桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

からからの心に

2006年06月30日 | omoi
お友達が元気がありません。
なんだか目標を見失ってしまった様子。

硬くなってしまった心には、私のどんな言葉も通じません。
水一滴もはいっていかないほど、心はからからで水分を失くしてしまったようです。

生きる目標を失ってしまった人に、どんな言い方をしたらいいのか。
どんな言葉をかけてあげたらいいのか。
そういう勉強をしているはずなのに、知識なんて何の役にもたちません。

何を求めているわけではない、ただ、前のように元気になってほしいだけ。
きらきら光る瞳を取り戻してほしいだけ。

でも、私にはそれらを取り戻す技術も、経験も言葉も持ち合わせていないようです。

祈りすらも今は通じないようです。

traffic jamのなかで

2006年06月29日 | omoi
「ああ~~ついてない!」
急いでいるときに、こうなります。
あまりないのですが、今日は学校の帰りに、渋滞につかまってしまいました。
(そういえば、春の時期にもありましたね)

こういうとき、あんまりいらいらしない性格は得ですね。
とりあえず、今読んでいる「遊鬼」という本を取り出しました。
(なかなか面白いのですが、難しくもう4回目を読んでます)
でも、窓から入ってくる風が気持ちよくって、目を閉じて風を感じていました。
乾いた風です。
もし私が泣いていたなら、涙をその場でさらっていくようなそんな水分のない風でした。
日本は梅雨。
これ以上水分を含むことができないような、湿った風を思い出しました。
でも、それが肌にはとてもいいのですよね。

場合によっては乾いた風もよし、湿った風もよし。。
涙をあっという間にさらっていく風もよし、お肌をしっとり保つ風もよし。
何がいいかは考え方次第。
ならいいほうに考えたほうが、幸せに決まってる。

交通渋滞でもなければ、こんなことも考えないで、日々を送るだけになっていた私。
日々の生活の中で、交通渋滞するときをもってみよう。
前へ進むことばかりじゃなく、急ぐことばかりじゃなく、大人になることばかりじゃなく、追いつくことばかりじゃなく、じっと立ち止まって、目を閉じて、風を感じる時間を持とうと思いました。



生きてることに価値がある

2006年06月25日 | keep smiling
今日(もう昨日ですが)は、土曜日。
母がハンディキャップのある子や、そのママたちを集めてサークルをする日です。
私も時間が許す限り、手伝うのですが、なかなか最近時間がありません。

今日はbreak中ということもあって、バレエの帰りに、サークルをしている公園によってみました。
やってるやってる。。
ケーキを作っていました。

スポンジ台は、前もって焼いてあり、そこに生クリームやfruitなど思い思いにデコレーションしていました。

私がそっと近づくと、弱視のDくんが
「うん?Pinkのにおいがする。Pinkでしょ?」
と言いました。
視力の弱い子は、他の感覚器官が発達するといいます。
その子も聴覚、嗅覚がとても発達していて、私の足音などすぐわかります。

「Bingo!!D!すごいねえ。よくわかったねえ。」後ろから抱きつく私に、Dは得意そうに鼻をふくらませていました。

デコレーションが終わると、snack timeです。
fruitから食べちゃう子、交換する子、自分の妹の口に入れてあげる子。。
どの子も本当に可愛い顔をしてケーキを食べていました。
もちろん、みんな私の前にもおすそ分けしてくれて。。。。。

そのあとは、出来る子はサッカーを出来ない子は私が折り紙を教えてあげました。
日本のお友達に教えてもらった、「パンダ」を折ってあげると、
「Oh! great! good job!」の声。

彼らを見ているといつもおもうのです。
人間がよく生きたい、かっこよく生きたいなんて思うのはおごりじゃないかと。。
いただいた命を精一杯生きること。。それだけで価値あるのだと思わずにはいられなくなるのです。

はなまる

2006年06月22日 | keep smiling
LDのRちゃん。先週はいっぱいテストがありました。
期末テストにあたるので、かなり緊張した様子。
私もすご~~くすごく気になって、何度もメールし、もう一度○○の部分をまとめておくようにとか、××絶対でるから、繰り返し問題解いておいてね、とメールしたり電話したり。。

おとといから結果が戻ってきたようで、お母様からメールをいただいていました。

LDというのは、知的(つまり知能指数的)には問題はないのですが、ある部分において習得できない、あるいは習得困難なといころがある子供のことです。(平たくいえばですが)
Rちゃんの場合は国語とくに漢字の部分が著しく習得困難で、似たような現象として英語の単語など言語の分野に落ち込みが見られます。
彼女は英語と日本語のbilingual(会話の部分のみにおいて)なのですが、英語の単語の習得が困難です。
英会話に問題ないだけに、不思議な現象なのですが、例えばappleとあるとappleと読めません。つまりなんて書いてあるのかわからないのです。でも私がappleと読むとりんごだと容易にわかります。
もっと極端な例を言えば、How are you?と書いてあると読めないので、答えられません。でも私が「How are you,Rちゃん」というと「I'm great fine,how about you?」などといって、会話が弾みます。
つまり音と表記が結びついていないと言う不思議な現象がおきているようです。

数学に関してもかなりてこずって、例えばー3-(-5)=がわからなかったり、-(-)で+になるってことの基本から教えたり私にもとてもいい勉強になったのですが。。

国語力はすべての力の源であるので、ほかの教科にも影響がないわけではないのです。けれど今回の期末テスト!!
すっごくよかったのです。
国語は確かにほかの教科の中では一番悪かったのですが、英語、数学が完璧に近かったため、全体としていい結果になりました。

わざわざ結果を見せに来てくれたRちゃん。あなたのがんばりにPink先生ははなまるをあげましょう。
今回のことがいい自信になるといいね。

子供とともに成長する

2006年06月19日 | keep smiling
日本ドローでしたね。残念。
川口よくあのPK止めました。

私が日本で家庭教師をしていたSくんの決勝戦も悪天候の中、試合があったそうです。
相手は、2人スタープレイヤーを擁する個人技の優れたAチーム。対するSくんのチームは組織力で、予選を接戦で制して来たチーム。

結果はAチームが延長戦の後半残り1分で得点し、優勝したそうです。

SくんからもSくんのお母さんからもメールをもらいました。
Sくんは、「勝てた試合だったよ。僕らがずっと押してたんだ。もう全国までいけるチャンスはなかったのに。。。悔しいよ。。」
そうかいてありました。

でも、私はSくんママのメールがとても印象的で感動しました。
「本当に惜しい試合でした。応援では完璧こっちが勝ってたんですが(笑)
 ここまでの試合でSは、本当に技術面はもちろん、精神的に成長したんです。
 あの子が試合中にイエローcard出されたんですよ。
 体を入れてボールをキープするなんてできなかった子が、イエローですよ。(笑)
 子供って本当にありがたいですね。
 あの子のおかげで、私たちは本当にいい思い出ができました。
 今負けて、親も子も脱力してしまい、明日からどのようにしていいのかわかりま せん。。」

S君は本当に幸せ者ですね。
自分のやりたいことに無条件で応援してくれる人たちがいて、勝っても負けてもいい思い出ができたといってくれるご両親がいる。

私も母に聞いてみました。
「あなたが小さいころ、チェロやピアノの発表会、balletの発表会にでると、出るってだけで涙が出たよ。一緒にがんばってきたな~って思えてね。よくこんな曲が弾けるようになったなあとかよくこんなバレエができるようになったなあって、思ってね。あなたと一緒に成長させてもらったよ。子はかすがいってそういうことよね。」

親って子供と一緒に成長するのですね。

祈り

2006年06月14日 | omoi
海に向かって下っていくと、私が行っていた幼稚園の近くに、教会があります。

熱心な信者ではない私。
神様の存在は信じるけれど、でもそれより今まで自分の判断を信じてきた。
つまり何よりも自分の判断を信じてきました。

でも、苦しいときに人は宗教に近づくといいますが、私の場合も例外ではなかったようです。
宗教に近づくというよりも、自然と祈ってしまう、祈らざる得ない。。そういう状況でした。

そっと教会に入ると牧師様がいらっしゃいました。
「May I?」
という私に彼はうなづいただけ。
「急にお祈りしたい気分になったのですが、それでもいいですか?」
と聞く私に、
「もちろん」といって、出て行かれました。

教会ってすごい。
行ったのが初めてではないし(幼稚園も学校も一応キリスト教関係の学校でしたから)
お祈りしたことがないわけではありません。
でも、苦しいときに祈る。これは初めての経験かもしれません。
教会の中の空気の温度まで感じるように研ぎ澄まされていくようです。
どんどん心に水が入っていくような、からからの砂にお水が入っていくようなそんな感覚だった気がします。

のどまで涙がくるのに、泣けません。
泣いた後だからか、泣くほど溜まってないのか、それもわかりません。


でも自転車で家に向かう頃には少し心が軽くなったように思いました。

小学生のワールドカップ

2006年06月12日 | keep smiling
ワールドカップ始まりましたね。
日本はきっと盛り上がっていることでしょう。


さて、ここに度々出てくるS君のサッカー情報です。

福島県にJヴィレッジというところがあって、今各地で行われている、地方予選を勝ち抜いてくると、そのJヴィレッジで全国大会が行われるそうです。
いわば、サッカーをする小学生の甲子園って所なんでしょうね。

Sくんのチームも昨日semifinalがあったそうです。
相手は、今まで練習試合でもよく戦っている、いわば手の内を知った相手だったようです。
S君のチームも相手もスター選手不在、ボールをつないでつないで、攻めてくる似たようなチーム。
ただ違うのは、Sくんのチーム(Wチーム)の監督が若くてほめて子供たちを育てているに対して、相手(Kチーム)は怒って(選手を奮起させて)育てる監督さんだということらしいです。(S君のママの話では)

20分halfの試合が終わっても0-0のまま。
延長戦に入ったそうです。
5分ずつの延長の後半。コーナーキックをSくんがヘディングシュート!!
決勝点となる1点だったそうです。

それで試合が決まり、決勝進出!!

2年前、アンダー10のsemifinalの試合を見に行きました。
事実上の決勝戦となった試合です。
結果は負けたのですが、タオルをかぶって号泣するSくんにかける言葉がありませんでした。

2年後。。チームもあれから強くなったんだなあ。。
Sくんのお母さんからメールをもらいました。
「幼稚園からサッカーをやってきて、続けるということが本当に大事だってことわかりました。学校に行かなくても、サッカーのリフティングをやっていたSが、チームに貢献できたこと、本当にうれしく思います。もうあとは優勝しかありません。Jヴィレッジにいくぞ!」
と書いてありました。

子供っていいね。
親をも成長させてくれる。
さ、あと1勝だ。ここまできたら優勝だね。

父を抜いた日

2006年06月11日 | omoi
「今日はtenpuraが食べたいな」父がそういいました。

我が家ではてんぷらはしません。
母が、家が油くさくなるというからです。
近くにわりとおいしいてんぷらやさんがあるので、そこまで3人で歩いていきます。

帰り、父が「食べ過ぎたなあ。。Pink家まで競争だ。」そういいました。

小さい頃は、父とよく競争したのに、ああ、最近そういうの忘れていたなあ。。そう思いました。

父は男。昔はなかなかのランナーだったといいます。
私も若いし、なかなかのランナーだとはいえ、やっぱり父には勝てないだろう。。そう思っていました。

私の武器は、毎日何らかの形で運動していること。
父は運動不足。
そして、スタート地点から家までは、坂道。。。

「ready。。。。。。GO!」母の合図で走り出しました。

途中までならんでいますが、横目で父のあごが出ていることを確認。
一気に抜きました。

「勝っちゃった。。」
小さい頃は、わざと負けようとする父に、本気で怒っていた私。
「本気でやってよ!!」生意気言った私。

「ちょっとパパ~~本気でやってよ。。」
本気だとわかりながら、なんだか寂しくなって、そう言いました。
「本気だよ。Pink変わらないなあ。速いよ。パパも運動しないとなあ。。」

パパを負かしたってうれしくないよ。
ずっと私の前を走っててよ。
父47歳、娘20歳の夕方でした。。

私の心の癒し方

2006年06月09日 | omoi
ちょっとこころにけがをしたとき、私がよくするカルテです。

1:掃除をする(形から入る私はこころの整理をしながら掃除をします)
2:きれいになった部屋にアロマをたく(好きな香りでいいと思います。こんなと きは私は森林系ですね)

3:音楽を聞く(たぶん好きなジャンルの曲でいいと思いますが、私はこんなとき はピアノ曲が多いです。ショパンがいいかな)

4:温かい飲み物をいれる(紅茶でもコーヒーでももちろん昆布茶でも。昨日の私 はオニオン グラタンスープでした。)
5:泣く(こういうときは、泣こうと思わなくても自然に涙が出るものかもしれま せん。涙には自浄作用がありますね)
6:寝る(何も考えたくないときは、これがいい。。。でも変な夢見る可能性あ  り)
7:話す(寝ても心がもやもやしているときは、やっぱり誰かに話しましょう。)

昨日の私は、6番までやってもだめだった。。
信頼できる人に話をして、ようやく深い眠りにつけました。

自分は一人じゃない。そばに誰かがいてくれる。
6まで一人でできるけど、それでもだめならきっと頼っていいよ。
人は一人では生きられないから。
      

相手を立てる

2006年06月06日 | ballet
土曜日balletのレッスンをしているときでした。
私はオーロラのパ・ドドウを踊るパートナーの子とちょっと話しながら休憩していたのです。
私の目の前で、ジゼルのパ・ドドウを踊るペアを見ていました。

すると不思議なことに気がついたのです。
彼らは、美男美女で身長さなどのバランスもとってもいいペアです。
なのに、今日はちっとも美しく見えない。
今日もだったのかもしれません。
私が気がつかなかっただけ。。
あれ?どうしてだろう?うん?何か変だ。。。
わからないから気持ち悪いままレッスンできずに、彼らの様子をじっと見ていました。

ジゼル役の子が、男性パートナーに文句を言っています。
もっと私をしっかりサポートしてよ。
きれいに見せてよ。て。。。

そっかあ。
だからか。。
私もそうだった。いえ、わたしもそうだ。
自分のことばっかり。
私をきれいに踊らせて。
私を一番美しく見えるようにして。。

口で要求しなくても、態度で心で要求していたように思います。
それに気がついて、もう一度よく鏡を見ながら練習しました。

そして、気がついたことがあります。
自分がきれいに見えたいのなら、男性パートナーをもかっこよく踊らせて上げないといけないってこと。
男性をかっこよく見せて初めて、女性もきれいに踊らせてもらえるってこと。

だって、たとえばリフトしてもらっていて、男性は女性の重さで笑顔を作れず、苦しげだったり(たまにいますよね)肩で息をしていたり、いくら女性がリフトされていてにこにこしていてもそれは、美しいペアとはいえません。

男性をきれいに見せてこそ、女性もきれいに見える。
相手を立てるってことなのでしょうか?

私が、私が!!ってばかり自己主張しててもだめなのよ。
気がついてよかった。
素敵なオーロラ姫を踊りたいです。