

経済の裏を面白く語らせたらこの方は天下一品。
さて、今回は「愛人の韓国女性に放射線が怖いから来るなと言われた会社社長の話」のコメント欄に半ば強引に書き込んで来ました。(ご迷惑をお掛けしました)

■ 「弱い犬のマーキング」作戦終了 ■

六号通り診療所の石原先生のご意見が、社会的には正論なのでしょうが、ブログの「東スポ」を目指す「人力でGO」は、今回は反社会的路線をひた走ります。

皆さん、もう暫くお付き合い下さい。

もちろん皆さんの「tweet」や「はてなブックマーク」もネットで拝見しています!!!
ありがとうございます!!


今世紀最大の科学スキャンダル・・・「LNT仮説」はデタラメだ!!

2011-04-25 08:43:00 | 福島原発事故
 





私は先日まで「微量な放射線の危険を声高に叫ぶ事」が正義だと思っていました。

ところが今は「微量な放射線の危険を声高に叫ぶ事」こそが、人類の不幸だと確信しました。

「閾値無しの直線仮説」(LNT仮説)は、海外では「今世紀最大の科学スキャンダル」とも言われているようです。

私達は、今、私達の持てる全ての発信手段で、この世紀の暴論である「LNT仮説」を糾弾し、福島の未来に希望が持てるようにしようではありませんか!!

twitterで、メールで、ブログで、お昼の会話で、井戸端会議で、今こそ私達の声で福島を救おうではありませんか!!




黒柴さんからいただいたコメントを紹介します。

<コメント>

黒柴
2011/4/24 12:11
「過剰安全性」、これは訴訟の国アメリカには大事な部分かも。まったく面倒なものです。

「今の放射線量はぜんぜん大丈夫です!!!(稲)」、「反って、体が活性化して良いぐらいです。(中村)」反LNT論は私にとっては、Paradigm Shiftです 。

世の中のRadiophobia (放射線恐怖症)の人は稲先生、中村先生を御用学者、東電の回し者などと言ってまったく否定的ですねぇ。
私なりに調べましたが出るわ出るわ、世界中の専門家研究者達によるLNTは「役立たないただの仮説」というバッシング。
今世紀最大の科学スキャンダル呼ばわりする輩まで出てきました。
<引用>
I do not hesitate to say that this is
the greatest scientific scandal of the century
― Prof. Gunnar Walinder, Former Chair, Swedish Radiobiology Society

放射線の安全性ということでアメリカ国土安全保障省の委員会で保健物理学会の会長がいかにLNTの仮説(定説ではない)が間違っているかを説明してます。
NRCでもLNTを見直す必要性を説いてます(248ページのトランスクリップですので全部読んでませんが)。
ここでは、LNTがいかに社会に負担を与えているかをも説明してます。
例えば、放射能物質や放射能汚染された物の処理の費用(HANFORD,マンハッタンプロジェクトの時に建てられた建物の取り壊しに膨大な費用約4兆円がかかる)。
国民の税金です!Spending Billions on Nothing! 

なぜ、ベントをすぐしなかったのか?これも、このLNTのせい。(間違った)規制値というのがあるので建てやに近づけなかったし放射線、放射能物質を環境に出せない。
まぁ,東電が廃炉にするのを躊躇したのかもしれないというのが正論かもですが。

2010年に、チェルノブイリの再研究調査の結果を出しているアメリカの物理学者がいますが、まず初期に出された結果は異常に改ざんされていたといってます。
30万人が非難したチェルノブイリ周囲では、放射線量は自然界放射線率のわずか2倍ほど。(彼はこの程度で非難はばかげてる、とはっきり言ってます)
放射線で受けた打撃より非難したことによって受けた精神的、経済的、社会的被害のほうがはるかにひどいと。これって、今の福島の人のことじゃないですか。なんとかしてあげたい。

稲教万歳!

<コメント終わり>

コメント欄に多くの有益な情報をお送りくださっている皆さん、ありがとうございます。



菅直人よ、今こそ原発の大地に立て②・・・解説編

2011-04-24 08:25:00 | 福島原発事故
 



■ 菅首相の原発事故の対応 ■

昨日の「菅直人よ、今こそ原発の大地に立て」をお読みになって、「人力さんとうとう神がかかっちゃよ・・・」とお思いの方も多いと思いますので、ちょっと解説を。(うけなかったジョークの言い訳・・・)

就任後、人気が低迷する菅首相ですが、震災、原発事故後、その人気凋落に拍車が掛かっています。挙党体制や与野党協力という言葉とは裏腹に、「菅後」を睨んだ駆け引きも活発化しています。

私は菅政権はアメリカの言いなりで、情けない政権だと思っていましたが、原発事故後の菅首相の対応がメディアで明らかになるにつけ、原発事故の対処に関してだけは、彼は理学部出身の面目躍如の働きをしたと思っています。

その根拠は以前の記事、「国民を救ったのは菅総理・・・メディア・リテラシーという視点」にまとめています。
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110411/archive

■ 「LNT仮説」という暴論 ■

今回、稲恭宏博士の「告発」によって、私は「放射線の危険性」に疑問を抱き、ここに書いてきた様に、「低線量率域の放射線の危険性は、過大に評価されている」という個人的な結論に至りました。

「閾値無しの直線仮説」(LNT仮説)が、いかに生物の優れた放射線防御機構を無視した論理かを知るにつけ、これは確信に変わりました。


NRC(アメリカ合衆国原子力規制委員会)やICRP(国際放射線防護委員会)、IAEA(国際原子力機関)、原子力利権と繋がりのある団体です。さらには、以前から私が疑惑の目で見ていたWHO(世界保健機構)が結託しているとあっては、その裏になにやら「怪しい気配」を感じずにはいられません。


■ 「過剰安全性」が原子力利権の利益を生み出す ■

放射線の影響に閾値が無いと主張する「LNT仮説」を採用する限り、原発は事故を想定して多大な安全対策を行う必要があります。これは一見「良い事」の様に思えますが、深く考えると、「原子力利権者」の利益は、原発の「過剰安全性」に由来する事が見えてきます。


① 電力需要には限りがあるので、原発は沢山は作れない
② 数が少ないので「単価」を高める必要がある
③ 放射線のリスクを過大に評価すれば、原発の安全性を過大に高める必要が生じる

④ 建築コストが増大する=利益の拡大
⑤ 安全性の高い特殊なパーツの必要性=利益の拡大 / 新規参入障壁

⑥ 多大な補償費=利権の温床 / 周辺反対派の利権
⑦ 放射線の危険性の検証 = 研究者の利益

どうでしょう。軍事的理由を除外したとしても、「原子力が危険」だからこそ、巨大な利権を生む構造がお分かりいただけたでしょうか?

さらに、「環境派」や「反原発運動」が問題を助長しています。

① 「原発は危険」という運動が「過剰安全性」を求める。
② 「反対派」の主張を呑むふりをして「過剰安全性」を正当化する

そして、「環境派」と呼ばれる人達の中には、「原発利権者」のスパイと思しき人物まで居ます。フランスの著名な反原発活動家(名前を忘れました)は、スリーマイル事故後にヨーロッパで反原発運動を推進しますが、近年は「温暖化を防止する為には原発が必要で、原発はクリーンエネルギーだ」というような発言をしています。・・・空いた口が塞がりません。

■ 一発芸の首相・菅直人 ■

菅直人は人望が無いと言われながらも、日本の首相にまで昇りつめます。

菅直人は一発芸に秀でた政治家です。

① 「O157騒動」で、記者会見の席上でカイワレ大根一気食い
② 「血液製剤によるエイズ発症事件」で厚生省幹部恫喝

その政策に一環したものがある訳では無く、その時その時の世間の空気を巧みに利用して、出世して来たとも言えます。左翼運動自体が、当時のトレンドであった事と無関係では無いでしょう。「イデオロギー」なぞは、時代と共に変化するものです。

首相就任後の菅首相は、国民の空気を読む事よりは、アメリカの空気を読む事に余念がありません。首相就任後に打ち出した「消費税増税」案などは、結果的に日本の財政からアメリカを救済する案に他なりません。

■ 菅が首相就任後、初めて「本気(マジ)」になった事 ■

震災前の菅首相は生気を欠き、眼光も鈍っていました。
日本の首相は、アメリカの要求と国民の板ばさみで、誰もが消耗してしまいます。

ところが、震災が発生し、原発の事故が発生すると、菅首相の表情は一変します。
福島を視察する為にヘリコプターに搭乗する為に記者団の前に現れた菅首相の表情は、久し振りに引き締まったものでした。

菅首相は東京工業大学の理学部出身ですから、文系の首相よりも原子力の知識は豊富なはずです。さらに、かつて市民運動を主導していますから、当然、反原発派の主張や、放射線の危険性も認識しています。

菅首相は最悪なメルトダウンを防ぐ為、強制ベンチを指示し、格納容器はの海水の注入(水棺)を指示します。彼の背後には東京工大の教授の姿が見え隠れしますが、その助言を迅速に現場に反映させ、逃げ腰の東電を恫喝して、必至で危機を回避します。

発電機の大きさを自ら電話で問い合わせ、空輸の可能性を検討したというのですから、その熱の入れようは尋常ではありません。

菅首相の頭にインプットされていた「放射線の恐怖」を基準にするならば、福島原発事故はまさに「亡国の危機」だったのでしょう。

■ 結局回復しない人気 ■

菅首相が指導力のあるトップで無い事は、色々な伝聞から分かります。
原発事故が最悪の一週間を過ぎると、菅首相は官邸で孤立化します。

様々な委員会を立ち上げますが、省庁の利権に立ち入る事になるので、官僚達の足の引っ張り合いで頓挫する事は明確です。

官僚達やそれと結託するマスコミは、ネガティブな情報発信に余念がありません。
「個人技」と「一発芸」を得意とする菅首相の行く末は、ほぼ見えています。

■ 起死回生の「一発芸」。スーツによる原発視察 ■

そこで私が提案したいのは「スーツによる原発視察」です。

かつて菅首相はO157の安全性をアピールする為に、「カイワレ大根一気食い」という一発芸を披露しました。

しかし、その後、狂牛病の際の武部大臣による「焼肉一気食い」などにより、「一気食い」はかなりイメージダウンしてしまいました。

今回、菅首相が汚染地域のホウレンソウを「一気食い」しても世間の目は冷ややかでしょう。(菅首相のブログには、福島産食材による昼食メニューの写真が載っています)

そこで、今一番アピールするのは何かと考えたら、「スーツによる福島原発視察」しか無いだろう・・・こう思うわけです。

① 防護服は放射線の防止には一切役立たない
② 福島原発敷地の放射線量は、短時間では人体に影響が無いレベル
③ 放射線を防護出来ない防護服を着た作業員達が敷地内を普通に歩いている
④ スーツで敷地内を歩いても、スーツを捨てて、シャワーを浴びれば問題無い
⑤ 多少放射性物質を吸い込んでも、発ガンするまでには時間が掛かる
⑥ 理学部出身の菅首相は「LNT仮説」のウソを理解出来る

菅首相がスーツ姿で、福島原発を歩く姿を見たら、原発利権者達は椅子から転ろげ落ちる程仰天するでしょう。

エボラ出血熱を描いた「アウトブレイク」の映画宜しく、防護服でせっかく「放射線の危機」を盛り上げているのに、その国の首相がスーツ姿で現れたらその効果は台無しです。

「スタンリーキューブリックに撮らせた、アポロ月面着陸映像の宇宙飛行士の後ろに、マイクを持った音響技師が映ってしまう」くらいに台無しです。(これ調べると面白いですよ)

私は、慌てふためく者達の顔を是非見てみたい・・・。

■ 菅直人よ、今こそ男を上げる時だ ■

菅首相は日頃、アメリカのご機嫌取りでストレスが溜まっているでしょう。
今回も、ヒラリーやサルコジがいろいろと横槍を入れてくるので、もう切れる寸前でしょう。

どうせ、切れるなら、「スーツ姿で原発を視察」して、日本男児の本懐を遂げるべきです。

それで、ヒラリーに怒られたら、「低線量率放射線は健康に良いそうですよ」と開き直るのも面白いかもしれません。

そんな菅首相が姿がニュースで報道されれば、低落する支持率もウナギ昇り間違い無し!!


以上が、ご託宣の解説でした。

菅直人よ、今こそ原発の大地に立て・・・日本男児の本懐

2011-04-23 09:15:00 | 福島原発事故
 



きのう夢を見た。
その夢の中で「科学の神」は私にこんなビジョンを見せ、そしてこう語った・・・。




 福島の地に、もうすぐ救世主が現れるであろう。
 その者は、スーツ姿で放射線の吹きすさぶ大地にその身をさらし、
 こう言うのだ。


「全ての放射能に怯える民よ、
 今こそ復活の時がきた。
 
 地底に蠢く、原子力利権の魍魎たちよ、
 今こそ「真の科学」がお前達を裁くのだ。
 
 「非科学」の邪教に染まりし「反原発」の教徒たちよ
 今こそ、お前達を科学の光が照らすであろう。

 にわかに「反原発」の教徒となりし者達よ、
 「恐怖の夢」は覚めやらん。」


そうして、その者は右手を高く掲げて、こう言うであろう


 「元気を無くしたこの国の者たちよ、
  今まさに立ち上がらん。

  科学の夢に敗れし者達よ、
  復活の時は来た。

  技術を携えた聡明な者達よ
  この国の未来を切り開け!」


その者の道のりは険しいであろう。

ヒラリ、ヒラリと舞い踊る者や、
猿の姿をした異形の者達が、
彼を惑わすであろう。

しかし、かつて科学の火に触れし、その者は、
かつて、市民を従えし、その者は
科学の松明を高く掲げ、
真理の道を人々に示すであろう。

youtubeに流れしこの歌が、
彼の勝利を高らかに歌い上げるだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=3CQJuAN2BEY




・・・そういう夢を見た。

「稲教」の信者たる私は、夢に見た彼の勇姿を
イコンとしてここに記そうと思う。

科学サイドの反撃が始まるのだ・・・。




被災地の方々、ゴメンなさい。
でも、科学の知識が必要な今だから、
菅首相が頼りになるのかもしれません。

「国民を救ったのは菅総理・・・メディア・リテラシーという視点」
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20110411/archive

そして福島の応援歌を歌う山口隆を人力は応援します。
「最高のラブソングをあなたに・・・サンボマスター」
http://green.ap.teacup.com/applet/pekepon/20101228/archive  


<解説>


■ 菅首相の原発事故の対応 ■

「人力さんとうとう神がかかっちゃよ・・・」とお思いの方も多いと思いますので、ちょっと解説を。

就任後、人気が低迷する菅首相ですが、震災、原発事故後、その人気凋落に拍車が掛かっています。挙党体制や与野党協力という言葉とは裏腹に、「菅後」を睨んだ駆け引きも活発化しています。

私は菅政権はアメリカの言いなりで、情けない政権だと思っていましたが、原発事故後の菅首相の対応がメディアで明らかになるにつけ、原発事故の対処に関してだけは、彼は理学部出身の面目躍如の働きをしたと思っています。

その事は上に紹介した、「国民を救ったのは菅総理・・・メディア・リテラシーという視点」にまとめています。

■ 「LNT仮説」という暴論 ■

今回、稲恭宏博士の「告発」によって、私は「放射線の危険性」に疑問を抱き、ここに書いてきた様に、「低線量率域の放射線の危険性は、過大に評価されている」という個人的な結論に至りました。

「閾値無しの直線仮説」(LNT仮説)が、いかに生物の優れた放射線防御機構を無視した論理かを知るにつけ、これは確信に変わりました。


NRC(アメリカ合衆国原子力規制委員会)やICRP(国際放射線防護委員会)、IAEA(国際原子力機関)、原子力利権と繋がりのある団体です。さらには、以前から私が疑惑の目で見ていたWHO(世界保健機構)が結託しているとあっては、その裏になにやら「怪しい気配」を感じずにはいられません。


■ 「過剰安全性」が原子力利権の利益を生み出す ■

放射線の影響に閾値が無いと主張する「LNT仮説」を採用する限り、原発は事故を想定して多大な安全対策を行う必要があります。これは一見「良い事」の様に思えますが、深く考えると、「原子力利権者」の利益は、原発の「過剰安全性」に由来する事が見えてきます。


① 電力需要には限りがあるので、原発は沢山は作れない
② 数が少ないので「単価」を高める必要がある
③ 放射線のリスクを過大に評価すれば、原発の安全性を過大に高める必要が生じる

④ 建築コストが増大する=利益の拡大
⑤ 安全性の高い特殊なパーツの必要性=利益の拡大 / 新規参入障壁

⑥ 多大な補償費=利権の温床 / 周辺反対派の利権
⑦ 放射線の危険性の検証 = 研究者の利益

どうでしょう。軍事的理由を除外したとしても、「原子力が危険」だからこそ、巨大な利権を生む構造がお分かりいただけたでしょうか?

さらに、「環境派」や「反原発運動」が問題を助長しています。

① 「原発は危険」という運動が「過剰安全性」を求める。
② 「反対派」の主張を呑むふりをして「過剰安全性」を正当化する

そして、「環境派」と呼ばれる人達の中には、「原発利権者」のスパイと思しき人物まで居ます。フランスの著名な反原発活動家(名前を忘れました)は、スリーマイル事故後にヨーロッパで反原発運動を推進しますが、近年は「温暖化を防止する為には原発が必要で、原発はクリーンエネルギーだ」というような発言をしています。・・・空いた口が塞がりません。

■ 一発芸の首相・菅直人 ■

菅直人は人望が無いと言われながらも、日本の首相にまで昇りつめます。

菅直人は一発芸に秀でた政治家です。

① 「O157騒動」で、記者会見の席上でカイワレ大根一気食い
② 「血液製剤によるエイズ発症事件」で厚生省幹部恫喝

その政策に一環したものがある訳では無く、その時その時の世間の空気を巧みに利用して、出世して来たとも言えます。左翼運動自体が、当時のトレンドであった事と無関係では無いでしょう。「イデオロギー」なぞは、時代と共に変化するものです。

首相就任後の菅首相は、国民の空気を読む事よりは、アメリカの空気を読む事に余念がありません。首相就任後に打ち出した「消費税増税」案などは、結果的に日本の財政からアメリカを救済する案に他なりません。

■ 菅が首相就任後、初めて「本気(マジ)」になった事 ■

震災前の菅首相は生気を欠き、眼光も鈍っていました。
日本の首相は、アメリカの要求と国民の板ばさみで、誰もが消耗してしまいます。

ところが、震災が発生し、原発の事故が発生すると、菅首相の表情は一変します。
福島を視察する為にヘリコプターに搭乗する為に記者団の前に現れた菅首相の表情は、久し振りに引き締まったものでした。

菅首相は東京工業大学の理学部出身ですから、文系の首相よりも原子力の知識は豊富なはずです。さらに、かつて市民運動を主導していますから、当然、反原発派の主張や、放射線の危険性も認識しています。

菅首相は最悪なメルトダウンを防ぐ為、強制ベンチを指示し、格納容器はの海水の注入(水棺)を指示します。彼の背後には東京工大の教授の姿が見え隠れしますが、その助言を迅速に現場に反映させ、逃げ腰の東電を恫喝して、必至で危機を回避します。

発電機の大きさを自ら電話で問い合わせ、空輸の可能性を検討したというのですから、その熱の入れようは尋常ではありません。

菅首相の頭にインプットされていた「放射線の恐怖」を基準にするならば、福島原発事故はまさに「亡国の危機」だったのでしょう。

■ 結局回復しない人気 ■

菅首相が指導力のあるトップで無い事は、色々な伝聞から分かります。
原発事故が最悪の一週間を過ぎると、菅首相は官邸で孤立化します。

様々な委員会を立ち上げますが、省庁の利権に立ち入る事になるので、官僚達の足の引っ張り合いで頓挫する事は明確です。

官僚達やそれと結託するマスコミは、ネガティブな情報発信に余念がありません。
「個人技」と「一発芸」を得意とする菅首相の行く末は、ほぼ見えています。

■ 起死回生の「一発芸」。スーツによる原発視察 ■

そこで私が提案したいのは「スーツによる原発視察」です。

かつて菅首相はO157の安全性をアピールする為に、「カイワレ大根一気食い」という一発芸を披露しました。

しかし、その後、狂牛病の際の武部大臣による「焼肉一気食い」などにより、「一気食い」はかなりイメージダウンしてしまいました。

今回、菅首相が汚染地域のホウレンソウを「一気食い」しても世間の目は冷ややかでしょう。(菅首相のブログには、福島産食材による昼食メニューの写真が載っています)

そこで、今一番アピールするのは何かと考えたら、「スーツによる福島原発視察」しか無いだろう・・・こう思うわけです。

① 防護服は放射線の防止には一切役立たない
② 福島原発敷地の放射線量は、短時間では人体に影響が無いレベル
③ 放射線を防護出来ない防護服を着た作業員達が敷地内を普通に歩いている
④ スーツで敷地内を歩いても、スーツを捨てて、シャワーを浴びれば問題無い
⑤ 多少放射性物質を吸い込んでも、発ガンするまでには時間が掛かる
⑥ 理学部出身の菅首相は「LNT仮説」のウソを理解出来る

菅首相がスーツ姿で、福島原発を歩く姿を見たら、原発利権者達は椅子から転ろげ落ちる程仰天するでしょう。

エボラ出血熱を描いた「アウトブレイク」の映画宜しく、防護服でせっかく「放射線の危機」を盛り上げているのに、その国の首相がスーツ姿で現れたらその効果は台無しです。

「スタンリーキューブリックに撮らせた、アポロ月面着陸映像の宇宙飛行士の後ろに、マイクを持った音響技師が映ってしまう」くらいに台無しです。(これ調べると面白いですよ)

私は、慌てふためく者達の顔を是非見てみたい・・・。

■ 菅直人よ、今こそ男を上げる時だ ■

菅首相は日頃、アメリカのご機嫌取りでストレスが溜まっているでしょう。
今回も、ヒラリーやサルコジがいろいろと横槍を入れてくるので、もう切れる寸前でしょう。

どうせ、切れるなら、「スーツ姿で原発を視察」して、日本男児の本懐を遂げるべきです。

それで、ヒラリーに怒られたら、「低線量率放射線は健康に良いそうですよ」と開き直るのも面白いかもしれません。

そんな菅首相が姿がニュースで報道されれば、低落する支持率もウナギ昇り間違い無し!!


以上が、ご託宣の解説でした。