桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

くねくねBoy♪

2009年04月14日 | cello
Aは4歳の男の子。

今年からcelloを始めたばかり。



最近になって、「キラキラ星」を弾き始めている。



金髪で青いお目目のとってもかわいいBoy^^

20年早かったら?(遅かったら?)

strikezoneであります^^



いつも、私がレッスンに行く時間帯の前後になるので、

彼のレッスンの前に私がtuningをしてあげる。

これも、レッスンがスムーズにいくためだ。



先週Aのお母様に「Aはね、Pinkに会うのがすごく楽しみなのよ。Pinkにtuningしてもらうでしょ?

もう・・ごきげんなの。たまに、Pinkがレッスンみてるときあるでしょ?足が床についてないの。

今度観察してて。He meanders(からだがくねくねするの)」って。



今日、私はさっきのG線が切れた騒ぎで、遅くなったのですが

Aがいましたいました。

最初は気がつかず、しっかりレッスンしていたのに、

私を見つけたとたん・・・くねくね・・・wwwww



先生も爆笑でした。



4歳児には、もてるの。

4歳児にはね^^

我が家に花婿がやってきた♪

2009年03月26日 | cello
私の目の前にいる、3人のお婿さん。
「生年月日も国籍も教えないから、Pinkが自分の気に入ったお婿さんを選んでごらん。」その人はそういった。

matchmaker(仲人)は、4人。
お婿さんと、matchmakerの組み合わせは、3×4=12通りある。

失礼ながら、一人ひとり、音色を確かめる。
大きさもほぼ同じ。
でも、製造の時代や生まれた場所、それに弓の性質が加わり、
12通りの組み合わせで、12色の音色ができる。

このcelloには、この弓だと音が遠くまで届くんだなあ・・・
へえ~~このcelloにこの弓だと、なんて華やかな音になるんだろう・・・
わ!すばらしい!!このcelloはきっと古いんだな。音が渋い・・・

一通り弾かせてもらって、私は2人のお婿さんを選んだ。

そこで、再び、4本の弓でまた音色を確かめる。
この弓だと、この子は明るい音を出すのに、こっちだと音が広がるんだね。
あなたには、この弓が一番相性がいいみたいね。

何度も何度も繰り返しながら、celloと会話させてもらった。
ここでも8通りの組み合わせどおり、虹色より1色多い音色があった。

更に、私は弓を二本に絞った。
Bachの無伴奏を弾いてみたり、たっぷりしたエレジーを弾いてみたり。

初めての出会いから、ざっと2時間。
お婿さんと、仲を取り持ってくれる、matchmakerを決めた。

私のお婿さんのcello。その名前はKenny。そして弓の名前に祖母の名前をつけた。

100年の時を超え、Kennyは私の手元にやってきた。
いろんなお嫁さんやお婿さん(playerの性別によって、勝手に女性化男性化するw)と、そのときそのとき素敵な音をつむいだに違いない。


今まで以上に、精進していい音を届けるって約束したよ。
グランマの思いをもらって、美しい音を出すようにするからね。

楽譜はメッセージ。演奏者はmessenger

2008年11月16日 | cello
先日私は往復6時間かけてcelloのマスタークラスを受講してきました。

講師の先生は、音楽通の方なら、目をキラキラさせて喜びそうな、

ちょっとしたcellistなら、自分たちも受講したくて

ピンクの奴~~~を歯軋りして悔しがりそうな、Europeからの先生です♪





30分前に余裕でついた私はお部屋に入ってびっくり!

観客用の椅子がたくさん並べてあって、

こじんまりとレッスンしてくださるのだろうと思っていた私は、母や私のcelloの先生と

「椅子、片付けちゃおうか。こんなにたくさん観客いないよね~~」

なんて言ってました。



ところが10分前から続々と・・・

椅子はもういっぱい。立ち見まで出ていました。



その日のレッスンは二日目の最終日で、私ともう一人の受講者がいらっしゃったのですが、

その人の顔も青ざめてたなあ・・・w



おまけに司会まではいり

「今日の受講生は、○○&Pinkです。

 (○○さんのPFの紹介:音大の学生さんでした)

Pinkさんは、オケ活動、室内楽の活動も意欲的にしていて、ああたらこうたらうだうだ・・・」

こんなformalなレッスンだと知らなかった私は、緊張がMaxでした。

吐きそうだった。



私の演奏した曲は、

Bachの 「無伴奏cello組曲 第4番」というものです。

日本だと林 峰雄さん、古川展生さん(このかた映画のおくりびとの本木さんのcello指導されたかた)がCDだしてらっしゃいます。

有名だとYO YO MAさん。





Europeの教会での響きを思わせるBach!って感じの組曲です。



1時間あまりにレッスンでしたが

しぼられました~~~~

とても強く言われたのは

「楽譜は、Bachのメッセージがたくさん込められている。

 レガートやスタッカートにはそれぞれの意味がある。

 なぜ、ここはレガートなのか。なぜスタッカートなのか・・・

 それらの意味を考えることはBachの思いを汲み取ること。」



帰り道でYO YO MAさんの無伴奏を聞きながら

balletも同じだなと、先生の言葉を思い出しました。



balletでいえば、楽譜は振り付け。

何年も脈々と続く歴史の中で変らないメッセージを伝えるものが、振り付けです。

そして演奏家はそのメッセージを観客に伝えるメッセンジャー。

私たちダンサーは、やはり振り付け(ballet)で、観客に思いを伝えるmessenger。



来週のrecital前に、気持ちが新たになるような

とても大事な教えをいただいたように思いました。





それにしても、その先生のチェロの音のすばらしいこと!!

ふか~~~~~い海の奥から響いてくるような

心地良い音でした。

その音を一番そばで聞けた私は、しあわせものです♪



Pink カンタービレ!

2007年07月13日 | cello
私が日曜日に演奏する曲は、「Concerto in C Major:Joseph HAYDN作曲」
です。

まず、Concertoというのは、協奏曲という意味です。協奏曲は、独奏者を主役にしてオーケストラと共に音楽を創作していきます。
チェロコンチェルトといったら、独奏者はチェリストで、オケが伴奏部分を受け持ってくださるわけです。
また、ピアノコンチェルトといったら、ピアニストがソリストでオケが伴奏部分。普通はオケにはピアノは含まれていませんから、ピアニストはピアノコンチェルトのときにオケと共演できることになります。

私が尊敬してやまないJoseph HAYDN先生は、こんな美しいConcertoを書き残してくださいました♪
特に私が演奏する第一楽章は、華やかで美しく、チェロのもつ低音から高音までの安定した音の美しさを余すことなく発揮した、明るくちょっと派手な感じのする曲です。
日曜日の発表会には、オケ部分をピアノが伴奏する形をとっての発表会です。

ところが、昨日もお伝えしたようになかなか合わない伴奏者と私の演奏。
昨日は夕食を一緒に食べに行って、こう弾きたい、こういう風に伴奏してもらいたいということをいっぱいいっぱい話しました。
「間奏の部分は、あなただけが演奏するんだから、伴奏と思わないで華やかに弾いて。遠慮しないでほしいの。私をサポートしようと引っ込めなくていいよ。次、私が入るときにその華やかさをバトンタッチしてほしいんだ」
伴奏者は、いつも独奏ばかりでコンチェルトの伴奏は初めてだといいます。
無理な注文かな・・なんて思いながら、彼女のピアノの先生から「彼女の勉強だからね。Pink、きちんと思いを伝えてあげて」と言われました。

このくらいでいいや、とあきらめちゃうことは簡単だけど、せっかくいただいた機会。さらにせっかくの出会い。
大事にしたい。彼女にも「今回の伴奏、勉強になった」って思ってもらいたい。
私も歌いたい。
納得できないところは、ちゃんと伝え合って完成度の高いものにしたいです。
今日もこれからあわせてきます。

    Pink カンタービレ!

celloコンクール 結果

2006年08月19日 | cello
ふ~~、緊張しました。
伴奏の私が緊張しても仕方ないのですが、自分のことより緊張しました。

Tくんとは車で一緒にいったのですが、あまりのリラックスムードにこちらが心配するほどでした。
しかし会場に到着し、緊張している出場者を見たら、徐々に緊張してきたのか、口数が少なくなりました。

出場順を抽選で決めます。
ひいた番号は3番。なかなかいい番号です。
あとより、早い方がいいねっていってたところでしたから。

日本もそうでしょうがUSも子どもの数が減っているので、celloの参加者数もあまり多くはありませんでした。

はじまる前にcelloを倒して、こまの部分を曲げちゃった子がいて、それを見た私は急に緊張しました。
Tくんがステージに上がるとき、転ぶんじゃないか、待っている間に、弓を折りはしないかと、気が休まるときがなかったです。

Tくんの応援団は、一家総出演&家の母、celloの先生、Tくんのおばさん?なんせ、応援団だけは誰よりも多かった気がします。

演奏は、今までの中で一番よかったです。
本番に強いって言うのは、強みですよね。
もうばっちりでした。
低音部のまあるい音、高音部のビブラート、とても素敵でした。
終ったあと、拍手がひときわ大きかったのは、ひいき目ではないように思いました。(そういう私はめちゃくちゃ緊張してましたけどね)

「この予選に通ったら、DSかって~~」
なんてTくんは言っておりました。
私もDS買って欲しいよ~~

多分、もうすぐ結果がでるはず。
無事終ったことに感謝したいけれど、できれば予選とおるといいなあ。

弦楽コンクール

2006年08月18日 | cello
いつだって私は応援団です。
誰かが演奏会を開くといえば、うまく行きますようにって祈り、
誰かが体調が悪いっていえば、良くなりますようにって祈る。
近くの人でも、遠くの人でもそれは同じ。

今週末、弦楽のコンクールがあります。
いつも私がおこちゃまがたの調弦したり、先生のレッスンの前に、ちょっとしたアドバイスをしてレッスンをやりやすくしたり、そういうお手伝いをしているのですが、この夏とても力をつけたTくんがコンクールにentryしています。


私は彼の伴奏をします。
以前私も弾いたフォーレ作曲 「エレジー」です。
11才の彼には、この曲は結構難しいと思うのです。
テクニック的にはもちろんですが、mentalな部分で心情が演奏になかなか反映されない。
小学生の子どもに悲哀をだせって言うほうが無理だと思うのですが。。
「今まで叱られたこと思い出して」
「悲しい体験したことあるよね?」
などなど、いろんな言葉でアドバイスするのですが、楽しくあっさり弾いてしまします。

「じゃあさ、Pinkはね悲しみとか辛いこといっぱい持っているんだけど、その
悲しみをTの演奏で癒してよ。
Pinkを元気付けなくていい、笑わせたりしなくてもいい、ただPinkの悲しみに
共感して。
そうだったのか。。。Pinkはこんなに辛かったのか。。。って感じて」

「ええ!!Pink辛いの?悲しいの?なんで?辛そうに見えない!!
 誰がいじめた?」

「(いじめたのはTだよ、といいたい気持ちをおさえつつ)大人だからね、悲し
くてもそれはみせないよ。Tの演奏でいっぱい泣いて、心がきれいになった
らいいなあ。」

それから2ヶ月。頑張りましたよ。
まだまだあっさり、からっと弾いていますが、ま、それもいいかと。

色気はそのうち、年齢とともに出てくることでしょう。



ピアノ伴奏・・・・これが結構難しいです。

曲:エレジー

Cello演奏:T(11歳)

piano伴奏:Pink(CAでお酒の飲める年)