二十四節気のひとつ “ 大寒 ” (1/21)も過ぎて、先週末辺りから暦どおりの空模様が続く。
日曜にかけて寒波が襲来、平野部にも大雪を振らせたらしいが、窓から見える六甲の頂きは未だ緑の装いのままだ。
酔狂、聊か捻くれているのだろう、冬ざれの街や公園の佇まいも嫌いじゃない。
とは言え、洗濯物は乾燥機じゃなくお日様の下で干したい主夫?としては、毎日どんよりの空では困るが。
その “ どんより ” だけれど、意味を探れば “ 澄まず重い感じがあるさま ” (朝日新聞/コトバンク)とあった。
で、言葉弄(いじ)りをする訳じゃないが、最近の世相、バスの事故、廃棄処分される筈の食材の横流し、血生臭い事件はもとより横領に詐欺、児童虐待など、どんよりとした事件が引きも切らず。
取り分けても、甘利経済再生担当相が大臣室で桐箱に入った羊羹と50万円を受け取ったという報道、まるで時代劇、「お主も悪よのう」と嘯(うそぶ)きながら懐に金を仕舞う場面みたく。
TPP・環太平洋経済連携協定をまとめ有頂天に、得意な時こそ謙虚にとも思うが、そんな気質と無縁の御仁なのだろう、事実ならば女性パンツ泥大臣と同様、薄汚くて遣り切れない。
そんな世相の中で、カトリックにとって嬉しいニュースが届いた。
かつて小編で投稿した<ユスト 高山右近>を “ 福者に認定 ” と、朝日(1/23)がパリ発で伝えた。
記事を追うと、“ ヴァチカンは22日、戦国キリシタン大名の高山右近を 『聖人』に次ぐ崇敬の対象である 『福者』に認定したと発表 ” とあった。
そして、“ 福者となるには、殉教者であるか病気を治したなどの奇跡の認定が必要とされるが、右近はキリスト教への憎悪のもとで命を落とした殉教者と認定され、フランシスコ法王が承認した ” と続けていた。
さらに日本カトリック司教協議会は、“ 右近は、戦国武将たちのパワーゲームを離れ、社会で認められる富や権力、名誉が、実は儚い一時的なものに過ぎないことを見抜いた ” とのコメントを出したともあった。
何処かの大臣さんに、右近の爪の垢でも煎じて飲ませたいよねえ。
1900年頃に南アフリカの金の採掘場で発見されたらしき 「ガーベラ」、錬金術に長けた某大臣に相応しいと言えば花が可哀想か。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1085
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