桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

ちゃんと話して、ちゃんと伝えて。

2007年01月11日 | omoi
昨日あんなことがあったので、私は心配になってSくんの登校時を見計らって、電話をしました。
昨日は、学校も休んだSくんでしたが、今日は行くといっていました。

時間は前後しますが、昨日私はこの事件について、両親や私のことをよく知るお友達と話をしました。
心臓発作で死ぬわけないと思っているSくんに、きちんと話をするかどうかということについてです。
「ストレスで、若い人でも心臓発作で死ぬときがあるって聞いた。だから、心臓発作かもしれない。でも、僕の勘。あんなにsoccer好きなコーチは、心臓発作で死なない!」私の前でもそう言い切ります。

私は結婚したこともなければ、子供がいるわけではありません。
ですから、自分の経験上この子をどう導いていいかはわかりません。
だけど、友達と話していて、あることに気がついたのです。
自殺を美化してはいけないと。
どんなにコーチが人間的にいい人でも、自殺と言うのはしてはいけないのだと。
それは自分勝手な行為にほかならないということをきちんと伝えなければいけないって思いました。
コーチは、精神を病んでいたのかもしれません。
魔がさしたのかもしれません。
それは、誰にも本当のことは今となってはわからない。
でも、あれだけ慕われ、目標とされていた人間なら、子供のことを裏切ってはだめです。(死んではいけないと教える教師が自殺するのも子供への裏切りですね)

コーチを責めることは、してはいけないかもしれません。
でも、あんなにいい指導者だったコーチの自殺がいいわけではないのです。

そう思っていることを、両親に話しました。
Pinkの言っていることは正しいと、でもSは、Pinkの子ではないと。


Sの登校を確認したあと、Sくんのお母様に私の考えを話しました。
ご両親もSには、本当のことを話したほうがいいと考えていること、でもほかのメンバーとの兼ね合いもあるから、躊躇していること、もともと大人を信用しない傾向にあるSが、今回のことでさらにその思いを強くし、また不登校にならないか心配していると、話していらっしゃいました。

身近な人が自殺する・・・・こういうことをきちんと受け止められる子、そうでない子・・・これは年齢ではなく、個人差です。
Sが受け止められるかどうか、私もわかりません。
そして、それを伝えるのは、私でなく、ご両親だということも理解できます。

「もし、いつか今回のことを話すことがあったら、必ずこう伝えてください。『Sくんのまわりには、あなたのためになんとかしたい、って思っている人たちが大勢いる。だから辛いことがあったら、きちんと自分の言葉で話して。辛いよ、助けて!って、ちゃんと伝えて。決してあきらめないで。そうPink先生が言ってたよ』って。」

最大の親不孝だけはしちゃだめ。
あなたの存在が、親孝行なのだから。


*わけのわかんない文章を最後まで読んでくださってありがとうございました。

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2 Comments

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自殺って、実際あほらしいと思う。 (ふじっち)
2007-01-11 20:56:00
あれだ、俺も自殺する奴なんかに同情はしない。
せっかく母さんがお腹痛めて生んでくれたこの身体に、何の因果かわからないけれど俺の霊魂が宿っている。
そんなら、ありがたく生きさせていただく――っていうのが筋だと思ってる。生意気っぽくてごめん。

俺も中々に激しいイジメを受けていたし、受けていた友人もいるから、いじめられたり、虐げられたりする人の心境を察することはできる。
でもさ、『DEATH』っていう答えだけは間違っている気がするんだよね。
そちらではイエスの教えがあるんでしょう?
俺のうろ覚えで申し訳ないけど、『自殺』は『嘘』やらなにやらに並んで、禁忌とされていたはず。
信心の薄い俺ですらも先人の教えは大切にしていきたいと思うのに、その教えのもとで自ら命を絶てる人をある意味で尊敬するよ。

逃げ腰な奴とかマイナス思考な奴ってね、全身から『私は弱者です、どうぞ攻撃してください』っていうオーラを出してるんだよ。そいつが傍にいるだけで腹が立ってくるような。(だからって苛めたり悪口言ったりはしないけどさ、俺は)

もっと胸を張って、堂々と生きてみてはいかがだろうか。
去年の日本では、多すぎる自殺者が出た。
その人らに、そのことに気づいて欲しかった。
自殺は己に、自ら『無価値』の烙印を押すような愚考。
自分は無価値、そう思っている奴こそが本当に無価値な奴だ。
自分の可能性も追求しないで、ただ上からの重圧に押し潰されそうになってるだけの人生なんて、むなしいだけのはずなんだが――。

ごめん、なんかえらそうなことを述べてる。
ここら辺で終わっておくよ、ごめんねPinkさん。
(本心から、そして決して罵倒のために述べているわけではないということはここに断っておきます)
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ありがとう (pink)
2007-01-11 21:16:05
そうだよね、生きさせていただかないとね。自分の命だけど、自分だけのものではないのです。そこを勘違いしちゃいけない。辛くなったら、誰かに話してほしいの。死んだら楽になったことすらわからないのよ。
ありがとう、ふじくん。あなたのコメント読んで涙が出ました。
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