ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

夏の花‐散歩道

2010年07月29日 | 

 昔も今も、すだく蝉の声に起こされる夏の朝。

 図書館、余りに暑いので、市バスで近くまで行ける北口館を専ら利用していたが、たまさか予約本の受け取り場所を本館にしたため、炎天を歩く羽目になった。
 それでも、夙川公園の濃い影の下に入ると、川面から緑の木々を抜ける風が心地よい。

 Photoところで、夏の花をカタリナ に訊けば、「好きなのは紫露草だけど、鉄線、鷺草、むくげ、蛍袋などかな? 桔梗は秋の七草でしょう。と、茶花ばかりが返る。

 話は戻って、夙川公園、ある花が真っ盛り。
 常緑の灌木で、この時期に花を咲かせ、「これでどうだ暑苦しくも押し付けがましい「夾竹桃」だ。
 JRさくら夙川駅から阪急夙川駅辺りの夙川堤、桜と松の大木に紛れて今を盛りに咲いている。(写真上)

  0世辞にも清しいとは言えないピンクの花を、炎天にしおれもせず咲かせ、常緑の枝がわさわさと勝手次第に伸び、その姿や実に暑苦しい。
 余り見かけないが、ピンクの他に黄色や白、そして、八重咲きの種もあるという。

 この夾竹桃、見かけどおり強いらしく、高速道路沿いに植えられたり、長い間、草木も生えないだろうと言われた、被爆の焼土にいち早く咲いたりして、夏の高校球児のような、暑苦しさが同居した健気さみたいな風もあって、不思議な花だとも思う。

 話は変わって先日の朝日新聞、“ 東京・小石川植物園に世界最大の花、「ショクダイオオコンニャク」(写真左:アサヒコム)が開花、客が殺到して入園を停止した ” という記事が載った。

 Photo_4この花を見た男性客、「猛暑の中、午前9時半から3時間並んだ。臭いと聞いていたけど匂いはしなかった。それにしてもすごい人気」とコメント。
 “ 暑さで気分が悪くなった人も出て、一時は救急車や消防車も出動 ” と続けていた。

 「朝顔」や「桔梗」、夏の風物詩のひとつ浅草のほおずき市の「鬼灯」(ほおずき)など、涼しげな花もある。

 が、「夾竹桃」や「百日紅」「蓮」や「向日葵」、最近、見かけることが少なくなったが「カンナ」と「ダリア」も、<暑いですね!>で書いた「蒲の穂」も夏の花だ。
(写真下:夙川公園の池に咲いた蓮と蒲の穂)

 やはり夏の花、総じて少し暑苦しいように思える。
 尤も鬼灯、朱色の提灯みたいの花ではなく実、だったら、蒲の穂は花なの?

コメント
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