楽譜 さん
楽譜さんへのお返事が長くなったので記事にします。似た様な内容を以前「最後に笑うドル」という記事で書きましたが、コレは中東戦争を起こしてドル需要を高めるという内容でした。しかし現状は、中東戦争こそがドル終焉のセレモニーになると私は妄想しています何故、今、イスラエルがハマスを使って自国をワザと攻撃させたのか?(モサドがこんな大規模攻撃を見逃すのはおかしいと、イスラエル国民の多くが考えています)
ドルも米国債もアメリカの負債ですが、同時に世界中が欲しがる金融商品でもあります。
アメリカは米国債を海外に売ることでドルを発行してきましたが、過剰発行によって金融商品としての価値は希釈化してゆく。コレは資産市場のインフ(バブル化)として観測されていましたが、コロナ以降は実体経済のインフレとしてドルの希釈化が進行しています。
他通貨も同時に過剰発行されるので、相対的にドル安は起きていませんが、ドルの魅力を損なう様な事態が起きると一気にドルが売られます。リーマンショック後のドリ安は、ドルの流動性が枯渇した事によってドルのサスティナビリテーに疑問が持たれた事でドル売りが加速しました。FEBの狂った様な信用供給でドルは延命しましたが、結果はリーマンショック以上のバブルの生成と、ドルの希釈化が進みました。
この様にドルに依存したシステムは、バブルの発生と崩壊を繰り返していますが、その裏側で米国の債務残高が巨大に膨らんでいます。
過剰に発行された米国債の価値は、どこかで疑問が持たれる様になりますが、今後はBRICS陣営のドル離れで、米国債の価格が下落し、米国債金利がどんどん上昇してゆきます。既に先週だったか米国10年債が史上最大の下落を記録しました。2022年のピークに比べ、米10年債価格は46%も値下がりしています。(日本は米国債を大量に保有していますが、円安による為替差益が値下がりを見え難くしています。円高に触れたら、金融機関やGPIFはパニックになります)
イスラエル有事で、久しぶりに「有事のドル買い、米国債買い」が発生して、米国債金利も一息ついていますが、金利上昇圧力は今後も継続します。
FRBは利上げ姿勢を崩していませんが、コレはドルと米国債防衛とも言えます。ドルが安くなったら、米国債の実質金利も下がるので米国債売りが拡大します。
なんだかドルと米国債はアルゼンチンの様な状態に見えますが、人々は未だドルや米国債を「特別視」して、リスクを軽視しています。
しかし、米国債金利の上昇(価格の下落)は、それを保有する金融機関や年金基金に含み損を発生させており、そろそろ米地銀が含み損に耐えられなくなるでしょう。「米国債保有=リスク」と認識される様になると、世界中で米国債が売られて、米国債の暴落が起きる可能性が高まります。これに合わせてサウジアラビアや中国が売り浴びせると、米国債はかなりヤバイ事になる。
アメリカはロシアにした様に、サウジや中国の海外資産を凍結して米国債の売却を防ぐでしょうが、コレを見たBRICS諸国は、ドルと米国債保有をリスクと認識して、一気に売ります。
ロシア一国をドル決済から締め出しただけで多くの国のドル離れを起こしたのですから、事ここに至ってはドルや米国債の信用喪失は避けられません。
ニクソンショックの時は、第四次中東戦争による原油価格の高騰が巨大なドル需要を産んで、ドルは延命しましたが、仮にイスラエルとアラブ諸国が大規模な戦争になった場合、アラビアやその他の産油国は自国通貨や元による石油決済を要求するでしょう。
こうして眺めると、「イスラエルがガザに地上軍を派遣して住民を虐殺し始めたら、ドル資産は売り」と私は考えます。
パレスチナ人を虐殺するイスラエルをイランもサウジアラビアもトルコも看過できないでしょう。既にイスラエル軍はモスクを空爆していますが、イスラム教徒にしてみれば、宗教戦争が始まった様に見えるはずです。
爺さんは現実主義者なんじゃ、現実に照らし合わせると、今回のテーマ「紙切れになるドルと米国債」と現実離れし過ぎてちょるナ。アメリカはそんなヤワな国じゃ無いな。底力があり、実践的で、行動力に溢れていると思って見ておる。理由としては、1)米国経済の底力米ドルの基軸通貨の位置付けは変わらない。2)様々な課題を抱えた国だが、投資家を守るルールが確立している。3)政治に配慮(忖度)する風土は無い、4)問題はあるにせよ三権分立(日本より)が保たれている。
爺さんはアメリカの数十倍、我が日本の「紙切れになる円と国債暴落」の方が心配じゃ。その危機は、もうそこ迄来ていると感じておる。今の円安は、マスコミや識者が言っている、「日米の金利差」問題よりも「貿易収支と経常収支の減少」「日本の産業基盤の劣化」「財政ファイナンスの後遺症」(マスコミは書かない)日本の構造変化が原因していると勝手に見ている。金利を動かせない日銀、更に買いオペで財政垂れ流し続けておる。悪性インフレはこれからが本番じゃ。今の「円安」は、未だ「円高」と爺さんは見ておる。円の価値低下は抑えが効かなくなる、爺さんは勝手に1971年の360円迄見ておる。
アメリカは戦争を通して発展、成長を遂げて来た国じゃ。「第二次世界大戦」「朝鮮戦争」「ベトナム戦争」「湾岸戦争」「アフガン紛争」「イラク戦争」
「イスラエルの後ろ盾」戦争を通して新兵器の開発、実戦による性能確認、旧式武器の提供、等を有効に活用して来た。更に、「情報収集、諜報活動の先鋭化」「作戦計画、実戦配備、のシステム化」「兵站ロジスティックスの確立」戦争を中心に、民間企業の競争力を活かし経済力を高めて来たんじゃ。チョトやソットの事で危機的状況に陥いる事は無いと見ておる。
爺さんは、今年8月に71歳を迎えたんじゃ。この先の余生は、余り残されておらんのじゃ。だけど自分では後15年くらいはあるんじゃ無いかと勝手に思っちょる。今の楽しみは現実的な資産運用じゃ、リーマンショック前から続けておる「米国ETF」による投資じゃ。毎月米ドルを買って、株式・債券のETFを買うんじゃ。値上がりも嬉しいが、配当がもっと嬉しいんじゃ。特に債券ETFは毎月配当が来る、今は高金利だから年5%以上の配当が有るんじゃ。債券価格は底値なのでバーゲン状態じゃ。この先金利が正常化すれば価格が上昇してまた儲かる。今迄配当金は円転せず再投資して来たから、複利効果でドル購入の損益分岐点レートは86円じゃ。儲けて楽しく暮らすんじゃ。
現在の世界は、戦後ロックフェラーが構築したシステムの崩壊過程にあると私は見ています。基軸通貨ドルによって、アメリカ中心の世界を運営する一方で、反発する国は武力で押さえつけて来た。強力な軍隊を維持する予算は、米国債を売りまくる事で稼いでいた。
このアメリカ一極主義の裏には、アメリカを資本で支配するイギリスが居る。イギリスが大英帝国時代の莫大な遺産が有りますが、第二次世界大戦を境に覇権国家の座をアメリカに譲った。これはイギリスの人口では世界の消費を支えられない事と、強力な軍隊を維持出来ないからだと私は考えています。
言うなればイギリスのとってアメリカは世界を動かす「道具」ですが、ダボスが提唱する「グレートリセット」は、物質的な豊かさを追求する資本主義を止めて、経済を新なフェーズに移行させようとしている様に見える。これはAIの進化とセットで、AIが進化した時代に、国力は人口や消費の規模では無くなる。如何に高度なAIを使役して、想像もつかない様な技術や価値を生み出す事が国力になる時代が来る。
広大な国土や、人口の多さは、インフラ維持のコストと、AI化による失業者問題によって、むしろ国力を弱める要因になります。
今までは生産と消費において人口は重要なファクターでしたが、これからの時代は人口が国家の重荷になり、失業者の群れは、資源を無題に消費する存在でしか無い。
世界の経営者はコロナワクチンで明らかに人口削減に舵を切っており、西側諸国の人口は将来的に激減する。(私は確定事項だと考えています)
私は高度AI化の時代は、様々な価値観が現在と全く別のものになっていると予想します。15分都市の実験が始まっていますが、自転車で行ける15分圏内で生活の全ての要件を満たす都市計画です。これは移動を制限する事で、エネルギー消費を最小にする試みですが、在宅ワークがこれを可能にします。この様な社会では、車の個人所有は許されないでしょう。そうなると、自動車産業は衰退します。
各国政府が掲げる2030年頃までにガソリン車をゼロにする事は、今の自動車の台数では不可能ですが、自動運転によって車がインフラ化し、さらに移動に制限が掛かった社会では、実現可能な目標です。クラウス・シュワブも似た様な将来展望を語っています。
私は西側諸国はこれから、人口規模を縮小してAIを中心とした社会に変わって行くと予想しています。
一方、バックアップとしてBRICSは従来型の社会がある程度残されるのでは無いか。生産や製造はこれらの国が担い、西側諸国はAIを利用した何等かの方法で、そこから利益を掠め取る。そして、西側諸国の実験が成功したら、世界全体が同様のシステムに移行して行くのでは無いか。
これは大戦後の、資本主義と社会主義の実験に似ています。この時は、社会主義が非効率さゆえに消えましたが、今度は立場が逆転して、西側諸国が「デジタル管理社会」の実験に入るのでは無いでしょうか。
そうなった場合、アメリカという巨大な装置は不便でしか無い。大国が有利だったのは、「人口と国土が大きいと戦争に負けない」という前時代的なルールがあったからですが、これは世界が戦争を前提に構築されていた為で、戦争の原因は資源と市場の争奪だった。しかし、資源や消費市場の価値が低くなれば、侵略戦争は起こりません。最早、強力な軍隊や、広大な国土は、必用無くなる。核兵器による抑止力さえあれば、侵略も防げます。侵略行為があった場合、AIの判断で、自動で核兵器を発射するシステムにしておけば、誰も侵略しようなどとは考えない。
現状は「夢物語」に聞こえるかも知れませんが、AIの進化は加速度的ですから、ダボスは明らかに近い将来にAI革命が起きる事を前提に、新たな世界をデザインしています。私がこの「夢物語」に確信を持ったのは、コロナワクチンによる人口削減を彼らが実施したからに他なりません。その様な強硬な手段を使わなければならない程、変革をすぐ近くまで来ているのでしょう。
そして、この大きな変革の前に、現在の世界のシステムは一度リセットされる。アメリカの覇権主義は、彼らの目指す変革を妨げるからです。
コロナワクチンによって「人口のリセット」は既に実行されています。次は、金融システムと通貨システム、そして不効率な民主主義というシステムがリセットされて行くでしょう。
陰謀論界隈では、国民を4つのランクに分類する様な噂もチラホラ。Dランクは資産保有を認められないとか何とか・・・。まあ生活保護と一緒ですね。ベーシックインカムと組み合わせれば実現不可能では有りません。
アメリカは例えば特許の料金だけでも年間の金額は凄いです。日本の3倍近いのでは?BRICSの国々があつまってもアメリカの足元にも及びません。アメリカが鉱山を採掘しないのは環境問題のため。中国はその点人権無いから楽なんですよね。BIGモーターの社長が会社を丸ごとORIXに売却しても残るお金は50億円近くに成るかも?ってこの間テレビで他人様の金勘定してましたけど、アメリカも似たような感じ。バブルだけど其に負けないくらい資産(人的にも)が有ります。
ロシアですら何とか成ってますから
困るのは日本、ウクライナに、イスラエルにアメリカ合衆国気を取られているうちに台湾に習近平がかっさらって行きそう。そうなると太平洋は中国の物だわ。困った困った。
1. ドル-円は遠からず円高に転換します:
ドル円が反転急落するのはいつなのか/有川和幸さん【キラメキの発想 8月28日】
https://www.youtube.com/watch?v=49SslXn7XyA
2. アメリカ株は既に下降トレンドに変わっています:
アメリカ株指数の反発は「もはや、これまで」という可能性アリ/実践!エリオット波動 有川和幸さん
https://www.youtube.com/watch?v=V6XlbsPtzHA
3. ドル建て日経平均はアメリカ株と連動しているので、アメリカ株が暴落したら日経平均も暴落します。
日経平均上昇の鍵はS&P500(SPX)とドル円/有川和幸さん【キラメキの発想 6月26日】
https://www.youtube.com/watch?v=mmm3OU-nio8&list=PLbeeewhOVN3ZOHGCnxY0IlcCNaWFxs2rI&index=2&t=245s
4.日経平均も既に暴落を始めました。
ダブルスリーの真実 エリオット波動で分析する日経平均/実践!エリオット波動 有川和幸さん
https://www.youtube.com/watch?v=mH9geuSAJM4
日米株価は下落の第2章のC波に突入したか マーケットの坑道のカナリアは警告する /実践!エリオット波動 有川和幸さん
https://www.youtube.com/watch?v=1H9hGkW01sg
私は陰謀論大好き人間なので「何かスゴイ事が起こる」と日々妄想して生きています。ですから予測も陰謀論的願望が入りまくります。(あしからず)
日本円とドルとどっちが安全かという問いは意味を為さないかも知れません。ドルや米国債にもしもの事があれば、ほぼ全ての通貨や国債の価値が一時的に暴落(高率のインフレ)します。コレ、債務残高が膨らんだ各国政府にとっては「インフレ税の徴収」に他なりません。預金と高齢者の年金が無価値になり、一方で国の実質債務も圧縮される。過去に何度も起きているので、ドルだから起こらないという事はありません。
別にアメリカの技術力が高かろうが、人的資源が豊富だろうが関係無く、通貨の価値を損なう様な国債や通貨の過剰発行の末路はいつも同じです。特に米国債はアメリカ以外の国での保有高も高く、その売却をアメリカがコントロールする事は難しい。仮に売却を制限した場合、米国債の流動性が失われるので、米国債を誰も買わなくなり、結局国債市場で米国債が暴落して金利は一時的に発散します。
アメリカは債務上限を設けて、米国債の過剰発行に歯止めを掛けているという体裁は取っていますが、コロナ対策やウクライナ支援で、最近は債務上限に直ぐに達してしまい、その度に共和党が妥協して上限を引き上げるので、シーリングは無いに等しい。
一方、BRICS諸国がアメリカや西側とデカップリングすると、ドルや米国債の需要は一気に収縮します。面白い事に、トランプもバイデンも中国とデカップリングしようと必死です。コレはドルや米国債需要を低下させているに等しい。
今回のハマスの攻撃をイスラエルが見逃した事に対して田中宇氏が面白い意見を述べています。ネタニヤフは、パレスチナとの人質交渉を通じて、中東諸国と関係改善をするのでは無いかと彼は買いています。
確かに、今回のイスラエルの反撃は非常に自制的で、大規模に軍を動員してはいますが、その運用は限定的です。
ネタニヤフは確か2015年頃からロシアを何回か訪問しています。この頃、サウジアラビアもロシアの防衛システムの導入検討でロシアと関係を深め、その後は産油国同士として原油価格をコントロールする仲になっています。
この動きの裏にはアメリカ軍の中東からの撤退が存在するのでは無いか?イスラエルはアメリカを用心棒として雇っていましたが、コレが無くなった時に周辺アラブ諸国との関係が悪化すると国家存亡の危機に陥ります。
2023.10.09
https://www.thutmosev.com/archives/301773ew.html
関連動画が記事下にあります
数字を客観的に比較すると
23年10月7日早朝に始まったハマスによるイスラエルへのロケット弾攻撃は多数の犠牲者を出す大規模戦闘に発展し、双方が攻撃を継続し被害が拡大しています
イスラエルのメディアによるとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍との大規模戦闘でイスラエル側の死者は250人に上った
イスラエル軍によるガザ報復空爆で、ガザ保健当局はパレスチナ人232人が死亡したと発表しており、死者は計500人以上になり負傷者も合わせて両者で3千人を超えた
21年5月にイスラエルとパレスチナを巡ってロケット弾や空爆の応酬が10日間ほど続きパレスチナ側だけで200人以上が亡くなっています
20年から21年にかけてパレスチナ人の武器による襲撃はあったが大規模ではなく、2022年から報復とみられるイスラエルへの攻撃が活発になった
22年11月23日にエルサレムで混雑するバス停で連続爆発があり少年1人が亡くなり20人ほどがケガをし。イスラエル当局はテロと断定した
イスラエル軍は23年5月9日に数回にわたる空爆を実施し、イスラム過激派組織「イスラム聖戦」の幹部3人が亡くなったと発表したが民間人も多数被害が出ていた
23年4月5日にエルサレムにあるイスラム教聖地のアルアクサ・モスクで、イスラエル警察とパレスチナ人との衝突が起きていてパレスチナ人に被害がでた
翌4月6日には隣国レバノンから34発のロケット弾が撃ち込まれ、イスラエルはイスラム原理主義組織ハマスによるものだと発表した
イスラエルのネタニヤフ首相は「敵は侵略行為の代償を払うことになる」と報復を宣言し、イスラエル軍はガザ地区とレバノン南部のハマス関連施設を攻撃した
最近の衝突は22年から始まっているが同年1月から12月までのパレスチナ側の被害は西岸地区で126人、ガザ地区で51人なのに対しイスラエル側はバス停爆発を含めて死者数人といったところでした
公平に数字を比較するとイスラエルの警察や軍によるパレスチナの被害はイスラエルの被害の100倍に達していて、この辺の不満が今回の総攻撃に至った動機ではないかと推測できる
被害者が加害者になる図式
今回のハマスによる大規模攻撃は23年10月7日のロケット弾発射で始まり、続いてハマス兵士多数がイスラエル側に侵入していた
イスラエル軍は多数の市民や兵士がイスラエル領内に侵入したハマス戦闘員らに拉致され、一部がガザ地区内に連行されたと発表している
イスラエル軍は「あらゆる選択肢を排除しない」とし、空爆に加えて地上侵攻の可能性に言及している
イスラエルのネタニヤフ首相は10月7日夜に報復宣言を発表し、米バイデン大統領はホワイトハウスで演説し「米国はイスラエルと共にあり支援を惜しまない」と強調した
バイデン大統領はネタニヤフ首相と電話で協議しイスラエルに弾薬などの武器の供与を10月8日から始める約束し、さらなる支援も表明した
オースティン国防長官は抑止力強化を目的に、原子力空母「ジェラルド・フォード」の空母打撃群を東地中海に派遣、空軍の戦闘機飛行隊を補強する措置を命じた
バイデン大統領は7日の緊急演説で「テロを正当化することは決してない」とハマスを非難し、イスラエルを全面支持する意向を表明した
だが今まで数年間の客観的な数字を見るとイスラエル軍や兵士によるパレスチナ人の死者が数十倍から100倍以上に達していて、今回の分を含めてもイスラエル側の死者は少ない
10月8日までにイスラエル側とパレスチナ側合わせて1100人以上が犠牲になり、イスラエルメディアによると、イスラエルの犠牲者は700人以上に達している
またハマスはイスラエル領内から100人近い一般市民や兵士を拉致していると報じていて、人質として交渉材料に使うと予想されています
隣国のイランは最初からパレスチナとハマスを支持しているが、今回もライシ大統領はイスラエルへの攻撃を「勇敢だ」と称賛した
おそらくハマスの兵器の多くをイスラエルが提供したと考えられ、イランはロシアに自爆ドローン1000機以上も輸出していた
イスラエルはイランが核兵器を開発しているとして何度か空爆していて、アメリカもイスラエルによる空爆を支持したり容認していた
ライシ大統領は「パレスチナの正当防衛を支持する。パレスチナの人々は戦場において間違いなく勝者だ」とイラン国民にパレスチナ支持を呼び掛けた
一方ブリンケン米国務長官は「今回の攻撃にイランが直接関与したという証拠は確認していない」と述べた
イスラエルは第二次大戦後に欧米諸国がユダヤ人を厄介払いするために建国した国で、その為にパレスチナは国土の大半を占領された被害者だった
中東のクルド人も似たような経緯で国土を奪われて流浪の民になったが、今では被害者を装って世界中で密輸や犯罪行為をするギャング団になっている
こうなると被害者が加害者に代わり同調するのはイランやロシアのような”テロ仲間”だけになって益々世界の中心国からは排除されかねない
攻撃を受けたイスラエルのテルアビブ、だがその前にイスラエルの攻撃でパレスチナ人が100倍も亡くなったのでイスラエルが”被害者”というのは公平ではない
https://www.youtube.com/watch?v=no1RR_RZ8L4
イスラエルによるモスク冒涜への報復としてハマスがイスラエル領内を大規模攻撃
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202310080000/
ハマスの戦闘員が10月7日、イスラエルを陸海空から奇襲攻撃した。数百人の戦闘員がイスラエル領へ侵入したほか、ガザからイスラエルに向かって5000発以上のロケット弾でテルアビブの北まで攻撃され、約250人が死亡、約1600人が負傷したと伝えられている。この攻撃をイスラエルの情報機関は察知できず、軍は迎撃できなかった。攻撃の目的は「アル・アクサの洪水」という作戦名が示している。
アル・アクサ・モスクは「神殿の丘」にあるイスラムの聖地。今年4月5日にはイスラエルの警官隊がモスク内へ突入、怒ったパレスチナ人はガザからロケット弾を発射し、イスラエルが報復としてガザを空爆するという事態に発展した。「ラマダーン」(今年は3月22日から4月20日)を狙っての襲撃だったことから、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は新たな戦争を目論んでいるのではないかと言われていた。
ユダヤ教の「仮庵の祭り」(今年は9月29日から10月6日)に合わせて832人のイスラエル人が10月3日、イスラエル軍に保護されながらアル・アクサ・モスクに押し入っている。イスラエル軍は60歳未満のイスラム礼拝者がモスクへ入ることを禁じた。
こうしたイスラエルのモスク冒涜に対する報復だということをハマスは表明したと言えるだろうが、もうひとつ興味深い話が伝えられている。ハマスが使った武器はウクライナから手に入れたというのだ。アメリカ/NATOがウクライナへ大量に供給した兵器の約7割が闇市場へ流れていると言われているが、そうした武器だというのである。
イスラエルはガザに軍隊を侵攻させるという見方もあるが、そうなると激しい市街戦が展開されることになる。すでにイスラム世界ではハマスの攻撃を支持する大規模なデモが行われていることを考えると、イスラエルに対する反発はさらに強いものになるだろう。
攻撃するにしても、イスラエル軍は地上軍を侵攻させない可能性が高い。2006年7月から9月にかけてイスラエルの地上部隊がレバノンへ侵攻した際、ヒズボラに敗北しているからだ。イスラエルが誇る「メルカバ4」戦車も破壊されている。
2023.10.09XML
イスラエル沖の天然ガスをEUへ運ぶためにはガザが邪魔な西側の私的権力
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202310090001/
今年に入り、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相はパレスチナ人に対する挑発を強めた。すでに本ブログでも書いたように、そのターゲットをイスラムの聖地であるアル・アクサ・モスクだ。今年4月5日にはイスラエルの警官隊がモスク内へ突入、10月3日にはイスラエル軍に保護されながら832人のイスラエル人が侵入、イスラエル軍は60歳未満のイスラム礼拝者がモスクへ入ることを禁じている。ネタニヤフ首相が新たな戦争を望む目的はあるのだろうか?
ハマスの奇襲攻撃をイスラエルの情報機関は察知できず、軍は阻止できなかっただけでもネタニヤフ政権にとっては失態だが、ハマスが使った武器はウクライナ政府が闇市場へ流した一部だという話もある。
アメリカ/NATOがウクライナへ大量に供給した兵器の約7割が闇市場へ流れていると言われているが、そうした武器の流れをアメリカ側が把握しているとする見方もある。
イスラエルは日本と同じように、アメリカやイギリスのFOB(前方作戦基地)だとする見方がある。日本のミサイル配備計画もこの見方で考える必要がある。
イスラエルと日本はサウジアラビアと同様、イギリスによって作られた。イギリスの戦略を引き継いでいるのがアメリカだ。ネオコンはウクライナもFOBにするつもりだったと言えるだろう。
ネタニヤフ政権の挑発行為はウクライナ情勢と関係があるという見方もできる。ウクライナのビクトル・ヤヌコビッチ政権をクーデターで倒してネオ・ナチ体制を樹立した。天然資源や耕作地を抑え、EUとロシアを結びつけていたパイプラインをコントロールしようとしたのだが、EUは弱体化したものの、ロシアは中国に接近、中国はクーデターを見てアメリカの危険性を認識する。その後、ロシアと中国は戦略的同盟関係を強めていく。
アメリカ/NATO/ウクライナは昨年3月、ドンバスに対する大規模な攻撃を計画していたとする文書が出てきたが、その直前、2月24日にロシア軍はウクライナに対するミサイル攻撃を開始。航空基地、レーダー施設、生物化学兵器の研究開発施設などを破壊したほか、ドンバスに対する大規模な攻撃を始めるために集結していたウクライナの軍や親衛隊などを壊滅させ、この段階でウクライナ軍の敗北は決定的だった。
そこで停戦交渉が始まるのだが、仲介役のひとりがイスラエルの首相を務めていたナフタリ・ベネット。双方は妥協に応じ、停戦は実現しそうだったと後にベネットは語っている。
2022年3月5日にベネットはモスクワでウラジミル・プーチン露大統領と数時間にわたって話し合い、ゼレンスキーを殺害しないという約束をとりつけ、その足でドイツへ向かう。オラフ・シュルツ首相と会談したのだが、その3月5日にゼレンスキー政権の交渉チームに加わっていたデニス・キリーエフをウクライナの治安機関SBUのメンバーが射殺した。クーデター直後からSBUはCIAの下部機関化しているので、アメリカ政府が殺したと言えるだろう。
ベネットは2022年6月に首相を退任、ネタニヤフが首相に就任したのは22年12月のことである。
トルコを仲介役とした停戦交渉もアメリカとイギリスは潰し、アメリカ/NATOが戦闘の中心的な存在になっていくのだが、ロシア軍が優勢である状況を変えられない。しかもドイツとロシアはバルト海に建設した2本のパイプライン「ノードストリーム(NS1)」と「ノードストリーム2(NS2)」でつながっている。
ドナルド・トランプ政権下の2020年7月に国務長官のマイク・ポンペオはNS2を止めるためにあらゆることを実行すると発言、ジョー・バイデン政権になってからもそうした姿勢に変化はなく、2022年1月27日にビクトリア・ヌランド国務次官はロシアがウクライナを侵略したらNS2を止めると発言している。2月7日にはジョー・バイデン大統領がNS2を終わらせると主張し、アメリカはそうしたことができると記者に約束した。そして2022年9月26日から27日にかけての間にNS1とNS2が破壊された。この破壊をシュルツ独首相は事前に聞いていたとする情報も伝えられている。
こうした状況になってもEUは高コストのアメリカ産天然ガスへ切り替えることはできず、今年1月から7月までの間にEU諸国がタンカーで輸入したロシア産LNGは昨年の同時期に比べて40%増加した。ロシアに代わる新たな供給源をアメリカは必要としている。
2010年、イスラエル北部で推定埋蔵量約4500億立方メートルの大規模なガス田を発見したとノーブル・エナジーが発表した。USGS(アメリカ地質調査所)の推定によると、エジプトからギリシャにかけての海域には9兆8000億立方メートルの天然ガスと34億バーレルの原油が眠っている。ビル・クリントン元米大統領はノーブル・エナジーのロビイストだった。このエネルギー資源をキプロス経由でヨーロッパへ運ぶという計画がある。
ノーブル・エナジーはヒラリー・クリントンに選挙資金を提供していた。そのヒラリーをジョージ・ソロスが操っていることは2016年に漏れた電子メールで明らかにされたが、そのソロスはロスチャイルド金融資本と結びついている。
イギリスのロスチャイルドを率いているジェイコブ・ロスチャイルドが戦略顧問として名を連ねている会社、ジェニー社はイスラエルが不法占拠しているシリア領のゴラン高原で石油開発を目論んでいることも知られている。
続きです。
別に米国債が暴落しようが、ドルが暴落しようが、アメリカの国土と国民はアメリカから消える事はありません。米国債は連邦政府の負債ですし、ドルもFRBの負債なので、連邦を離脱してしまえば、アメリカはキレイな身となります。後はいくつかの州が集まって新しい連邦を構成すれば良い。メキシコ、カナダとEU型の北米連合を作って新しい通貨を発行しても良い。
私はアメリカが崩壊するとすれば、民主党支持者と共和党支持者の対立の激化による内戦が原因になるかと思います。大統領選挙の開票結果で絶対に揉める。今回はロバート.ケネディーjrが無所属で立候補した事で、激戦州で表読みが難しくなり、双方選挙結果に納得が行かない状態になる。
更には新型コロナウイルスとワクチンの疑惑追及で、各国政府への疑惑も高まります。オミクロン株を解析した宮沢ー田中論文が話題になっていますが、オミクロン株は人為的に一部便だけ武漢株の塩基配列に置き換えたバリエーションが大量に存在している事が明らかになった。コレは明らかに人為的操作で、機能獲得実験を現実の社会を使ってやったに等しい。海外のメディアもこの論文を取り上げているので、今に世界中の人たちが「新型コロナウイルスは実験室で作られてばら撒かれた」と考える。そしてワクチン接種者のガンなどによる死亡が隠せないレベルに達したら「人口削減を政府が仕掛けた」と考える人が増えます。
面白いのは遺伝子操作の痕跡がハッキリと分かるオミクロンシリーズをワザと撒いて、ウイルスが人口的に操作されたものである証拠を明確にしている事。コレは「隠す気が無い」という事で、各国政府の信用を損なう事態をあえて招いています。
ダボス会議がどれ程の影響力を持つか分かりませんが、彼らが仮に世界の経営者のスポークマンだとしても、クラウス.シュワブはグレートリセットで既存のシステムを破壊すると宣言しています。その対象は、資本主義や民主主義にまで及んでいます。
私はコロナワクチンの現状を見るに、彼らは隠すことすらしていない。まさに有言実行だと確信した。
グレートリセットが実行される場合、ドルや米国債が、今のまま残されるだろうか?戦後世界システムの中心だったアメリカが今のまま覇権を維持できるだろうか?
「陰謀論者の夢」に過ぎませんが、警戒するに越した事は無いと考えています。
バブルは意図的に作られて、その崩壊の過程で、様々な状況変化をもたらす。日本のバブル崩壊によって日本の株式市場のメインプレーヤーは海外勢になった。日本企業の多くは外資の傘下に入った。
リーマン.コロナバブルも意図的に作られて、その崩壊過程で市場や社会が大きく変わるでしょう。バブルがいつ崩壊するかは「仕掛人」にしか分かりません。世界大恐慌の時は株式投資用の資金の金利を急激に上げた事で投げ売り状態を作った。仕掛けた連中は濡れ手に粟で暴落した株を買い漁り、アメリカ企業を資本で支配した。
バブル崩壊のトリガーは、金利上昇や通貨供給量を絞る事で引かれる。FRBはインフレ率の上昇を理由に強気に金利を上げているが、今はドル高要因の金利上昇も、どこかで市場の大崩壊の原因になる。
注目すべきは米国債金利で、どこかの時点で米地銀の多くが耐えられなくなる。それが「いつ」なのか分かれば大儲け出来るが、コレだけは、なかなか分からない。確かにファンダメンタルで予想は難しい。どこで誰がトリガーを引くなど、知る由もない。
エリオット波動で果たして予測可能かも私には分かりませんが、「仕掛」に共通性があれば、数値解析は可能とも言えます。少なくとも危機の兆候を視覚化出来る。
私は投資とは無縁で、「お金は使うもの」というのがモットーですが、投資をされている方は、昨今の目まぐるしく変わる世界情勢に、お疲れの事と思います。
円安のうちに手仕舞いしてというのが正しいと思いますが、見切りを付けるのも難しい。
息子はポケモンカードを買って、数倍に跳ね上がったと喜んでいましたが、売り時を逃したら、元の価格に一瞬で戻ってしまったと凹んでいました。投機という意味においては現在の市場は全く変わらない。上がるから買われ、下がるから売られる。アナリスト達が尤もらしい解説をしていますが、短期的な値動きの材料に過ぎず、結局最後は金利の上昇によって信用収縮が起きればゲームエンド。
皆様が来る荒波を無事に乗り切る事を祈って。
イスラエルの反撃は始まったばかりですが、10倍返しのイスラエルにしては自制的で、双方の死者数が今の所、ほぼ同程度。
第四次中東戦争に事実上敗れたイスラエルが、ガザでの大量虐殺という賭けに出るのか….。まあ、核の恫喝というカードは有りますが、コレを切るのは難しい。
イランとイスラエルが一発触発、それをエジプトとサウジが仲裁なんて結末がシックリしますが、問題は原油価格。
米軍は空母機動部隊を地中海に展開しましたがプーチンが「アメリカが介入したらロシアはパレスチナに付く」と発言して、身動きが取れない。大国同士の直接戦闘は世界大戦に繋がる。
最近のアメリカは火を付けて、後は応援に回って、直接介入しない。コレはコレでタチが悪いが、それを繰り返すと、世界に足元を見られる。