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経済の最新情勢から、世界の裏側、そして大人の為のアニメ紹介まで、体当たりで挑むエンタテーメント・ブログ。

経済風物詩・・・ 米債務上限引き上げ

2013-09-26 02:03:00 | 時事/金融危機
 

日本は秋の長雨のシーズンです。

秋の長雨は梅雨と同様に、太平洋気団とシベリア気団の勢力が拮抗して

日本上空うに気圧の谷が出来る事で前線が停滞します。

一方、アメリカでは議会で民主党と共和党の勢力が拮抗して

経済に停滞前線が度々発生します。

今年も「米債務上限引き上げ」をめぐり両党は一歩も譲らず

市場関係者は不安な面持ちで議会の雲行きを見つめています。

大方の見方は「いつかは晴れる」と楽観的ですが

長雨の末期の雷雨や突風には注意を払っています。

日本市場は長引く曇り空で、洗濯物も湿り気味ですが、

アメリカは乾燥機の普及した国ですので、

市場は強引にカラリと乾燥しています。

ただ、不測の停電に備え、ここ数日は洗濯を控えているのか相場が下げています。

ここぞとばかりに溜まった洗濯をする者や、

大物を洗う人達も居るのがアメリカならでは。

はてさて、米経済の空が晴れるのは何時になるのか、

市場は空模様を眺める展開がしばらく続きそうです。






さて、恒例化したアメリカの債務上限問題。誰もが流石にデフォルトは無いと思っていますが、それでも市場は緊張気味。ダウも日経平均も下げています。こういう時、強気筋は色々と仕込んでいそうですが、前回はS&Pが米国を格下げしたにも関わらず、債務上限引き上げ後に米国債金利が下がるという不思議な現象も発生しました。

まあ、いつもながらの茶番劇と言えますが、気掛かりなのはオバマが強気な姿勢を崩していない事。実質的な交渉はルー財務長官が色々やっているのでしょうが、民主・共和両党の顔を立てた状態での手打ちを探っているのでしょう。

国の信用を賭けてチキンレースをしている様なものですが、ブレーキのネジが外されていない事を祈るのみです。



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