今日(3/18)は、お彼岸の入り、待ち侘びた春はもう直ぐ。
カトリック教会では、先々週の水曜日(3/5)から復活祭(4/20)前日まで、46日間から日曜を除いた40日、キリストの荒野での40日間の断食・苦難を記念するレント・四旬節に入った。
ちなみにこの日を、灰の水曜日と呼んでいるが、この日は、前年の復活祭の1週間前に、キリストがエルサレムに入城したときの故事に倣って使われた棗椰子(なつめやし)、棕櫚(しゅろ)などの枝を燃した灰の祝別式、その灰を額に塗布する式が行われる。
その、四旬節第二主日(3/16)のミサから帰ってこの稿を書いている。
大層な書き出しになったが、何のことない、最近、美術展に不沙汰をしているという他愛もない話。
13年1月の最後の日曜、カタリナ が初釜で不在の日、西宮市大谷記念美術館の新春展 「<日本画 その妙(たえ)なる世界>」を覗いて以来のこと。
昨年の晩い夏、カタリナと行った 「ミケランジェロ展」は別にしてだが。
時間がなかった所為にしているが、本音を言えば気持ちに余裕、気力が湧いてこなかった。
何人かの方からは 「引きこもってちゃあかんよ」との助言も頂いたし、ここにきてようやく春めいてきたこともあって、まずは手近なところで<初金のミサ>(3/7)に与っての帰り、大谷美術館の 「飛翔する表現展」を覗いた。
その収蔵展のことは次回に譲って、今号では美術館の庭に咲く花を追ってみた。
この庭の主役 「蝋梅」(以下、上段左から順に)は盛りを終え散り初めという風情だったが、「椿」 「沈丁花」 「梅」などに混じって 「ヒマラヤユキノシタ」が咲き、まだ風は冷たいもののよく晴れていて、春が近いことを思わせた。
ところで、庭園のそこかしこに薄紅紫の花が花弁を俯けて咲いていた。
名札には 「クリスマスローズ」(下段右端)とあったが、この花、それとは別種で、レント・四旬節の頃に咲く 「レンテンローズ」じゃないかと思うのだが、どうなのだろう?(この稿、続く)
Peter & Catherine’s Travel. Tour No.781
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