アメリカは米国債の債務上限引き上げで議会が紛糾し、政府機関が一部閉鎖に追い込まれています。10月18日までに決着しなければ米国債がデフォルトしますが、市場関係者で本気でデフォルトを心配している人は皆無でしょう。
ティーパーティー派の議員とて、デフォルトが世界経済の崩壊の引き金になる事は充分に承知しています。彼らはオバマにピストルを突きつけていますが、オバマの手には手榴弾が握られているという構図です。
まあ、これで引き金を引いたら、自爆の道連れ確定ですから、共和党は決してピストルの引き金を引く事は出来ません。最後は適当な所で折り合いますが、米国債デフォルトの影響が大きければ大きい程、オバマが有利なことに変りありません。
最後はオバマが共和党にある程度花を持たせる形で決着すると、誰もが想像しています。
結局デフォルトリスクは限りなくゼロに等しく、仮にデフォルトした場合は、不可抗力では無く人為的にデフォルトが選択された事になります。こういった自爆テロは予測不可能で回避する事は不可能です。
ではデフォルトリスクはゼロかと言うと・・・・・・・・オバマが悪魔で無い限りは・・・ゼロなのでしょう。
今回の債務上限問題は、予算の問題とも重なり、すでに現実に米連邦政府機関の一部閉鎖が始まっているのと、言われていた新100ドル札発行時期にもあたってきているのが、陰謀妄想をかき立てて仕方がないのですが・・・
茶会派は本気で政府の崩壊を期待しているようでもありますし・・・
明日の記事でその辺を考察してみたいと思います。
ちょっと不安になっちゃいますよ^^;)。
ところで別話題ですが。
本日発売の漫画雑誌モーニングに、『いちえふ ~福島第一原子力発電所案内記~』という現場作業員の日常と現実を描いた作品が出てました。作者は現実に作業してきたらしくリアリティがありますね。おそらく興味があるだろうと思い、お知らせいたします。
http://morning.moae.jp/news/475
昔スペインのゴヤの有名な絵に巨人が登場するものがあります。当時フランスのナポレオンが進行し、スペインは恐怖に慄きました。今までは進撃する方だったからです。すでにイギリスにも負けていました。現代の巨人もよく分からい謎に包まれています。力だけは大きく真面に戦えません。特に韓国では小学生からネットでアニメを見ているといいます。
大人の見えない不安と恐怖をアナロジーとして表現しています。どう考えても周囲を大国に囲まれ、同時に攻め込まれれば弱小国家は一瞬に崩壊してしまいます。強国の草刈り場にならないよう必死です。コミックの巨人はいくつかのタイプに別れます。
日本人も深層心理の中で外国勢からの壁を持っています。一件グローバルと言っても、巧妙にバリアーを張り巡らせています。TPPでやや壁が壊れ出しています。日本も決められない政治が長く続きましたが、今はアメリカもEUももたもたしています。韓国も中国も四面楚歌の状態です。マスコミは何処の国でもナショナリズムが誇張され、いたずらに恐怖感を植え付けています。塀の中の人々は文句を言うだけで、実際は保守的で、なにも行動しません。結構残酷なシーンが登場します。やはり今までなかったようなコンセプトです。3Dを活用した制作手法で一昔前のアニメとは随分変わってきました。動きが実写映画のようになめらかでダイナミックです。中国や東南アジアでもネットでスマホですぐに対訳が付いてて見ているようです。おそらく韓国の少年達には人事ではない深い心象心理が表現されているのだと思います。
共和党と言えどもティーパティーを嫌悪している議員も多いので、最後は票が流れると思います。
仮にデフォルトしたとしても、「一部デフォルト」とかいう表現をマスコミが使い出して、市場も敢えて混乱を避けるのでは無いか・・・。
リーマンショック以降のギリシャなどの情勢を観ていると、市場は小さな危機には大きく反応しますが、大きな危機に際しては、市場自体を守る行動に出る様です。事実上破綻していても「知らぬ」ふりを決め込みます。
但し、それにも限度があって、何処かに限界はあるのでしょうが・・・。
日米が逆転してしまいましたね。
ご紹介ありがとうございます。本屋に行ってみます!!
「巨人が人を食う」という描写だけで充分にショッキングですが、巨人の存在自体が「謎」というのが読者を引きつけます。
「宇宙人が人を食う」というのは、まだ論理的説明が可能ですが、突然出現した巨人は「訳分かんない」だけに純粋に恐怖の対象となります。
アニメの戦闘シーンの描写は、動きとタメの繋がりが実に巧みですね。日本のアニメの職人技が生きています。ハリウッドがため息を付きそうな出来栄えだと思います。