【日】ラストダンス

ワールドカップドイツ大会もいよいよ大詰めですね。
今朝4時からのイタリアVSドイツ戦も結局観ちゃいました。セミファイナルにふさわしいいい試合でしたね。
個人的にはアルゼンチンとイタリアを応援していたので、延長後半ギリギリの決勝ゴールに思わず歓声を上げてしまいました。
イタリア代表は、個人の技術もさることながらチームとして成熟しています。うらやましい。

明日朝もがんばって起きるつもりです。
ブラジル戦で得意技マルセイユ・ルーレットを炸裂させたジダンのラストダンスを見逃すわけにはいきません。

そんな折、中田英寿の現役引退発表がありました。
彼のインタビュー集などを買って読んでいたファンとしては、本当に残念としかいえません。彼らしく熟考を重ねての決断でしょうから、周りからとやかく言う問題ではありませんが、それでも、やはり、残念です。

今回の日本代表には、感情移入できませんでした。
予選リーグ敗退が決まった時も、「よくやった」とは心の底から思えませんでした。
身体を寄せないディフェンス、上がれないサイドバック、ゲームメイクできない10番、ゴールキーパーの前でパスを通そうとするフォワード・・・
これは個々の技術・メンタリティの問題もさることながら、チームが有機的に一体として機能していなかったことが原因だったように感じました。

そんなわけで、3戦を通じて必死に走り、声を出していた中田英寿には、次期日本代表を引っ張っていって欲しかったのですが。

ビジネスの世界へ進むという報道もありますが、中田英寿が我々を感動させてくれたのはやはりピッチの上にいたからであって、彼がビジネスの世界でどんなに成功しても、インタビュー集を読んだり、声無き声援をおくることはもうないような気がしてます、私の場合は。

ワールドカップ南ア大会で、中田英寿のラストダンスを観たかった。だから今は「お疲れ様」なんて言えない気分です。

明朝に備えて今晩はもう寝ます。