ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

どっちもどっち?

2011年06月06日 | 日記

 5月24日の新聞、小さな記事が関西版に載っていた。
 見出しは、“ K高校を卒業生が提訴 ‐ 併設大への進学、約束破る ”、読まれた方もあると思う。

 そもそもは、この私立高の入学案内に遡る。
 件の高校、併設する大学へ内部進学できることを惹句のひとつに生徒集めをしたらしい。

 2_51_3それに釣られたと言えば語弊があるが、大学入試が回避できるなら少々お金が要ろうが厭わぬと、親心で財布の紐を緩めた。

 ところが、現実はそんな甘くなく、実際には希望者の一部しか内部進学できなかった。
 それで、この春卒業した生徒とその親御さんが、「あんたら、全員赤女(あかめ:鯛)が食べられる言うたやないか、訴えてやる」と、地裁に損害賠償を求めたという訳。

 Photo_3記事によれば、看護進学コースに入学した原告ら、大学入試から開放され高校生活を目一杯エンジョイしていた2年生の冬休み前、学校側から、原則全員進学させるとは言ったが、3年間の平均成績が5点満点の3.5以上など、五つの条件を満たさなければ推薦は無理と言われ、以降、協議を続けてきたらしい。

 結果、対象者24人のうち併設大学への進学希望者は17人で、推薦で合格したのは6人。
 残った生徒は他の大学や専門学校へ進学したものの、「どうにも腹の内が治まらへん」と何人かの生徒さんらが、詐欺まがいの行為で生徒を集めたと提訴した。

 命を預かる看護師さんを志望するならば、高校の平均的学力も修められなくてなれるほど甘い職業ではないだろうし、また、なって貰っても困る。
 一方、学校側にも、2年生の終わり頃になって遡っての成績云々は、契約履行に瑕疵が無いかと問えば疑いもある。

 2_6ペトロ のおっちゃんとしては、暑さ寒さを厭わず赤女釣ろうと頑張っている同輩を横目に、懐手で「お造りにして食べたい!」などと釣果だけを欲しがる様なもので、「ちょっと虫が良すぎるンとちゃう?と思うンやけど・・・。

 カタリナ は、「どっちもどっち?と、相変わらず冷めた目。

 そのカタリナ、朝に咲き午後にはしぼむと言う「<紫露草>」(写真上左)、「茱萸(ぐみ)」や初夏に咲く「金鶏菊」(写真上右)、墨田の花火と七段花と名づけられた「紫陽花」二種(写真中)など、高槻の Na、Ni、No さん達から頂いたと言う花々、まとめて生けていた。

 あたかも季節は二十四節気のひとつ、稲などの種をまく頃とされる “ 芒種 ”(ぼうしゅ)、“ 夏草の図 ” (写真下)と呼ぶのはおこがましいが、清清しい。
 もっとも生けた方は、「ブログに使うなら、篭にちゃんと生けたのに!」と、少々ご不満のよう・・・。
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.335

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 茶飯釜の茶事 | トップ | 女性ならお任せ ‐ ウフィツィ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やんちゃ姫としては、ペトロさんの意見に同調です... (やんちゃ姫)
2011-06-06 10:14:12
やんちゃ姫としては、ペトロさんの意見に同調ですが、カタリナはホント冷静。
いつもブログのお花も楽しみの一つです。
生け方の解らない素人の私ですが紫露草の一本が効いてると思いました。ぐみは実家の庭にあって、子供の頃よく食べていたこと思い出し、懐かしかったです。[E:smile]
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事