10月××日(曇り時々晴れ間)「サクレ・クールでミサ」
目を見張るばかりの内陣(写真上)のサクレ・クール寺院。
祭壇では、何人かのシスターが聖歌を献じている。
ほんの少し前に金曜日の礼拝聖祭が始まったようで、多くの信者が祈りを捧げている。
この旅で初めてミサに与ることができた。
ミサは進み、「教会に平和と一致がありますように」との司祭の呼びかけに、祈りとともに近くの人と握手で挨拶をする。
カタリナ 横目で羨ましそうに見ているペトロ を気付かぬげに、可愛い女の子と笑顔で握手をしている。
それはさておき、「キリストの体」の言葉とともに聖体を拝領、派遣の祝福を受けミサは終わった。
ミサの後、「献金してきます」と祭壇へ、シスターの持つ献金箱にささやかな一灯を献じたようだ。
雨は上がっていたが、寺院から見るパリ(写真中)、厚く灰色の雲に覆われていて、「こういうのをアンニュイ?」と言う誰かに、「こんなに、この言葉似合わない人も珍しい」と揶揄する。
サクレ・クール寺院から、麓?の街への、中央部の緑地帯や中間に設えられた噴水などがある大階段(写真下)を下ると、回転木馬があって子供たちが楽しんでいる。
ところが、その陰からにゅっと手が差し出され、ぎょっとしてしまった。
なんと、先ほどサン・ピエール教会で幾ばくかを施した同じジプシー、「聖ペテロのご意向?」に「唖然!」。
丘からロシュシュアール大通りへつながる道の両側、土産物屋やビストロがぎっしりと並び、差し詰め表参道か?
アンヴェール駅からM2号線でグラン・ブールヴァール駅へと戻った。
駅の出口のところに、「美味しそうな匂い!」を振りまいている店があって、カタリナちょっと気になっていたよう。
促されて覗いてみると、パイ生地にイチゴやオレンジをのせたものやチョコレートがのっかったタルトが誰かの食欲を誘う。
テイク・アウト、そうそう「テイク・ゴー」と言わなければ肩をすくめて「ノン!」の返事が返ってくる。を、したのは言うまでない。
ペトロとカタリナの 「モンマルトル日記 ‐ 小雨降る秋の一日」 長々と回を重ねてきました。
花の都はパリの北の端、小高い丘に漂う馥郁たるアートの香り、少しでも嗅いで頂けましたでしょうか?
えっ、ちっとも匂わない、それに、退屈だったって? Oh My God!
ブログ読んでるともう一度行きたくなりました。
これからも元気で旅続けてくださいね。楽しい話いっぱい待ってま~す。[E:smile]
一言も二言も多いコメント、何時もありがとうございます。
頭髪以外変わってないって、「早い話が、少しも成長しとらんということ」と、[E:libra]が、大喜びしています。[E:key]