桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

数字でないものに心打たれる②

2008年11月27日 | keep smiling
試合は後半が始まったばかりでした。
boardを見ると、0-0の表示。
「よし。間に合った。」
tightなscheduleでしたが、彼らとの約束だった試合観戦にやってきました。

ここは、プロのサッカー選手の試合会場にもなるstadium。
いいところで試合させてもらっているんだなあ・・・
芝生がきれいだ。ああ・・・気持ちいい。

私が着いて、すぐR(私がカテキョしてる子)1点入れてくれました。
teamのmemberのお母様たちに、Pinkは、勝利の女神かもしれない!なんていわれて、この試合の勝利を確信しました!

子どもたちの話だと、teamは先行逃げ切りのチームらしい。
先に相手チームに点を入れられたら、それだけで気持ちが負けてしまって、
なかなか追いつけないのだそうだ。
そう聞いていたので、
「よし。このまましっかり1点守れ!」と祈っていた。

後半の中盤過ぎ、ちょっとしたミスから、速攻で1点入れられてしまった。
こういうときって、0-0に並んだと同じなのに、相手に勢いがあるだけに、
こちらのほうがbehindの気持ちになりますね。
子どもたちも、そして応援している私たちも負けムードになってしまう。

なんとなく嫌なムードの中、私は彼らから聞いていた話を思い出していた。

チームは、春からtrouble続き。
キャプテンはチームのtroubleからやめるし、メンバーの一人は膠原病になるし。
memberが12人に減っちゃって、あとがない感じだった。
何回か練習しているところを見たことがあるが、
一人ひとりの技術がそれほど高いわけでなない気がしました。
スター選手がいるわけでもなく、みんなでパスをつないで、passworkのうまさで、勝ち上がる感じがしました。

対戦相手ががんがん選手交代してきても、12人じゃ、交替もできない。
夏だって、体力つけようってがんばってたじゃない。
1-1がなによ。元気出して!
そう思ったとき、キャプテンのTが
「Hey, snap out of it!(元気出そうぜ!)」と声を出した。
応援席の一番上まで聞こえるくらい元気な声で。
それからの彼らの動きは気持ちがよかった。
一つのボールに向かって、集中していた。
soccerに詳しいわけではないが、だらけている試合か緊張感がある試合かはわかる。
いつも監督から、One playがシュートで終わるように(つまり途中でボールを相手に取られないよう、攻めきって終わるプレイという意味なんだと思うのだが)といわれているらしいが、それがちゃんとできている試合だった。
ただ、決まらない。
何本もシュートしているのだか、相手のキーが一枚上手なのか、取られてしまう。

1-1のまま延長。5分ずつの延長でも決まらず、PK戦へ。
知り合いというか身内のPKっていやですね。
心が痛くなりました。
自分のことではないのに。12人のうち、6人もうちに来てると、
なんか、私がママのような気持ちになってね・・・
結局7人目までいって、
3-4で負けたんだ。
fieldの中で、うずくまる彼ら・・・

みんな泣いてたよ。
勝ててる試合なのになあ・・・悔しい!本当に悔しかった。

でも、あなたたちがsoccer大好きなことよく伝わったよ。
一生懸命な姿、勝ちたいって勝利にこだわる気持ち。
とてもよく伝わった。
見ていて気持ちよかった。
さわやかでした。

元気をいっぱいもらって、リハに行けました。

一生懸命って数字じゃない。
一生懸命はちゃんと人に伝わる。
案外、数字じゃないものが人の心を揺さぶるのかもしれない。

数字でないものに心打たれる①

2008年11月27日 | keep smiling
実験をして結果を数値で出し、グループ間に有意な差があるとかないとかを分析している私は、
結果が数字ででると、すっきりする。
よく、カテキョの子どもたちが、「今度はがんばる!」なんていうと、

目標を決めようよとつい言ってしまう。
例えば、soccerのリフティングで、すぐ失敗する子は、

よく「次がんばるよ」なんてあいまいなことを言うが、
私は、「何回がんばるって決めようよ」と言ってしまう。

実際具体的に数字の目標を持ったほうが、
よい結果になるのは事実なのだが。





こちらでもとても人気のあるICHIRO選手。
彼はよくinterviewで、「プロだから、数字がものをいう。がんばって当たり前。がんばれば数字にでる。がんばったけど、打てなかったというのは言い訳」なんて厳しいcommentをしているときがあるが、私はとても共感していた。





今回の公演。実は、初舞台のおこちゃまたち(2歳から4歳くらい)がたくさんいた。
彼女たちをステージに立たせるのだから、舞台裏はもう大変。
お化粧しても、顔をごしごしこすってしまう子。
お化粧したあとは、あんなにストローでお水飲むんだよって言ってるのに、直接飲んで
人食い口みたいにしちゃう子。
出番を待っている間に寝ちゃう子。
化粧した顔を面白がって、眉毛と眉毛をつなげちゃう子・・・



出番ぎりぎりまで、なんとか最高のballetをお客さんに見せたいと、
先生が指導する。
手は大きく!一歩を大きく出すのよ!彼女たちには厳しく聞こえる先生の指導に、ちゃんとついていく。
「一番上手に踊って、ママたちに見てもらおうね」をそう声をかけると、
汗がにじんだお顔でにっこりしてくれる。

いよいよ出番。
舞台袖で、しっかり踊れますように。
誰も転びませんように・・・祈るような気持ちで見守る。



おお!指先が伸びてる!!うんうん。ルルベ(背伸びみたいにすること)もよくできてる。
かわいいかわいい!!!今までより、ずっといい!!

子どもってすごい。
本番に一番いいballetを見せてくれる。


Balletが大好きだよ。ねえねえ。私を見て!っていう一生懸命な気持ちがちゃんと伝わる。
お顔もにっこにこ^^本当にかわいい。



一生懸命って数字じゃない。
一生懸命はちゃんと人に伝わる。
案外、数字じゃないものが人の心を揺さぶるのかもしれない。


時間が味方

2008年11月18日 | omoi
日本の私の友達が恋をした♪

相手は韓国人。

先週、その彼に告白してくると、韓国へ旅たつ前日、私にmailをしてくれた。

「告白してくるよ。撃沈したら笑ってね」



日本にいたときから変らず仲良くしてくれる、その友だち。

パソコンに来たメールに気がつき、逆算して、もしかしてまだ空港?

って思ったので、急いで返信。

「撃沈しても笑わない。でも泣きながら帰って来たら、笑ってやる」



空港から、彼の家まで、地図を見ながら行く途中でも

「紅葉がきれいだよ。こういう一人旅もまたいいね」のmailをくれた。

年上なのに、私がなんだかお姉さんの気持ちになって、

無事つきますように。ちゃんと気持ち伝えられますように。



心配で心配で、何度もPC立ち上げて、メールを確認。

「ダメだった」





辛いよ・・・こんなの初めてだ。

さっき電話があった。

何も言ってあげられないけれど、これだけはいえる。

「時間が癒してくれるよ。だから時間にゆだねて、ゆっくりしな。

 時間はいつだって味方だからね。」



なんだか自分のことみたいにへこんだ。



気の利いた言葉をわたしにだってかけたことない。

とても不器用で、自分のことをよく見せようなんてこともしない。

それでも、気持ちの芯はとっても暖かで・・・

あなたは、そのよさを自分でもわかってるかな。



時間が味方。

楽譜はメッセージ。演奏者はmessenger

2008年11月16日 | cello
先日私は往復6時間かけてcelloのマスタークラスを受講してきました。

講師の先生は、音楽通の方なら、目をキラキラさせて喜びそうな、

ちょっとしたcellistなら、自分たちも受講したくて

ピンクの奴~~~を歯軋りして悔しがりそうな、Europeからの先生です♪





30分前に余裕でついた私はお部屋に入ってびっくり!

観客用の椅子がたくさん並べてあって、

こじんまりとレッスンしてくださるのだろうと思っていた私は、母や私のcelloの先生と

「椅子、片付けちゃおうか。こんなにたくさん観客いないよね~~」

なんて言ってました。



ところが10分前から続々と・・・

椅子はもういっぱい。立ち見まで出ていました。



その日のレッスンは二日目の最終日で、私ともう一人の受講者がいらっしゃったのですが、

その人の顔も青ざめてたなあ・・・w



おまけに司会まではいり

「今日の受講生は、○○&Pinkです。

 (○○さんのPFの紹介:音大の学生さんでした)

Pinkさんは、オケ活動、室内楽の活動も意欲的にしていて、ああたらこうたらうだうだ・・・」

こんなformalなレッスンだと知らなかった私は、緊張がMaxでした。

吐きそうだった。



私の演奏した曲は、

Bachの 「無伴奏cello組曲 第4番」というものです。

日本だと林 峰雄さん、古川展生さん(このかた映画のおくりびとの本木さんのcello指導されたかた)がCDだしてらっしゃいます。

有名だとYO YO MAさん。





Europeの教会での響きを思わせるBach!って感じの組曲です。



1時間あまりにレッスンでしたが

しぼられました~~~~

とても強く言われたのは

「楽譜は、Bachのメッセージがたくさん込められている。

 レガートやスタッカートにはそれぞれの意味がある。

 なぜ、ここはレガートなのか。なぜスタッカートなのか・・・

 それらの意味を考えることはBachの思いを汲み取ること。」



帰り道でYO YO MAさんの無伴奏を聞きながら

balletも同じだなと、先生の言葉を思い出しました。



balletでいえば、楽譜は振り付け。

何年も脈々と続く歴史の中で変らないメッセージを伝えるものが、振り付けです。

そして演奏家はそのメッセージを観客に伝えるメッセンジャー。

私たちダンサーは、やはり振り付け(ballet)で、観客に思いを伝えるmessenger。



来週のrecital前に、気持ちが新たになるような

とても大事な教えをいただいたように思いました。





それにしても、その先生のチェロの音のすばらしいこと!!

ふか~~~~~い海の奥から響いてくるような

心地良い音でした。

その音を一番そばで聞けた私は、しあわせものです♪



私だから受け止められる

2008年11月10日 | omoi
知らないほうがよかったという現実があるかもしれない。
それが厳しい現実ならば、余計にそう感じる。
でも・・・現実を知るように選ばれた人間なんだって考えるようにしよう。

こういう厳しい現実を知っても、ちゃんと耐えられる。
きちんと受け止められるって思われた者のみが、知る現実。
ならば、きちんと受け止めよう。

それが幸せな現実なら、すごくうれしい。
だって、幸せを知るように選ばれたのだから。

人に優しくなろう。
なぜ、その現実を話そうと思ったか、その勇気をちゃんと受け止めよう。
私だから。
私なら分かってくれると思ったに違いない。
だったら、その勇気をたたえられる人間でありたい。

OBAMAが大統領になる日

2008年11月05日 | keep smiling
今日は、日本からた~~~~くさんのmailをいただきました。

世界中が(特に日本)注目している選挙だったんだなって思います。

東部はほとんど結果が出て、西部は開票途中・・・



「Pinkはどっちにいれた?」

「OBAMAだったらAmericaはどうかわる?」



いつもはお互いの近況報告や愚痴なんかを言い合っているのに、

今日のmailはみんなまじめ。



変な意見かもしれないけれど、若さって大事だって思います。

70過ぎたMcCainは、賢い人らしいけど、彼に乗るのは難破船に乗るみたいなもの。

うちのグランパといくつも違わないMcCainに入れるのは。。。ちょっと・・・

こんな安易な気持ちだけではないけれど、一つの動機にはなりますね。

それに私たち若者は、誰がなってもあんまり変らないんじゃ?という政治不信のようなものありますね。

経済回復してほしいものです。



大統領選は、なんだかお祭り。

どちらが勝っても、今日の青空は、勝利のお祝いだったのかもしれません。





ほら!見て!!こんなすてきな空だよ。

ベントウクッテル バアイナイ

2008年11月04日 | keep smiling
私は週一回、青年期の男性のカウンセリングを担当しています。
今日は、カウンセリングで、大失敗をしてしまい、時間も長引き、とてもへこんでいました。
みんなと一緒にlunchをとれなかったのもあり、珍しく一人で芝生の上でお弁当を食べていると・・・

めったに会わないのに、大学では一番会いたくない人物に会ってしまいました。


その人は、黙って私の横に腰を下ろし、
何で、今lunchを食べているのかとか、
今日はなぜ一人なのか・・・と質問してきました。
それに一つ一つ答えているうちに、涙が滲んできました。

そして、今日のカウンセリングで、こんな失敗をしてしまいへこんでいること。
もうあの男性は、私のカウンセリングにきてくれないかもしれないと思っていること。
などなどいつしか自分のほうから話していました。



すると、その人は、下手くそな日本語でこういいました。


「Dear Pink。ピンク イツカ ピンクノ ソンケイスル ニホンイチノ シン

リ ガクシャカワイ ハヤオ(河合隼雄さんのこと) コンナコトイッタト オシ

エテクレマシタ。


『真実は劇薬 嘘は常備薬』


 ピンクハ ソノヒトニ ウソツケナカッタ ダケ。


 シンジツ トキトキ(多分時々のこと) ヒトニイタイ コトアリマス


 ウソノホウガ ヒトニハ キモチイイネ(心地良いってこと)


 ピンクの prescription(処方せんのこと) マチガッテナイ


 ダケド ゲキヤクツカウ or ジョビヤクツカウ ハンダンシナキャダメ


 ハンダン イツモ ピンク イウデショ シュ・・・シュ・・・」




「しゅぎょう!」




「Oh!シュギョウ!! ソソ。ソレソレ。 シュギョウシナイト ハンダン デキ
ナイケイケン トテモ ダイジ。
ソンナトコデ ベントウ クッテル バアイナイ。
(弁当食べてる場合じゃないってこと)


 サッサト シュギョウ スル!」



変な日本語の相手は父です。

なんで日本語でいうのか意味が不明なのですが、がんばって話してました。

彼の話し方聞いていたら、日本人が外国人の話をカタカナで書くのがわかりました。

だって、父の日本語本と下手くそだもん。

でも・・・

こんなこといわれたら、笑うしかないですよね。

実際、そうだよなあ・・・

へこんでないで、recoveryすること考えようって思いました。



それにしても、べんとうくってる・・・なんて下品ですみません。