アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

官民調査団、国後島へ出発 日ロ共同活動で地ならし (時事通信)

2017年06月27日 | ロシアのニュース
官民調査団、国後島へ出発 日ロ共同活動で地ならし 
時事通信2017/06/27-10:13) 

 北方四島でのロシアとの共同経済活動に関する官民調査団が27日午前、国後島に向け、北海道・根室港を船で出発した。7月1日までの間、国後、択捉、色丹各島で、観光、医療、漁業などの分野で事業化が可能なものを探る。政府は、日ロ協力を積み重ねて領土問題解決と平和条約締結への環境整備としたい考えだ。
 
 出発に先立ち、団長の長谷川栄一首相補佐官は根室港で記者団に「現場の様子が分からないと具体的なプロジェクトにつながらないので、この一歩は大きい」と強調。その上で「密度の高い調査をしたい。平和条約締結につながる前提で行ってくる」と語った。
 
 調査団は70人規模で、外務、農林水産、国土交通など関係各省庁のほか、商社や金融、漁協や観光関連など32の企業・団体が参加。移動には4島との交流船「えとぴりか」を使い、現地で複数の班に分かれて関連施設を視察する。4島を事実上管轄するサハリン州のコジェミャコ州知事らとの意見交換も予定されている。


安保、経済協力を確認 「関係かつてなく強固」 米印首脳会談 (時事通信)

2017年06月27日 | インド・南アジアニュース
安保、経済協力を確認 「関係かつてなく強固」 米印首脳会談 
時事通信 2017/06/27-09:11)

  【ワシントン時事】

 米国を訪問中のモディ・インド首相は26日、ホワイトハウスでトランプ大統領と会談し、安全保障と経済の両面で連携を強める方針で合意した。両首脳の直接会談は初めて。オバマ前政権下で急速に進んだ米印関係を引き続き強化させることを確認した形だ。
 
 トランプ大統領は会談後の記者会見で「米印関係はかつてないほど強固だ」と強調し、「天然ガス輸出について近く合意する」と明らかにした。一方で、貿易障壁の削減を進めるようインド側に注文を付けた。
 
 モディ首相も大統領と抱擁を交わして親密さを演出し、「戦略的関係をさらなる高みに引き上げる」と宣言。テロ対策や海洋安保分野で連携を強めると語った。
 
 トランプ大統領は地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」離脱を表明した際、インドは財政支援目当てで協定に調印したと批判した。しかし、ツイッターではモディ首相を「真の友人」と表現。トランプ政権のこうした不安定な姿勢に、インド側では両国関係を不安視する声も上がっていた。
 
 今回の会談では目新しい合意案件は期待されていなかったが、モディ首相が最大の目的としていた「米印友好関係の継続」は達成されたもようだ。 
 
 モディ首相は2014年5月の就任以降、オバマ前大統領と「個人的な友好関係」を築いた。オバマ氏は昨年、インドを対中国の要と位置付けて「主要国防パートナー」に格上げし、軍事面での技術協力を同盟国並みに引き上げた。


文大統領が28日訪米 就任後初の韓米首脳会談へ (聯合ニュース)

2017年06月27日 | 米中紛争と東アジア
文大統領が28日訪米 就任後初の韓米首脳会談へ
聯合ニュース 2017/06/26 21:13

【ソウル聯合ニュース】

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が28日、トランプ米大統領と首脳会談を行うため、米国へ出発する。

 両国で新政権が発足してから首脳会談が開かれるのは初めて。文大統領は就任後51日での韓米首脳会談となり、韓国の歴代の政権のうち、発足してから最も早期での開催となる。

 青瓦台(大統領府)によると、文大統領は28日に出国し5日間の日程で米国を訪問する。

 文大統領は28日午後(米東部時間)に首都ワシントンに到着した後、朝鮮戦争の長津湖の戦いで犠牲になった国連軍の兵士の慰霊碑で献花を行う。長津湖の戦いは朝鮮戦争で最も激しかった戦闘の一つとされており、避難民約9万人が北朝鮮・咸鏡南道の興南埠頭(ふとう)から避難するのに重要な役割を果たした。青瓦台によると、興南埠頭に集まった避難民の中には文大統領の両親も含まれていたという。

 慰霊碑訪問後、韓米両国の商工会議所が主管する会議と夕食会に出席し、韓米経済協力の重要性を強調する演説をする予定だ。

 29日午前には共和党のライアン下院議長をはじめとする米政界の要人らと懇談会を行い、韓米同盟の発展について意見を交わす計画だ。 

 午後には夫人の金正淑(キム・ジョンスク)氏と共にホワイトハウスを訪問し、夕食会に出席する。夕食会はトランプ大統領夫妻による特別な歓待であり、米国が韓米同盟を重く扱うことを象徴的に見せる契機になると青瓦台は強調した。

 30日午前にはペンス副大統領と共に朝鮮戦争戦没者慰霊碑に献花する予定だ。その後、ホワイトハウスでトランプ大統領と首脳会談を行う。

 首脳会談では韓国を米本土と同水準に防御する「拡張抑止」を含む米国の韓国防衛を確認するほか、多様な分野における実質的な協力を通じ、同盟発展のビジョンを共有し再確認することが期待されると青瓦台は説明した。

 また両国にとって最も急を要する問題である北朝鮮の核・ミサイル問題の根本的な解決に向け、大きな枠組みでの共同対応策を模索するため率直な議論が行われるだろうと青瓦台は強調した。

 青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は「何よりも韓米同盟の重要性と価値に対する首脳レベルの共感が形成され、これを土台に外交安保分野だけでなく経済・社会分野の協力、グローバルレベルの協力で幅や深さを固めていくことを希望している」と述べた。 

 会談終了後、両首脳は共同声明を発表する予定だ。

 鄭室長は「今回の訪米は文大統領就任後初の海外訪問であり、韓米の新政権発足後初の首脳会談が開かれる」とし、特に歴代の政権のうち、発足してから最も早期での米国訪問であることは意味が大きいと強調した。

 また「今回の訪米を通じ、両首脳が緊密な友情と信頼を構築し、今後5年間、電話会談や相互訪問、多国間会合などを通じ、緊密な協力体制を構築することを期待する。これを土台に今後、両国の具体的な政策を議論する予定だ」と述べた。