ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

ピッティ宮 ‐ フィレンツェ

2011年04月08日 |  ∟イタリアの美術館

 フィレンツェ最大のルネッサンス建築ピッティ宮。
 宮殿内部には、パラティーナ美術館のほか、銀器博物館、近代美術館、陶磁器博物館などがあって、まとめて、ピッティ美術館と呼ばれている。

 Photo_8コジモ1世の奥さんエレオノーラ・ディ・トレド、とても美しい女性だったという。
 その彼女のための邸宅として買い取ったとされるのが、このピッティ宮。

 愛する奥方のために、宮殿に続く裏側の広大な土地を手に入れ、造営したとされるボーボリ庭園(写真上:ガラス越で余分な物が写っている)が広がり、建物からは大きな噴水が望める。

 その宮殿の2階に、ルネッサンス期やバロック期の名作が架かるパラティーナ美術館がある。

 この美術館、ルネッサンス作品では、ウフッツィ美術館に並び世界屈指の美術館とされ、銀器博物館とともに、「メディチ家の財力の凄さ」を窺わすには十分」な品揃え?

 とりわけ、盛期ルネッサンスの三巨人のひとりラファエロ・サンティ、聖母子の画家とも称される彼の作品を11点も所蔵している。

 Photo_2ただ、展示室に入っての印象、「これは、これは?というのが正直な感想。
 その大らかさといえばいいのか、聊か無頓着ともいえる展示方法(写真下、撮影禁止でHPから)に、少しばかり呆れる。

 余りにも多くの作品が、余りにも無雑作に並べられているこの景色、「どっかで見たことあるんやけど?」「ほら、ローマの!」ドーリア家の大邸宅の中にある<パンフィーリ美術館>に雰囲気が似ている。

 これから、壁にさりげなく? 架けられた絵のなかから、あのリッピの「聖母子と聖アンナの生涯」、ラファエロ「婦人の肖像・美しきシモネッタ」、ティツィアーノ「悔悛するマグダラのマリア」、ルーベンス「枢機卿グイド・ベンティヴォリオの肖像」、カラヴァッジョ「眠るキューピッド」などの絵探し? に出かける。

 どおりで入り口に、“ 目を凝らして探さなければ、見逃してしまうのでご注意を!の注意書が、「貼ってあったんや?」「嘘ばっかり!
 Peter & Catherine’s Travel Tour No.309

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