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普通のインフルエンザで騒ぎ過ぎ

2009-05-18 14:22:00 | 危険なワクチン
■とうとう国内で人から人へ感染し始めた■

先週までは成田空港の検疫で数人が引っかかる程度でしたが、
先週末からとうとう日本でも「人から人への感染」が広がり始めました。

当たり前と言えば、当たり前で、
GWにアメリカなど感染地域に大挙して出かけて行った日本人が、
帰国して、その一部の方は症状が出ていなくても当然感染している方もいます。
潜伏期間が1週間では、たとえ発病したとしても、
成田での検疫には引っかかるハズがありません。
現在、日本ではインフルエンザの感染者がぞろぞろ街を歩いている状態かもしれません。

GWから一週間で、アウトブレイクというのは、まさにピッタリのタイミング。
5月半ばに国民が大挙して海外に出掛ける国なんて日本以外ありませんから、
メキシコ・アメリカ・カナダという北米の国々に後に、
日本が堂々と感染者数 第4位として急浮上してしまいました。

■ 弱毒性で騒ぎ過ぎ ■

しかし、マスコミも騒ぎ過ぎですね。
所詮、弱毒性のインフルエンザですから、いわゆる季節性インフルエンザと大差はありません。
インフルエンザの感染ピークは冬季で、乾燥がウィルスの伝播を手助けします。
これから梅雨を迎える日本では季節性インフルエンザ程の感染拡大は、
多分起こらないと思います。

さらに、弱毒性ですから、健常な若者が感染しても、
タミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬の処方で、重症化は防げます。
その証拠に、大阪や神戸の高校生達は、大事に至っていません。

ですから、マスコミも「ネタ」として扱わずに、慎重に報道すべきです。
季節性インフルエンザで、1シーズンに日本での1万人くらいの方が亡くなりますが、
通常はニュースのネタにもなりません。
マスコミが騒ぎ過ぎると、政府も慎重な対応を取らざるを得なくなり、
不必要な対策によって、国民生活と経済に負担を強いる事になります。

■ 死者が出ても騒いではいけない ■

たとえ死者が出たとしても、通常の季節性インフルエンザでも死亡する方はいるので、
マスコミは冷静に対応すべきです。
むしろ新型ウィルスは高齢者の感染率が低く、
高齢者は免疫を持っているのではないかと言われています。
季節性インフルエンザの死者の大半は高齢者ですから、
高齢の患者の発生が少なければ、従来の季節性インフルエンザよりも害は少ないと言えます。

■ 結局、パンデミックはワクチン無くしては防げない ■

今回のインフルエンザ騒動の教訓は、
「ウィルスの感染は、防ぎようがない」という事では無いでしょうか。
たった一人の感染者を見逃しても、その一人が多くの人と接触すれば、
感染は級数的に拡大して行きます。

満員電車や学校、オフィスなど、人が密集する環境に晒される日本の都市部は、
世界でも最もウイルスに弱い環境である事が、今回立証されるでしょう。

今回のウィルスは人や豚でしか伝播しませんから、
いざとなれば、入出国を完全に遮断してしまえば、ウィルスの進入は防げます。
しかし、鳥インフルエンザともなれば、渡り鳥がウィルスを運んでくる可能性もあります。
渡り鳥には当然検疫はありません。

ですから、空気感染力の強いインフルエンザの様なウィルスが
一度国内に持ち込まれてしまったら、感染拡大を防ぐ手立ては皆無です。
結局、ワクチン無くしては手の打ち様が無いのです。


■ ところで、インフルエンザで病院に行った事はありますか? ■


ところで、あなたはインフルエンザで病院に行った事はありますか?
発熱が38度程度ならば、家で寝ているだけの方も多いのでは無いでしょうか?

さらに、現在の様に「海外でインフルエンザに感染するなんて危機管理が出来ていない」という風潮ですと、
ますます、病院に行かない方もいらっしゃるのでは無いでしょうか。

さらに、感染しても症状が出ない方も多い訳で、既に、
インフルエンザは着実に感染拡大をしていると考えた方が自然です。

■ 弱毒の今のうちに掛かって免疫を付ける ■

新型インフルエンザと言えども、目新しいのは今だけです。
来年からは通常の季節性インフルの仲間入りです。
今年、必死に防いでも、来年又流行るかもしれません。
毒性の弱い今のうちに掛かって、免疫を付けた方が良いのかもしれません・・・。