桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

私をプロデュース♪②

2007年05月30日 | omoi
音楽プロデューサーのH氏は、今度のconcertはこのオケを呼んで来よう。そして、こういう曲を彼らに演奏してもらおう。さらに、こういうpianistと共演させるとおもしろいぞ・・・などど、concertを企画するのだそうです。

そして、出来上がった企画をhandbillによって宣伝する。
どんな写真やどんな宣伝の文句をいれるかも自分次第。
この企画が成功するのもしないのも、宣伝の仕方によるといいます。

しかし、これらは自分の好きにやっているとはいえ、concertをプロデュースしているわけです。
では、彼が自分らしくいるために自分をプロデュースしているものは?
それがradioの番組でのDJだと教えてくれました。

ラジオ番組をもつきっかけは、職場となっているホールのスタッフが勧めてくれたのだといいます。
「あなたは、音楽に詳しいし、話し言葉がとてもsoftだ。何より声がとてもいい!」
そうほめてくれたそうです。
自分の声のことをほめられたことなどなかったので、すごくうれしくなり、radioの仕事を引き受けるようになったそうです。

彼は、DJがやりたくてそういうそぶりをみせていたわけではなく、日ごろの仕事の中で自分のよさ、持ち味というものを出していったに過ぎないと思います。
でも、ちゃんとそのよさに気づいてくれる人がいる。
つまり彼が発信していることを着信する者がいたということですよね。

こうして、H氏はDJというツールをとおして、自己表現することができるようになったわけです。そしてこの場が、自分が自分でいられる幸せな場になったそうです。

私をプロデュース♪①

2007年05月29日 | omoi
縁あって、先週末に音楽プロデューサーの人と話す機会があった。

彼は父と同世代で最初は音楽教師をしていたそうだ。
仕事にやりがいを感じていないわけではなかったけれど、自分の地位が上に行くにつれ、音楽の楽しさを生徒に伝えることとは違うところにいる気がして、教師を辞めたのだそうだ。
そして、あるところから請われて、音楽プロデューサーになるという、ちょっと回り道をしたと言っておられた。

転職のきっかけは一枚の写真。
クラス対抗のバスケの試合のあとガッツポーズをしている写真だったそうだ。
自分は人前でガッツポーズをするような人間ではない。
自分でない自分がここにいる。
自分でない自分が写真で残っていることに、とても違和感を感じたそうです。

だったら自分らしい自分であるためには、どうしたらいいのか。
音楽の楽しさをより多くの人に伝えたい・・・そのほうが社会に貢献できるし、何より自分が自分らしくいられる、そう考えて転職したのだそうだ。

今は某ホールで、singerを呼んできたり、いろんなconcertを企画する仕事をしたり、radioのDJとしても活躍しておられる。

「Pink、何も派手に振舞う必要はないんだよ。自分の得意な方法で自己表現していくんだ。そうすれば、きっとそれは誰かの目に付き評価される。そうやって少しずつ、少しずつ行動を広げていけばいいんだよ。人はその人のあるがままで評価されるべきなんだ。」

そうだ、私は私のプロデューサーなのだ。どう表現して、どうわかってもらうかはみんなわたし次第なのだと思いました。

バイリンガルへの道は遠い

2007年05月22日 | keep smiling
こんな顔していて日本語話すので(笑)、よく「どうやって日本語覚えたの?」「勉強の仕方を教えて」とよく聞かれます。
日本にいたときは、「英語はどうやって勉強したらいいのでしょう?」と聞かれました。
今でも英語サークルのおば様方に「いくらやっても身につかない。どうしたらいいの?」と質問されます。

一言で言って、私は環境だと思います。
英語しか聞こえてこない環境、目に入るものが英語である環境、英語でないと通じない環境。そういう意味では、英語を母国語とする国に行ってしまうのが手っ取り早いですよね。
じゃあ、なぜ、USにいるおば様方は英語がなかなか身につかないとおっしゃるのか?
環境づくりがうまくいってないからだと思います。

家に帰れば、家族と日本語で話し(当たり前ですが)、友達も日本人、お買い物にはJapanese market・・・見るテレビも日本語放送・・これはUSにいながら、日本にいるのと同じ環境を作っていることになります。

私の日本の友達にこういう人がいます。
彼女は、日本で生まれ、日本で育ちながらバイリンガルです。
UKや、USは旅行や1ヶ月のホームステイ程度でしか滞在したことないそうです。
なのに、彼女は完璧な英語を話します。

彼女は、お父さんとは英語、お母さんとは日本語で話すように育ちました。
ずっとずっと彼女が中学生になるまで、お父さんの日本語を聞いたことがなかったそうです。(勿論、彼女のご両親は日本人です)
ある日、家にあった論文が目に留まり、その作者はお父様だとわかりました。そこで初めて、「家のお父さん、日本語で文章書けるんじゃん。」と思い、聞いたそうです。
「日本語も話せるよ」、それがお父さんと初めて日本語で話した会話だといいます。

何もそこまでしなくても・・・とかそんなに英語はなせない・・ってお考えかもしれません。
でも、バイリンガルというのはそのくらい育てるほうも育つほうも努力しているということです。
そのくらい覚悟しないとバイリンガルにはなれないってことかな・・・

号泣のDVD

2007年05月21日 | keep smiling
話せば長くなりますが、短く言うと私は日本にいたとき某小学校のALT(英語の授業をsupportするアシスタント)をしていました。

小学校なので、英語の専門の先生がいらっしゃらなかったせいか、アシスタントというよりは、かなり私の意見がとおり、私の好きなように授業をさせていただいていました。

あるときは、校長先生を巻き込んでHalloween partyをしたり、クリスマスにはお母様たちからのさしいれで給食食べられなかったり・・・・

特に4年生のクラスでは、担任の先生が熱血で私は教師としての考え方をそこで学ばせてもらいました。



その彼らも、この春で中一です。

先日、卒業DVDが届きました。

懐かしい顔がそこにありました。

どの子も大人っぽくなっていて、小学校時代を大事に過ごしたことが感じられる顔でした。



特に運動会の場面が感動でした。

pirate of Caribbeanをテーマにした赤。

海賊の白。

ドラえもんの青。

そして、トラの黄色。

テーマに沿って応援合戦を繰り広げます。

歌・dance・ちょっとした劇?(寸劇?)で5分間を組み立てているようでした。



どの子も手抜きをいっさいしない、大きな口を開けて力いっぱい応援して・・・

団長さんは練習のしすぎでしょうか?本番の声がかれていました。

それを見ながら、懐かしくまた頑張る姿がいとおしく、号泣してしまいました。

振り向くと、一緒に見ていた母までぼろぼろ泣いていました(怪しい母子だww)



人間には、どの時期にも経験しておくといい経験というものがあるなって感じました。

小学校のこの時代に、応援団のリーダーになりみんなを統率し、応援合戦の企画し実行する。

たとえ、優勝できなくても、中学になってまたその経験を生かした次の経験ができるんじゃないかって思いました。



やっぱり、運動会はいい!

あつ~~くなりました。



もてなす心

2007年05月16日 | keep smiling
honey partyがある朝、家族meetingが開かれます。
honey partyというのは、父が飼っている蜂が蜂蜜を作る時期に、お客様をお招きして、大量のmuffinやpancakeやできたて蜂蜜でもてなす日です。
我が家のオリジナルpartyです。

meetingなんて、たいそうな・・ってお思いになるでしょ?
いえいえ、それがなかなかきっちりしたmeetingです。

父から、来るご家族の名前と、~~をしているかたという説明があります。
あわせて、お子さんの年やallergyがあるないの確認をします。
それに小さすぎるお子さんは、決して蜂蜜を口に入れさせないよう、指示があります。
私には特別、子どもたちが少々親の目がなくても怪我なく元気に遊べるよう、ちゃんとみてあげるよう何回も言われます。
母には、お茶や食べ物を切らさないよう、一人でぽつんとしている人がいないか、きちんと周りを見ているよう、細かく言われるのですよ。

父は・・?というと、ご家族同士をきちんと紹介して、特にこれからこの方とお付き合いしておくといいよとか、いろいろ相談に乗ってもらえるよという人との関係づくりのお手伝いをするのだそうです。

Italianって家族がとても仲良しで、成人しても結婚するまで両親の家に住むのが常なのだそうですが、父はそれをせずに若いときにUSに来てしまいました。
そうだからかどうか・・家族はもとより、友だちの家族をとても大事にします。
USに親戚がいない父は、友だちが頼りだったのかもしれません。

きてよかったよね~~本当に楽しかったよね・・という言葉が、何よりうれしいのだそうです。
父なりのおもてなしの心なのでしょう。

Oh! Romeo, why are u Romeo?

2007年05月13日 | keep smiling
今年もこの時期になると、朝かわいい声で私を起こしてくれるbabyがいます。

部屋の窓と屋根の間(うまく表現できませんが)に、鳥が巣をつくる格好の場所があるようです。

最初に気がつくのは、私の窓の真下に、わらや木の枝が大量に落ちているからです。



するとまもなく、朝ピチュピチュ、ピーピー、鳴き声が聞こえてきます。

かなりうるさいのですが、不愉快になりませんね。

alarmの電子音は顔をしかめてしまいますが、baby鳥は一生懸命な感じでかわいい!



姿は見えないのです。

鳴き声だけ。

それにまだ一度も親鳥を見たことがありません。

だから鳥の種類もわからないのです。



朝、ひばりの鳴き声に起こされ、心地よい眠りから目を覚ます。

シルクのガウンを着て、窓を開けると、そこにはRomeo♪

うふふ。。。。。



実際は、寝癖の髪にほっぺには枕のあと。

めがねを探しながら、ベッドの角に足を打ちつけ、大騒ぎ・・



うう!現実は厳しいなあ・・

言葉のちから

2007年05月08日 | keep smiling
論文を書いていると、言葉の重大さに気がつく。
私の論文は、実験計画を立て、実験を行い、結果の統計的に分析し、考察するという一連の決まったパターンがある。
勿論、専門用語などという、専門をちょっとかじった私には使うのが申し訳ないような用語が合ったり、こういう風に書くという決まった言い回しのようなものもある。

しかし、presentationをするときなど、言いたいことが学生に伝わらなかったり、誤解されたりすることもある。
もっと言うなら、同じ事を同時に言っても、伝わらない人もいれば、伝わる人もいるという事実にかなりショックを受ける。
言葉で伝える以前に、人と人とはいろんな関係があり(友人、恋人、師弟、気が合う合わないなど)言葉はその関係を補足するだけのもの?なんて弱気な考えも出てきてしまう。

そんなはずはない。
言葉は、真理を伝えるものでもあるはず。
一言、一言が使命をもっている。そう思って私が言葉を使おうとすれば、言葉一つはささやかでも、きっと大きな意味があること実感できるように思うのです。

なんて、いいながら・・・早くpresentation終わりたい・・・・・

馬に乗った

2007年05月06日 | keep smiling
昨日、馬に乗りました。
馬に乗るのは初めてではありません。
マウイ島に行ったとき、乗せてもらったことがあります。

子どもだった私の言うことはちっとも聞いてくれず、小高い丘を登ったときも、途中で道草したり、なかなか進もうとせず、スタッフの人が引っ張ってくれたりしました。
「Pinkを子どもだと思って、ばかにしてるのさ」
なんていわれて、ちょっとショックだったこと覚えています。

今回の私は大人です。
マッサージしたり、餌をやったり、乗る前に十分仲良しになりました(なったるもり)
あぶみ?に足をかけて、さっとかっこよく乗ろうとしましたが、失敗。
ステップをもってきてもらって、颯爽と馬に座り、まずは歩くところから。

ぶ~~!!
なんで歩いてくれないのよ。
さっきなかよくなったじゃない?
餌も食べたじゃない?
もう!何が気に入らないのよ。
スッタフが声をかけると、のこのこ歩き出します。

ちょっとむっときたけれど、そこからは快適。
一段と高くなった私は、視野が断然広がり、風の香りまでいつもと違う気がしました。
「ね、グローリア・・ちょっとだけ走ろうよ。駆け足してみようよ」
なんてお願いしても完璧無視。

ま、いいや。
私の後ろには王子様が乗ってるつもり。
グローリアは、私に忠実な馬のつもり。

またいつか・・・そうもっと大人になったとき、颯爽と馬に乗りたいです。

休日の幸せな過ごし方

2007年05月02日 | keep smiling
私は我が家の階段の下から3段目が大好きです。

階段は、リビングにあって、そこから私の部屋に行くようになっています。
学校から戻ってきても、とりあえずそこで一休み。
リビングやダイニングからの気持ちいい風を感じてアイスを食べたら、至福の時間です。(至福の使い方あってますか?)
母は、3段目はPinkの体重で少しくぼみができてるなんていいます。
そういえば、3段目でもここという、しっくりくる場所があるようです。
本当に窪んでるかも・・・・・確かめてみなくっちゃww



最近はそこで本も読みます。
小説を読むのにぴったりですね。
膝の上で本を広げ、アイスクリーム食べながら読書。
十分です。これ以上何もいりません。

幸せなんて、本当はささやかなものかもしれませんね。

お天気がよくて洗濯物がぱりっとかわいたとか、かわいてざらざらした庭に雨が降って庭がきれいになったとか、風が心地いいとか・・・

そんな小さな幸せの積み重ねが、なんだかとてもうれしいです。

本当にしあわせです。

常識を疑う確かな力

2007年05月02日 | keep smiling
昨夜遅く、叔父からmailが入り、東京大学のHPを開きました。
小宮山大学総長の今年の入学式の式辞を読むためです。

http://www.u-tokyo.ac.jp/gen01/b_message19_02_j.html
ありきたりな言い方ですが、すばらしいと思いました。
日本の最高学府の東大ですから、さぞ難しい言葉が並んでいるのかと思いました。
予想に反して、とても平易でわかりやすく、しかし心のこもった素晴らしいない内容だと思いました。

東大だから、日本の頂点というプライドもある。さらに世界の頂点を目指すという志もある。
正直私は、東大がどれだけのもの?と、あまりいいイメージがなかったのです。
でもこの式辞を読んで、イメージがかなり変りました。

そして私も、「常識を疑う確かな力」を身につけるべく精進しようと思いました。