桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

Do u like your name?

2008年04月30日 | keep smiling
よく聞かれるのが、Pinkの名前って、意味があるの?ってことです。

日本人だと、多くの場合漢字を使ってるので、そこから推測して、

「ああ・・・この子のご両親は、こういう願いを込めて、命名されたんだな」って言うのが分かりますよね?

小学校の出席表見て、そう感じたことがあります。



私の大事な友達の一人に希(のぞみ)さんという子がいます。

このこの場合など、親は誰?って思うほど、見た人みんな、ご両親の願いがわかる名前ですよね。



私の名前・・・first name(いわゆる名 )

        middle name(これは日本人にはないですね) 

        family name(姓です)



自分の名前気に入っています。

結構よくあるのですが、意味は「聡明な」って意味です。

ただ、音的にちょっと長い。

日本語で言うなら、5文字くらいの名前・・・

男の子ならともかく女の子に5文字ってないでしょ?

じゅんこでも文字数は4だけど、拍だと3ですものね。

らんのじょうでも拍は4だもんな。

日本にいたとき、フルネームで呼ばれるのは、たいそうで気が引けました。

いいにくそうだしね。なんだか偉そうなんですよ。

それで、あだ名で呼んでもらっていたよ。

これだと、音感的に元気いっぱいって呼び名になります。

聡明なって意味を飛び越えて、元気がとりえみたいな。

ちょっと前に、日本のお友だちが、私の名前に漢字をあてはめてくださいました。

すごくきれいな漢字ばかりで、機会があったら使いたいなって思ってるくらいです。



middlenameは、日本語の名前が付いています。

勿論、漢字ではありませんが・・・

これは、両親の日本のことも忘れないでという願いがあるわけで、

もう一つのnicknameの由来はここにあります。(実際私はPinkと呼ばれているのですよ)



familynameは、日本人と違って、出身が分かることが多いです。

例えば、カーペンターズっていらっしゃったでしょ?

あの方たちの祖先は、carpenter(大工さん)だったのかな?って想像できますよね。

私の姓もそうです。

祖先の出身がわかる姓です。

日本人は、名字帯刀でしたっけ?許されたときの状況で姓がきまったりもしたのですってね。

例えば、田んぼの中に住んでいたから、田中さんとか。

田がつくかたは、農業従事者が多かったって本当かしら?

地方によって、多い姓とかもありますね。



ちょっと長くて、たいそうな気もするけれど、私はすごく自分の名前好きです。





皆さんは、いかがですか?


VIVA!! Tulip!!

2008年04月22日 | keep smiling
私が4年前に祖父の家にhomestayを始めた4月頃、庭にはとてもたくさんのTulipが咲き乱れていました。

Tulipは、花が満開よりも少し手前が一番きれいだなあ~~  とか

Tulipって茎がうんと伸びてくるんだな~~  とか

ALTをしていた小学校の玄関前にたくさんのチューリップを見ると、

小学校にTulipって似合うなあ~~  とか

一時期Tulip評論家のように語っていたときがありました。



こちらに帰国するとき、祖父に私のことを思い出して欲しくて、ピンク色のTulipになるはずの球根を植えてきました。



Tulipって、寒い時期に球根を植えないとだめなのですよね。

桜が寒い時期をうんと耐えて、花をさかせるように、Tulipも寒い時期にうんと土の中で我慢しないと、春本当に美しい花は咲かないんだと祖父が言っていました。



Santa Monicaはそのさむ~~い冬の時期っていうのがないので、桜は咲かないし、Tulipも花壇で見かけたことがありません。

花屋さんの切花でならあるのですがね♪





今年やってみたわけです^^

球根はMinnesotaの学生がChristmas休暇に実家に戻ったときに、もってきてくれたもので、

結構小さい球根でした。

自然の生態系を崩すか?・・・どうしよう・・・犯罪者??なんてどきどきしながら、球根植えて・・・



忘れていました。

だって、帰ってくるときは暗くなっていたりして花壇見えないし、

朝は花壇見ている余裕ないし・・・



ところが・・・




ほそっ!ちいさ~~い!!

けど、Tulipですよ。

こんな品種なのか、いい環境ではなかったので、こうなったのかはわかりませんが、

咲きました!!

おいしそうなチューリップ。candyみたいでしょ?



どうやらSanta MonicaのTulipは、のんびりやさんのようです。



そういえば、帰国するときに祖父の家に植えてきたTulip・・・

Pinkのはずがみ~~~~~んな白だったそうです。

そして、中に一本pinkのTulipがあったの。

それが、一番あとに咲いたって。

やっぱりのんびりやさんのピンク色のTulipです。

自分ができることを精一杯

2008年04月17日 | omoi
今日水曜日(US時間の)は、大学のplayroomがにぎやかになる日だ。

私が担当しているMは、3歳の女の子。

意味ある言葉がほとんどない。

視線が合わない。

詳しいことは省くが、自閉的傾向をもつお子さんである。



今日はこのMが、私やほかの同年代の子どもたちと一緒に遊ぶ日である。

(play therapy:遊戯療法と呼ばれるものである)

9月から担当しているお子さんで、お互いどんなヤツだろう?という探りあいの時期が終わり、

Mからは、「どうやら私と一緒に遊んでくれるお姉さんは、Pinkというヤツらしい」くらいは、わかってもらえているようだ。

この時間は、私にもMにもそして、Mのお母様にとってもとても大切な時間である。

自分から手が離れて、客観的にMを見れたり、relaxできる時間であるからだ。

一日中、自閉的なお子さんと向き合うお母様は、疲れてへとへとになると容易に想像できる。



therapyの間、私はMに全神経を集中させる。

何をしたいのか?

何を言いたいのか?

何をやってもらいたいのか?

落ちてくるballoonを指差し、私の足をひっぱり、だっこしてballoonを取らせてくれと要求する。

Mは、ずっと「ウウウ・・アアアア」と言ったままだ。

私は、「You want that balloon,right?OK!Say please.」

日本語でなら、「風船が欲しいんだね?じゃあお願いだよね。お願い。(すわって、Mを抱っこして、)balloonだね。balloon。はいどうぞ。ありがとうは?ありがとう。ありがとう・・・

私がする行動をいちいち言葉にして、そして人との対応を教える。何度も何度もあきらめず、言葉のシャワーを浴びせる。

Pinkの子音、Pが出るようになった。

水曜日の10時になると、P!P!(実際は、プに近い音だが)と私を呼んでいるらしいMの声が廊下から聞こえてくる。

だからきっとPleaseも言えるようになるんではないかと思う。

言葉は、一つ出ると、それをきっかけに噴水のように湧き出る場合があるという。

だから、私はMには、頻繁に「Please」をinputする。

最近は、私がPleaseをいうと、お膝をちょっと曲げて、お願いしているようなしぐさをするようになった。



3歳といっても、人間だから、お互い人間同士だから、今日の関係が良かったからといって、来週もいいとは限らない。

でも、Mが少しずつ私に慣れてきていることはわかる。

残念ながら、彼女がよくなっていることが、彼女自身の成長であって、therapyのためだとはまだなんともいえない段階である。



それでも私は、今日の2時間、自分のできること精一杯やってみよう。

Mに伝えてみよう。

そう思う。







reunion(同窓会)のために、当時の同級生に電話をしていた私が知った事実。

その子は、精神を病んでいた・・・ということを依然書きました。

鬱とは違うことは、電話からもなんとなくわかりました。

どうやら私のことは分かってもらえていないようでした。



あれから自分のできることは何だろう?と考えました。

音楽が大好きで、コーラスをやっていて、お嬢様で運動神経など皆無に見えるのに、走るのはすごく速くて。

何ができる?

彼女の痛みが分からない私に、一体何ができるんだろう?

ずっと考えていました。

  ・・・・音楽じゃないだろうか・・・・

私が彼女にできることは、音楽を届けることではないだろうか?

入退院を繰り返し、日によってむらはあるものの、音楽をきくことを止めたことがないとおっしゃっていたお父さま。

彼女との思い出をたどりながら、pianoで、celloで私が演奏した音楽を届けよう。

そう思いました。

歌詞のある音楽より、メロディーだけの音楽のほうがいいみたいだというお父様のアドバイスで、

メロディーのきれいな曲を選びました。

その中で、一つ彼女がよく歌っていた「Someday My Prince Will Come(いつか王子様が:白雪姫の曲ですね)」をcelloで弾きました。



彼女の痛みを知りたい。

分かりたい・・・そう強く願っても、私は彼女ではないから、彼女の苦しみをそのまま分かることはできません。

想像はしても、彼女の心に自分の心を合わせたいとこんなに強く願っても、今は、私が感じているものは、彼女の苦しみと同じものではないと思います。

だから、うそっぱちの慰めはできないと思いました。



CDとMDの両方作ったよ。

ipodでもなんとかなるように。

車の中でも、聞けるように。

明日届けるね。

彼女にかける言葉が見つからないから、ただ気に入ってもらえるように祈ります。


mixだということ

2008年04月12日 | omoi
知らなかった・・・
血統書つきの犬がすべて純潔種だってこと。
混血だといくら賢い犬でも血統書はつけられないってこと。

そうだったんだ・・・

幼い頃、父の顔とも母の顔ともなんとなく違う自分の顔が不思議だった。
確かに父にも似てる。母にも似てる。
でも、紛れもなく二人の血をまぜあわせた顔という感じがした。

half?と日本人に聞かれることがとても嫌だった。
半分だったら、あとの半分はなんなの?って思ったから。
だからわざと明るく「mixだよ。」と答えることにしていた。

日本にいると、少し下向きになっていた私も、USにいたらみんながmix。
いろんな血が混じっていることが誇りに思えてきていた。
ひたすら明るい、のんびりとしたイタリアの血があることも、長い伝統のある桜の似合う日本の血があることも。
何より、父と母の子どもであることが誇りだった。


でも、私は血統書ではないのか。
一生血統書はないんだと思ったら、悲しくなった。
努力してもどうにもならないことに、悲しくなった。

泣けない思い

2008年04月09日 | omoi
学部生のbreak中に、研究が一つの結果を出したこともあって、私も3日ほど研究室に行かなかった。

図書館で調べ物をしたり、新しい研究計画をたてたり、そんな風に過ごした。

院生になって、半分が経ち、来年からのことを考えなきゃな・・・って思っていた。



ずっとずっと泣けないでいた思い。



時間が解決してくれると思っていた。

泣けなくても、時が癒してくれるってそう思っていた。

ううん。そう思おうとしていたのかもしれない。



私の心を置いてきぼりにして、時間だけがたっていく。



それならそれでいい。

泣けない思いは、マトリョーシカのように、どんどんどんどん小さく小さくして、封印しよう。

決して開かないように、鍵をかけて、そしてそして・・・

鍵も自動lockの小箱に閉まってしまおう。



もういい。

突けば涙が出そうだけれど、のどまで出掛かっている涙だけど、閉じ込めよう。

そんなことがあってもいいさ。

泣けない思いに気が付かないふり。



さ!進むよ。


今ならわかる

2008年04月07日 | omoi
あの頃、わからなかったこと今ならわかるよ。

何度も何度も向き合って、わからなかった数学の問題。
ある日突然解けたりして、何かのきっかけで霧が晴れていくように、頭の中でこんがらがった数字や公式がちゃんと整列してくれるように、今日、解けたことがあるよ。

いっぱいいっぱいだったんだね。
余裕なかったんだね。