Tiny Happy Days

タイニー・ハッピー・デイズ。ささやかだけど幸せな日々。
そして日々を彩ってくれる音楽や文具などなど。

【文】 片岡義男著 「ピーナツ・バターで始める朝」

2010-02-13 19:29:50 | 文具(情報・書籍)
「なにを買ったの?文房具。」で片岡義男さんの世界に「はまって」しまった。
特にエッセイが好き。

この「ピーナツ・バターで始める朝」は「なにを買ったの?~」の4ヵ月後に出版された本で、43編のエッセイや短編小説風の文章が収められている。
内容はさまざま。
表題のとおり食べ物、音楽、本、吉永小百合など多岐にわたるが、うれしいことに文房具に関する短文もある。

・ハワイの田舎町を訪ね歩く(ライティング・タブレット)
・手帳が溜息をつく(モールスキン)
・鉛筆を削って叱られた
・鉛筆を削るとき
・万年筆で書く

内容はぜひ読んでいただきたいが、本の最後に収録されている「万年筆で書く」で片岡さんの愛用する万年筆が紹介されている。

それはペリスケ。
数本のMニブと、手帳用に1本のBニブをお使いのようだ。
このチョイスはちょっと意外だったが、実用的なところがお気に入りらしい。

他の文章を読むと、万年筆は金ペン堂で買われたものらしい。
片岡さんは「駿河台下の金ペン堂」と表現している。
このあたりは、神保町で活動していた片岡さんらしくて読んでいてうれしくなる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする