桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

和tap

2007年01月31日 | keep smiling
スタジオに入っていくと、お腹に響くような和太鼓のリズム。
目の前には、赤や黒を基調とした着物が目に浮かびました。

ここは、tap danceのスタジオです。
先生が「今日から、これをやります。夏のdance festivalに出ましょう。これは、日本の映画の『ZATOICHI』のTAPのリズムです。衣装は自由。でも途中にポーズをしてもらうんだけど、Japaneseぽいものがいいかなあ。それぞれのイメージでいいわよ。」とおっしゃいます。

先生はChristmasからずっとNYにいって充電してらしたのですが、いろいろやりたいことがあるのか、次々アイディアを出されます。

何回もリズムを聞かせてもらいました。
ドンドンドンドド~~ドドン、ドンドンドンドーンドドンという、変拍子です。
この変拍子っていうのが本と苦手です。
balletの基本と全く逆。
それから下へ下へと重心を落とすステップ。
これも全く逆。
実習で2週間練習を休んだら、balletの頭に戻ってしまいました。

北野 武さんがtapを踊った映画なんですってね。早速見てみなきゃ。
勝手に和tapなんてつけちゃったけど、私もイメージが膨らんできました。

前に『nuts cracker』を踊ったとき、お世話になったかたがたをお呼びして、partyを開いたのですが、そのときやはり和太鼓のリズムで、ちょっと浴衣を着崩して、ダンスをご披露させていただいたことがあります。今回もそう言う感じで、やろう!と思いました。
最初の感覚を大事に。スタジオ入りしたときに、すでに赤や黒のイメージをもったので、今度は赤の着物を男の人が着るように少し下のほうで帯を結んで、後ろは少し長めにたらして、前はきちんと合わせず、ルーズに。下にレオタード着ちゃおう。(日本のみなさん、ごめんなさい。こんな着方したら、本当はNGってわかってます。許してくださいね。)

ポーズは、歌舞伎であるような左手下、右手上でぴんと伸ばし、左足前(なんのこっちゃ?)のようなイメージでやることにします。

問題はステップなのよね・・・・・
さ、練習、練習。


さよならは、大きな古時計

2007年01月29日 | keep smiling
My grandfather's clock was too large for the shelf,
So it stood ninety years on the floor.


大きな古時計の出だしの歌詞です。
ある学年の子どもたちが歌っていたので、お別れの日には、この曲をcello演奏しようって決めていました。
私が関わった学年は、1,2,3,6年ですが、いろんな子たちに声をかけてもらい、breaktimeにはバスケでよく3 on 3なんかに誘ってもらいました。

P.E(体育)のballetの時間には、女の子とすごく仲良しになり、先生みたいに踊れるようになりたいなって言ってもらいました。
ある子どもに言わせると、私は廊下を歩いているときも(走っているときの方が多かった気もしますが)踊っているようだったそうです。

2週間なんてあっという間で、でも仲良くしてくれてありがとうということを表したくって、cello演奏をしようと決めました。
本当は、「Amazing Grace」やりたかったのですが、ちょっとトラウマがありまして・・・・http://blog.goo.ne.jp/peachpink_2005/e/2930d76085879919d670b1dc10319407

ところが、ところがです。
子どもたちがお返しにと歌ってくれたのが、「Amazing Grace」だったのです。それもアカペラで・・
ええ!なんで?って最初はパニックでした。
でも、泣けましたよ。
感謝で胸がいっぱいになりました。

「家はこの近くだから、このへんうろうろしています。
 見かけたら、声掛けてね。」そう伝えました。

「空気をよむ」を英語にすると・・・・

2007年01月24日 | ミニEnglish Lesson
日本の中学生からのご質問です。

「Pink先生!『空気をよむって』、英語でなんていうの?」
こういうご質問をいただいています。

空気をよむ=その場の雰囲気を察する=場を作り出している人の気持ちを慮る(この慮るという言葉、最近教えていただきました。なんだか音の響きが好きで、気に入っています)
って図式を私なりに考えてみました。

直接的に訳す言葉は見つからないので、「時間ちょうだいね。」って答えてあるのですが、この質問にとても興味を持ちました。

仲良しのお友達が『「空気」の研究』山本七平著 と『「いき」の構造』 九鬼周造著 をそれぞれ紹介してくださいました。
でも、これが私にはなかなか難しい・・・読んでる途中で眠くなります。

ただ、感じたことは「空気をよむ」というのは、「その場の雰囲気を察する」でとどめておけばよい行動ではないかと思ったのです。
「雰囲気を作り出している人の気持ちを慮る」ことができて初めて空気をよめる。人の気持ちを慮れることは当たり前、基本なのではないかと思いました。

take a hint・・・人の気持ちを察するという英語がありますが、それはあまりに直接的で粋じゃない気がします。
think of others・・・これも違う。

ぴったりする言い方が見つかりません。

cosmos

2007年01月20日 | keep smiling
きつかったです。
教育実習を甘く見ていたわけではありません。
先輩方に実習の様子を聞くと、本と大変だなって思い、覚悟してました。

毎朝、過度の緊張に吐きました。
授業の前もがたがた震えながら、胃がひっくり返るような気分を味わいました。

それでも、毎日毎日の子供たちの笑顔に元気付けられ、なんとか1週間終了しました。昨日も今日も、くたくたに疲れて、それ以上に疲れました。(くたくた以上の言葉が分かりません)

そんな私に日本からe-mailが届きました。
私が日本でALTをやっていたクラスの担任の先生からのmailでした。
4年生だった子供たちが6年になりあと2ヶ月ほどで卒業を迎えること。
卒業制作、DVD製作、文集などに取り掛かっていることなどがかかれてありました。
そして、彼らが音楽会で合唱した歌を、Pink先生に届けてあげようとみんなで話し合ったこと、泣き虫のPink先生を泣かせるくらい上手になって、上手になった歌を届けようということで、今回録音したことが書かれてありました。

タイトルはCOSMOS。
歌詞は
「COSMOS」

夏の草原(クサハラ)に 銀河は高く歌う       
胸に手を当てて 風を感じる          
君のぬくもりは 宇宙が燃えていた    
遠 い時代の名残り  君は宇宙      
百億年の 歴 史 が               
今も身体(カラダ)に流れてる          
         
光の声が  天(ソラ)高く聞こえる      
君も星だよ みんな みんな

Ah Ah Ah…   

時の流れに 生まれた者なら
ひとり残らず 幸せになれるはず              
みんな生命(イノチ)を燃やすんだ        
星のように 蛍のように        

光の声が 天(ソラ)高く聞こえる     
ぼくらはひとつ みんな みんな
光の声が  天(ソラ)高く聞こえる
君も星だよ みんな みんな     

光の声が  天(ソラ)高く聞こえる
君も星だよ みんな みんな     

http://aqumari.com/index2.html(詳しいことはここに書かれています)

大人と子供の狭間の少し不安定な歌声でしたが、高音部も低音部もお互いを支えあい、暗さのない伸びやかな歌声が聞こえてきました。
歌声と同時に、いっぱいいっぱい遊んだ日々や、英語の授業のこと、校長先生も巻き込んだ数々の行事・・・・いろんなことが本当に克明に思い出されました。

私はあの時あの場所で、あんなにがんばっていたじゃないか、あそこが私にとってはアウェイ。今の私はホームだよ。なら、何を恐れることがある。吐くほどの思いなどまだしていない。
元気がなくなったら、空を見たらいい。
みんなPinkはつながっているよ・・・・そういわれている気がしました。

ありがとうね。
みんなの素敵な歌声、何よりもうれしかったよ。
本当にありがとう。

1日目終了・・・・

2007年01月16日 | keep smiling
今回の実習で、私が自分にこれだけは!と課したことがあります。
それは、「子どもの目線になる」こと。
これは、私がALTをしていた、日本の小学校のA先生がいつもおっしゃっていたことであり、A先生自身が実行されていたことです。
そして、A先生は私に「Pink先生は、背が高いので、どうしても上から話す事になってしまうね。でも、それでは子どもの本当の表情が見えないんだよ。赤ちゃんの目線になってはいはいしてみないと、部屋に落っこちている危険な物に気がつかないだろう?それと同じなんだよ」

授業が下手で当たり前。だからせめて、子どもたちの目線になって、彼らをわかる努力だけは、この期間がんばるぞ!と思っています。

今日の収穫・・・・腰が・・・腰が痛い・・・
子どもって小さい!今日はthird gradeだったのですが、子どもって小さいですね。(私がでかいのか?!)ようく見てないと、踏んづけちゃいそうになります。

それから、廊下を走って、子どもたちに注意されました。
明日から気をつけます。

形にするのは難しい

2007年01月15日 | keep smiling
明日からいわゆる、日本で言うところの教育実習にいきます。
teaching planを作るのですが、これがすごく難しいのです。

伝えたいことはいっぱいある。
教えたいことも、子供に自ら気がついてほしいこともいっぱいあるの。
でも、それを文章にどう表現していいか分からない。

頭の中には、こうしたいって思いがあって、友達にもこうすると効果的だと思うんだ~~なんて言えるのです。
でも、PCに向かうとそうは行かない。

どうしてそうする必要性があるんだろう?
これを気がつかせるのに、この材料ではなくこっちのほうがより効果的では?
なんて考えていると、一つも形になってこない。


同じようなことが人間関係にもあることに気がつきました。

私が書いた日本語のmail「もういいよ。」
これを音声で言ったとしたら・・・
ちょっときつい感じで言ったら「もう知らない!もういい!」
少し、がっかりしたようないいかただったら「(言っても無駄ね・・)もういいよ・・」
明るく言ったら「全然怒ってないよ。もう気にしないで。もういいんだよ。」

いろんな意味に受け取れます。
言い方や、声のトーンがわからないメールだから、相手の気持ちをつかむのがとても難しいです。
私は「もう気にしないよ。もういいよ。(いいんだよ)」という気持ちで書いたのに、相手の人は「知らない!もういいよ!!(Pinkが怒ってる)」と受け取ったようで、誤解が生じました。

気にしてないよ。って伝えたかったから選んだ「もういいよ」って言葉。
適切ではなかったってことです。
昨日体調が悪かった私はベッドの中で、思いを形にするのは難しいな・・って思いました。
balletや音楽も同じかあ・・・
伝える技術があっても、伝え方がわからないとだめ。
いっぱい思いはあっても、形にできなきゃ伝わらない。
形にするのは、難しいです。

ちゃんと話して、ちゃんと伝えて。

2007年01月11日 | omoi
昨日あんなことがあったので、私は心配になってSくんの登校時を見計らって、電話をしました。
昨日は、学校も休んだSくんでしたが、今日は行くといっていました。

時間は前後しますが、昨日私はこの事件について、両親や私のことをよく知るお友達と話をしました。
心臓発作で死ぬわけないと思っているSくんに、きちんと話をするかどうかということについてです。
「ストレスで、若い人でも心臓発作で死ぬときがあるって聞いた。だから、心臓発作かもしれない。でも、僕の勘。あんなにsoccer好きなコーチは、心臓発作で死なない!」私の前でもそう言い切ります。

私は結婚したこともなければ、子供がいるわけではありません。
ですから、自分の経験上この子をどう導いていいかはわかりません。
だけど、友達と話していて、あることに気がついたのです。
自殺を美化してはいけないと。
どんなにコーチが人間的にいい人でも、自殺と言うのはしてはいけないのだと。
それは自分勝手な行為にほかならないということをきちんと伝えなければいけないって思いました。
コーチは、精神を病んでいたのかもしれません。
魔がさしたのかもしれません。
それは、誰にも本当のことは今となってはわからない。
でも、あれだけ慕われ、目標とされていた人間なら、子供のことを裏切ってはだめです。(死んではいけないと教える教師が自殺するのも子供への裏切りですね)

コーチを責めることは、してはいけないかもしれません。
でも、あんなにいい指導者だったコーチの自殺がいいわけではないのです。

そう思っていることを、両親に話しました。
Pinkの言っていることは正しいと、でもSは、Pinkの子ではないと。


Sの登校を確認したあと、Sくんのお母様に私の考えを話しました。
ご両親もSには、本当のことを話したほうがいいと考えていること、でもほかのメンバーとの兼ね合いもあるから、躊躇していること、もともと大人を信用しない傾向にあるSが、今回のことでさらにその思いを強くし、また不登校にならないか心配していると、話していらっしゃいました。

身近な人が自殺する・・・・こういうことをきちんと受け止められる子、そうでない子・・・これは年齢ではなく、個人差です。
Sが受け止められるかどうか、私もわかりません。
そして、それを伝えるのは、私でなく、ご両親だということも理解できます。

「もし、いつか今回のことを話すことがあったら、必ずこう伝えてください。『Sくんのまわりには、あなたのためになんとかしたい、って思っている人たちが大勢いる。だから辛いことがあったら、きちんと自分の言葉で話して。辛いよ、助けて!って、ちゃんと伝えて。決してあきらめないで。そうPink先生が言ってたよ』って。」

最大の親不孝だけはしちゃだめ。
あなたの存在が、親孝行なのだから。


*わけのわかんない文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。

どうして?

2007年01月11日 | omoi
初めて会ったのは、3年前の春でした。



そのころ、日本の大学に留学していた私は、祖父からの勧めで、小4年の不登校のSくんを家庭教師することになりました。

何で学校に行かないんだろう?

いじめられているわけではないようなのに、どうして?

と、毎日毎日考えていました。



Sくんは、soccerが大好きで、学校に行かなくても、soccerの練習を休むことはありませんでした。

チームメートとの関係はどうなんだろう?そう思い、Sくんの練習の様子を見に行ったのが、始まりでした。



soccerのコーチというよりは、塾の先生のような、ちょっと神経質で、背が高く、休憩のときは、必ずお膝に誰かすわっているような、子供好きなコーチでした。

私より2歳上のそのコーチは大学の教育学部に在学している学生で、コーチはバイトということでした。

子供が好きで、教員になりたいこと、そして休み時間にはsoccerをしてみんなで遊びたいこと、

部活の指導もしてみたいと、笑うと八重歯がちょっと子供っぽく見える笑顔で話してくれました。



子供のために何かしたいというのは、私も同じだったので、Sくんの試合に応援に行った帰りには

日本の教育現場事情なんかを教えてもらいました。



こちらの夜明け前、昨日の日本時間21時ころ・・・・Sくんのお母さんから電話が入りました。

コーチが亡くなったと。どうやら自殺らしいと。(子供たちには心臓発作だと知らせてあるそうです)

こちらに帰ってから、コーチとコンタクトがあったわけではありません。

Sくんから連絡があると、コーチや監督はお元気?と近況の報告を受けていただけです。

てっきり、教員になっていらっしゃったと思ったのに、銀行員になっていらっしゃったそうです。

社会人になってからは、お忙しいのか、コーチにも試合を見に来てくださることもなかなかなくて、

それでもお正月に行われた、フットサルの大会には見に来てくださったのに・・・・



Sくんが泣いて泣いて・・・

電話の向こうで号泣する声が聞こえます。

どうしてあげたらいいのか・・・

どうしたらいいのか・・・

endless Pink

2007年01月09日 | keep smiling
昨日こちらは、七草粥でした。(この表現本当はおかしいですね。こちらに、七草粥の習慣行事があるわけではありません)
我が家では、七草がゆではありませんが、クリスマスあたりから続いている、カロリーの高いお食事で疲れた胃腸をやすめようと、シンプルな梅とじうどんや、雑炊、父が作ればリゾットになったりします。

この日いつも話題になるのが、七草の話です。
母は、3歳くらいの私に七草を教えようとするのですが、見たことのない私には、そんなこと興味もなく、それでも念仏のように七草を唱えていたらしいのです。
「せり、ナズナ、ごぎょう、はこべら・・・・・せり、なずな、ごぎょう、はこべら・・・・・せり、なずな、ごぎょう、はこべら・・・・・・」
ほとけのざがでてこない私は、endlessにせり、なずな、ごぎょう、はこべら、せり、ナズナ・・・・といいながら、最後のこれぞ七草、までおわらなかったそうです。

そんな話をしていたら、今の私がendlessにせり、なずな、ごぎょう、はこべら、せり、なずなといっている夢を見ました。

今日から学校でした。
endlessにならないようしっかりやらないと・・・・

あなたのおうちは、しかく?まる?それともさんかく?

2007年01月06日 | keep smiling
先日、日本のお友だちと電話で話していたときのことです。
実家に帰って、お母様のつくったお雑煮を食べたといってました。
そのお雑煮は九州風で、いろんな物がはいっていて、そしてなんとお餅が四角!!
「え?お餅って丸じゃないの?」と聞く私に、いや四角が主流(こういう言葉じゃなかったかも・・)のはずだと、その人はいいました。

へ~~~・・・
こっちの売っているお餅はまあるいぞ。

そこで、祖父の家のお雑煮を思い出してみました。
私がいたときは、祖母はすでに亡くなっていましたから、隣に住む叔母が作ってくださいました。
それは、白味噌に丸いお餅だったように思いました。
どうやら、このお味は祖母の味だたようです。
叔母がちゃんと引き継いでいてくださったのですね。
この丸もち、白味噌というのは、天皇家の流れを汲んでいるようです。

すっごくおもしろいと思ったのです。
日本のような狭い国に、お餅が丸だとか四角だとか、あるいは野菜やお魚をいっぱいいれるとか、何も入れないとか、味噌味だとかおすまし味だとか・・・・
なんだか、すっごく楽しい気持ちになりました。

ちょうど、統計のレポートがあって、別にグループはなんだっていいのですが、
検定をして、有意差があるかないかを考察していく宿題があるので、ちょっと調べてみました。
http://chimeian.hp.infoseek.co.jp/zouni/gotoukoukiji.htm

↑をご覧ください。
どうやら、関西は丸餅、関東は角餅ですね。
九州も丸、でも標本が少ないのでなんともいえませんが、沖縄は角という投稿があります。

うふふ。これぞ、食文化。
なんだかすっごくおもしろいです。
みんな我が家のお雑煮こそ、一番!って感じで食べてらっしゃるんだろうなあ。

みなさんのお宅は丸?四角?それとも三角?