ストラスブール駅(下/左)の構内にある切符の自動販売機。
画面の「English」のボタンを押して、「ああでもない、こうでもない」と悪戦苦闘しているのを見かねたのだろう、駅員がやってきて、「ああして、こうだろう」と親切に教えてくれる。
お互いカタコトの英語を駆使?して往復チケットをゲット、コルマール方面へのホームには電車(下/中・右)が待っていた。
ラッシュアワーも過ぎたのだろう、「ほんとにこの電車でいいの?」と思うほど?
周りを見渡せば、お孫さんにでも会いに行くのだろうか初老のおばさんがひとり。
それにしても、遠足にもってこいの晴れた日、爽やかな陽射しが収穫を終えた畑に降り注いでいる。
父なる川ラインを挟んでドイツと接するアルザス地方、豊穣の大地がもたらすものは葡萄。
フランス有数のワインの醸造地で、葡萄街道と呼ばれる丘陵地帯には多くの醸造所が並んでいるのだそうだ。
ちなみにアルザス・ワイン、すっきりとした辛口の白が特徴なのだそうだが、どれを飲んでも同じのワイン音痴には無縁のこと。
のどかな田園地帯を小1時間も走っただろうか、電車はコルマール駅(上/左・中・右)に着いた。
何しろ当日ホテルでの朝食の席で、「コルマールへ行こうよ!」と急遽決めただけにまるきし予習不足、どっちへ歩きゃいいのやらさっぱり。
カタリナ、とある店で訊ねている、「まさかフランス語?てなことないよね!」。
身振り手振りで通じるもので、駅前通りを少し離れて大きな通りを左折、真っ直ぐに進むと旧市街に出るらしい。
人影も少なく静かな通りを10分ほども歩いただろうか、パンジーが植え込まれたばかりの大きな公園(上/左)、ブリュアットと呼ぶらしい。を右手に見て暫く、美術館への標識(上/中)が、その先に教会や木骨組みのドイツ風の家並み(上/右)が見えた。
カフェなどでは開店の準備に余念がない様子、花で飾った壁や愉快な看板(上)が目を楽しませてくれる。
その旧市街の一角、大きな芝生の公園の傍に、「ウンターリンデン美術館」はある。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.512
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