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『ケインズVSハイエク』の第二ラウンドを見つけました。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=-65T-ZqINwI#at=534
ケインズは後世に間違った解釈を受けていますよね。彼は政府の介入の効果も、そしてその限界にも自覚的でした。
オーストリア学派も、シカゴ学派に引き継がれる時点で、本質や目的自体が180度変質してしまいました。
この二つの「勘違い」が現在の状況の元凶なのかも知れませんね。
第一ラウンドはこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=3EkcQJkudoY
7月は日韓スワップ協定の終了を迎えるそうですから、これから大変なんでしょか?
アメリカの自動車販売は、サブプライム並み貸し付けをしているそうですが、自動車会社の金融部門が貸し付けしているんでしょうから、返済が滞ると大変なことになるんでしょうか。
自動車ローンがゼロ金利では、債券を売り払う事も出来ないのでは・・・それとも、怪しげな金融商品に混入しているのでしょうか???
問題は金利というよりも、審査の甘さですね。それでも、払えなくなったら自動車を取り上げて中高市場で売却すれば良いので、住宅よりは担保の流動性は高いのかも知れません。自動車の価格自体は安定していますし。
何やら色々とキナクサイ世界経済ですが、どこから次の危機が発生するかは、プロでも予測は難しいのでしょう。だからブラックスワンと呼ばれるのですね。
明らかにハイエク寄りの内容ですが・・・映画並みのクオリティーで政策費は確かに安くない。
ネットプロパガンダとしては効果的ですが、アメリカの大衆がこれを見てもね・・・・。
本当に不思議です。
中国は先日の米中首脳会談で何が話し合われたのかが気になります。太子党で、上海閥の流れを汲む習近平だけに、銀行屋の手先と見るべきなのか・・・。
ただ、中国で大規模なクラッシュが発生したら、共産党1党独裁体制の維持が難しくなり、むしろ人民解放軍のクーデターで、かつての軍閥割拠の時代のように、解放軍の管轄単位で中国は分裂するかも知れません。
最後の共産主義の大国中国が、軍事独裁の分割国家となり、それらも徐々に民主化して行くならば、それは南米や中東がかつて歩んだ道のりに近いものを感じます。
これが一気に民主化が進めば、旧ソ連型になるのか・・・。
いずれにしても世界のグランドデザインの大変革の前には、経済クラッシュなどは道具に過ぎないのは歴史が物語る所では無いでしょうか。