アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

胸が痛む…

2011-03-15 09:19:05 | Weblog
11日の大地震以来、なるべくTVの報道を見るようにしているが、被災地の状況が映し出されるたびに胸が痛む。
生まれて初めて経験した激しい揺れと交通機関の運休の情報に、まず生徒たちは無事だっただろうか、怪我などしていないだろうかと落ち着かない気分になった。メールを送り返信があると、たとえ帰宅が困難だという内容であっても
“あぁ、無事だった…”
とほっとした。
しかし…。
被災地では沢山の方々が亡くなり、未だ行方不明であり、身一つで助かった方たちも電気も水道もガスも供給が途絶え、食料も満足にない状況のなかで不安な時を過ごしている。
その様子を、飲み水もありトイレも使える自宅のTVで見ているとは、なんと傲慢な行為かと思ったりもする。
TVのどこの局かは分からないが、リポーターが
“支援物資が届けられても分配、配分に手間取って行き届かなかったりするから、まずは必要な物資を購入出来るようお金=義援金が欲しい”
と報告していた。
被災地のために何か出来ることはないか、とは誰しもが思うことである。
今、まず出来ることは、募金に応じることだ。
そして、この上なく不自由な環境下で日々不安に苛まれつつ耐え忍んでいる被災地の方々に比べたら、1日に数時間の計画停電など、不自由というには当たらない。
その計画停電に協力するくらいしか出来ることはないのだから…。
私はクラシック・バレエの教師である。だから…。
あの大地震に続く大津波に襲われる寸前まで、金曜日夕方・夜のバレエのレッスンを楽しみにしていたジュニアもいただろう、と思った。
彼女たちの夢や楽しみは大津波に襲われ一瞬にして奪い去られてしまったが、いつか、願わくば近い将来、もう一度彼女たちがバレエのレッスンを始められる日が来ることを、そして、バレエが彼女たちの心を、彼女たちの周りの人の心を支えてくれることを、祈り願っている。
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