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大地震は予知されていた?!・・・HAARPの正体とは?

2011-03-14 04:46:00 | 時事/金融危機





■ HAARP(ハープ)って何? ■

上の写真は、アラスカの平原に林立するアメリカの巨大アンテナ郡、「HARRP」です。

陰謀論の世界では「アメリカの地震兵器」として有名な存在ですが、私は地震を人為的に発生させる装置など、荒唐無稽で信じられるものではありません。

しかし、HAARPか地震と無関係かというと、をれは否定出来ません。
HAARPの観測波形が多くの大地震の前後に異常値を示している事が指摘されているからです。


Wikispediaによれば、HAARPとは以下の様に説明されています。

「高周波活性オーロラ調査プログラム(こうしゅうはかっせいオーロラちょうさプログラム、英: High Frequency Active Auroral Research Program、略称:HAARP)は、アメリカ合衆国で行われている高層大気研究プロジェクトである。」

「アラスカ大学と空軍、海軍、DARPAの共同研究であり、大出力の高周波を電離層に照射して活性化させ、電離層の挙動や無線通信等への影響を調査することが目的であると説明されている。照射施設はアラスカ州・ランゲル・セントエライアス国立公園の西にあるOTHレーダーの跡地に建設されたとの事です。」

■ 東北関東大地震を予測した人がいる ■

HAARPの観測波形はオーロラだけで無く、地殻変動の影響を受けていると考えている人達も胃増す。

下のブログは今回の大地震をHAARPの観測波形から予測しています。

「HAARPに地震波か?」
http://quasimoto.exblog.jp/14408281/

<引用開始>

先ほどHAARPモニターを見ると、かなり大きな地震電磁波をとらえていた。これは最近見かけた中では最大クラスである。近々地球上のどこかで大きな地震が起こりそうである。あるいは、噴火活動かもしれない。3カ所のデータがほぼ同程度の強度であることから、アラスカHAARP群に垂直な方向、アジア日本を通る大円方向である可能性がある。

ここ最近のパターンを見ていると、地球が強烈に強い太陽風にさらされた後(つまり、インダクションメーター画面が全面ピンク色になる時期の後)、マグネトメーターにかなり大きな地震電磁波と思われる乱れがきている。このことから、確かに太陽風が巨大地震の原因であるという説もあながち否定できないのかもしれないと思う。

<引用終わり>

この時HAARPの観測波形に現れたのは、下図の様な兆候です。


 

地震の直前に地震雲が現れたり、ラジオ放送が影響を受けるという話は昔から知られています。「日本沈没」でも日本上空にオーロラが現れるというシーンがあります。

HARRPは地震予知用の装置ではありませんが、オーロラは太陽風と地磁気の相関によって現れる現象です。

HAARPによるオーロラの観測は、間接的に地磁気の観測に繋がり、地磁気の変化は地震に先行して発生するのかも知れません。

陰謀論から始まったHAARPと地震の関係ですが、意外と将来、HAARPの技術から地震予知が可能になるかもしれません。

週明けの市場動向に注目・・・地震の影響は?

2011-03-14 04:23:00 | 時事/金融危機


■ 週明けの市場動向に注目 ■

震災で苦しむ人々を尻目に、マネーゲームに興じる連中がいる事も世の実態です。

投資やマネーの世界は冷酷です。
週明けの東京市場の、株、為替、債権がどういう状態になるのか?


■ 株価 ■ 

株は暴落で始まるのでは?
保険株、金融化株、自動車、石油、原子力などの株が広範囲に売られそうです。

1万円割れは必至ですが、どこまで下がるのか?
サーキット・ブレーカーが発動して、取引が一時中断という事態も起こりそうです。

金曜日の地震当日も、証券会社のディーラー達は余震で揺れる中、売り注文を出し続けた様ですし、「相場の世界の住人」に人情を求めるのは所詮無理な注文でしょう。

■ 為替 ■

円は、保険関係が支払いの為に海外資産を売却して円に換金する為に「円高」に振れると予想されています。海外の投資家やヘッジファンドが尻馬に乗って荒稼ぎするでしょう。

日銀と財務省は断固として円高と戦う決意を表明しています。

今こそ「伝家の宝刀、為替介入」を振るう時でしょう。

■ 債権 ■

保険関係が日本国債を売るか、米国債を売るかで動向は微妙です。

いずれにしても、海外の再保険会社が米国債を手放すでしょうから、阪神大震災の時の様に、米国債に下落圧力が掛かります。

為替介入で得たドルを米国債の買い支えに回すと・・・我々日本国民としては何とも情けない気分になるでしょう・・・。

自然の力・・・M9のもたらすもの

2011-03-14 02:59:00 | 時事/金融危機



■ 言葉も出ない地震の被害 ■

今回の地震で被災された方にお悔やみ申し上げます。
又、現地で救援活動に当たられている方々の安全を願っております。

迫り来る津波。
一面に広がる瓦礫。
折り重なる車。

我が目を疑う様な映像が刻々と流れています。
風光明媚な東北の沿岸地帯が、見るも無残な姿となってしまいました。

「津波」には慣れているはずの三陸での被害者の多さに、ただただ唖然とするばかりです。

■ 新浦安は大変な事になっていた ■

今回の地震は私達の身近にも様々な影響が出ています。

交通機関のマヒによる「帰宅難民」が初めて現実のものとなりました。東京からご自宅まで歩かれた方も沢山いらっしゃるでしょう。

首都圏で地震被害の顕著なのは、湾岸の埋立地では無いでしょうか。TVでもディズニーランド周辺の液状化現象を報道していましたが、ジョギングのルートを変更して現地に行ってきました。今回は中二の娘を自転車で伴って、地震被害のフィールドワークです。

冒頭の写真は新浦安駅にほど近い、「新浦安北郵便局」の入っている比較的新しいビルの外装です。ほぼ全ての窓間の壁面にクラックが入っています。

周囲の建物が古いマンションも含め、ほとんど無傷だった事と対照的に、このビルだけ著しい損傷が見られました。揺れの振動モードとビルの振動モードが共振してしまったのか、或いは建築上のミスなのかは定かではありませんが、震度5程度の地震で最新の建築に此れほど目立った被害が出るのはちょっと異常です。

■ 液状化の恐怖 ■



新浦安駅前も液状化で大変な事になっていました。

上の写真は新浦安駅のロータリーですが、舗装が陥没して一面水と細かい砂でドロドロです。


液状化とは埋め立て地など地下水位の高い砂地で多く発生します。
水を含んだ砂は通常は砂同士の摩擦力で固定されています。ここに繰り返し振動を与えると砂粒同士がせん断され体積が減少します。この時染み出した水の圧力が砂の応力を超えると一気に地盤が液状化します。

液状化した地盤の上に舗装などの構造物が載って居れば、漬物石の様にその周囲に液状化した砂と水が噴出する事になります。



試しに噴出した砂を足で揺すってみると、見る見るうちに水が染み出して、液状化してしまいました。

新浦安の液状化のYoutube画像が多数アップされています。
その一例です。
http://www.youtube.com/watch?v=u0Di7vpM3TU




液状化した砂は歩道のコンクリートブロックの隙間からも噴出し、車留めもこの通り、砂に埋もれて傾いています。



流動化した地盤は、高い所から低い所、圧力の高い所から低い所へと一気に流れ出し、イトーヨーカドーの入り口もこの通り、地盤が沈降して浮き上がっています。




ビルなどの建築物は地中深く打ち込んだ基礎に支えられていますので、地盤が液状化しても影響を受けません。

しかし、ブロック塀や民家、自動販売機などは地面の上に乗っているだけなので、地盤が液状化すれば当然傾いてしまいます。

多くの自動販売機が傾いたり倒れたりしています。そして、交番までが傾いています。



民家のコンクリート塀は一瞬にして支えを失いまうので、上の写真の様に多くが傾いたり、一部崩壊したりしています。

このように液状化の起きる埋立地においては、地震の際は基礎の浅い構造物は倒壊する危険性があり大変危険です。

■ 天を突くマンホール ■





そして最もショッキングなのだマンホール。地面から1m以上突き出しているものもあります。

マンホールは地下の下水管と繋がっています。液状化した地盤の中で下水管がどうなったのか想像も付きませんが、現在新浦安の多くの地域で、断水、下水、ガスなどのライフラインが途絶しています。

ポリタンクやバケツを手にした市民が、小学校の校庭の給水車に列を成しています。

■ 川一つ隔てて被害は皆無 ■

ニュースでも取り上げられていた舞浜地区の高級住宅地の街路は液状化の被害が甚大ですが、見明川を渡ると、液状化の痕跡は一切ありません。

浦安市全体が江戸川の三角州の上に出来た町で、地盤の弱い地域と言われていますが、古い埋立地は排水が良いのか液状化は起こっていません。

■ 古い埋立地でも液状化は発生する ■



ところが、私の住む習志野市では昭和40年代に宅地化された古い埋立地でも液状化が発生し、住宅地の道路が砂と水に埋もれました。

どうやら、液状化は地下水位と土質によって発生する様です。

■ 街の復興を願います ■

ディズニーランドがある事から舞浜や新浦安は人気の高い地域です。街路も整備されていて、マンションも人気がありました。

現在の新浦安周辺は、噴出した細かい砂が乾いて路面を覆い、車が濛々と砂煙を巻き上げながら走っています。30年前、この地が一面砂漠の様な埋立地だった頃を思い出さずにはいられない光景です。

私の友人も多く住んでいる新浦安の、一日も早い復旧と復興を願っています。