ある朝の食卓の風景。
新聞を読みながらペトロ、「なんぼなんでも生きてへんなあ」と独り言、それを聞いたカタリナ、「???」首を傾げているので、「オリンピックのことや」「・・・」、なお訳が判らないのも当然と言えば当然?
2020年夏季五輪招致を目指す東京都、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会による現地調査を受けたらしく、その記事を読んでの独り言である。
話は変わって、聊か旧聞に属するが、中央道でトンネルの天井が落ちて犠牲者が出た。
遺族が管理責任を問い損害賠償を求めているが当然のことだろう。
諸外国に比べてべらぼうに高い料金を払い利用しているのに、まさか天井が落ちるなんて、誰とても予想していないだろう。
この国が先進国に追いつけ追い越せと、山を崩し海や川を埋め田畑を潰してコンクリートで覆い、無機質な建物を拵えてきたのは、先の東京オリンピックと大阪万博辺りだろうか?
その拵え物にも何時か寿命がくるのを知りながら、保全をないがしろにしてきたツケが出た。
またまた話は変わって、カメラの電池が充電できなくなった。
チャージャーをコンセントに差してもランプが点滅、正常に機能しないので、取り説を引っ張り出し読んでみるとどうも寿命らしい。
生命や精神に対立する存在としての物、物質にも限りあるということ。高速道路の事故とは比べぶべくもないけれど。
話はそれたが冒頭に戻り、ペトロが2020年まで17年あると早とちり、とてもじゃないがそこまで永らえられず、その頃には終油、かつては「末期に神父から与る塗油」と訳されていた。の秘蹟に授かっていると勘違いしたと言う次第。
あながち無稽な話でもなく、17年でも7年でも余り変わりがないような気分ではあるけれど・・・。
ちなみに、その終油、<七つの秘蹟>のひとつ “ 癒し(病者への塗油) ” と、今は訳されている。
まさに荒唐というか取り止めもない話になったが、森羅万象その生に限りないものはなく、それゆえ与えられた日々を感謝して暮らすべしと改めて思ったということ。
それにしても今年の季節の変わり目、随分と荒れ模様だったようで、桃やら連翹(れんぎょう)やら椿やら梅やら桜やらがいっときに咲く、そんな季節感覚がある。
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.586
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