桃から生まれたpink太郎

日々感じていることを、少しずつ書いていきたいです。

エールを送るよ

2007年10月26日 | omoi
「Pink先生、あんなに楽しかった学校に行きたくないよ。僕・・・無視されてるんだ。Jに無視されてるんだ」

朝起きて、いつもはmailチェックなどしないのに、なんだか胸騒ぎがしてPCを開くと、さっきのmailがありました。
送信者はTくん。私がALTをしていた学校の生徒で今は中学一年生です。元気でスポーツが大好きで、正義感も強く、クラスのリーダーシップをとるような賢いお子さんです。
そしてJくんは小学校のときの隣のクラスのお子さんです。


ここで二人の間に何があったかは特記するのをやめます。

私は、私が英語を教えていた4年生のクラスの子供たちが大好きでした。
やんちゃで、私のことをからかっているのか慕ってくれてるのか分からない態度でしたが毎週行くたびに、本当に楽しいきらきら光る宝物の時間を提供してもらいました。
そして何より、担任のA先生。私が恩師と思う先生の一人です。
普段はとてもお優しく、熱く、子供の目線で話をされる。
でも、怒るときは聞いている私が震えるほど子供たちを叱ります。(子供たちが悪いのですが。特にクラス内に差別構造があったときは、すごかったですよ)
A先生のクラスの子が、隣のクラスの子にいじめられていたとき、先生はいじめっ子にこういいました。
「おい!先生はこのクラスのお父さんだからな。うちの子供をいじめるんだったら、俺が許さん。」そうおっしゃいました。

そうやって手厚く自分のクラスのお子さんを育てていらっしゃったのに、先生のクラスのお子さんが隣のクラスだった子にいじめられてる・・・
先生がこのことを知ったら、なんておっしゃるだろう。
着かず離れずのちょうど良い距離感の私にSOSのmailをしてきたTくんに、私は何ができるんだろう?

あんなに学校大好き少年が学校に行きたくないだなんて、ご両親の気持ちはどんなだろう?

リモコンでもあったら、Tくんをボタン一つで安全なところに移動させたい気持ちになりました。

「Pink先生、アメリカに帰ったら教師になるといいよ。きみは、いい教師になれるよ。だからALTの先生なのにいろんなこと頼んできたんだからね」といってくださったのに、あっさり「教師にはなりません。」といってしまった私。
A先生だったら、どうアドバイスなさるだろうか。
私が何を言える?
mailの返事を書いては削除し、また書き・・・

先生は、きみにエールを送るよ。
頑張ってるきみに頑張ってとは言えない、言わない。
そして、先生は日本を離れているから、きみに直接してあげることは残念ながら何もありません。
A先生のようにTをいじめるんなら、俺が許さん!て言いたい。

我慢しないで。いい子にならないで。
泣いてもいいんだよ。
怒ったっていいからね。

いつだって、Pink先生はきみのこと応援してる。
応援してるからね。
忘れないで。

カレーを作ったよ

2007年10月21日 | keep smiling
自己嫌悪というじゃがいもは少し大きめに。ごろごろした感じ。



後悔という人参は、少し小さめに、できれば煮込んで溶けちゃってほしい。



ごめんなさいというたまねぎは、みじん切りにして、焦がさずいためました。



ごめんなさいのうまみが出るように。



優しいトマトが、きっと野菜たちをまとめてくれる。



勇気というお肉を一度焼いてから、煮込みましょう。



ことことことこと・・・・・・



ちょっぴり辛いカレーだけど、私にぴったり。



食べ終わる頃には、笑顔になっていましょう。







*一緒に食べてください。

 辛いものが苦手な方には、もしかしてちょっと辛すぎかもしれないけど、

 それでも、明日から元気になるために、一生懸命つくったよ。




ノーベル医学賞と平和賞

2007年10月11日 | keep smiling
ノーベル医学賞が決まりましたね。
この時期電話が鳴ると母は「あ!カロリンスカ大学からだ。!ノーベル賞のお知らせだと父をからかっています。

父は、そんな母を笑って見ています。
自分の研究がallergyを持つ人のためになったらなあ・・・とはいいますが、賞をもらおうとか全く思っていない人なので・・・
あ、ノーベル賞は、取ろうと思っても取れるものじゃないですけどね。

今回の医学賞は、本当にいい研究ですね。
父から簡単に説明受けただけですが、ある特定の遺伝子を除去することがマウスで成功したのです。

これが人にも可能ならば、例えばallergyの遺伝子だけ取り除くことができるってことになります。

父をからかったり、背中を押したりしている母ですが、母も負けずにすごい。
20年近くも多くの子供たちのためにサークル活動をしています。
ここから大人になった子はもう何人になるでしょう?
毎週土・日に出かけていき、子供たちと一緒に学び・遊び・・
彼女はまだまだ進化しています。

今日も電話が鳴りました。
「あ、ママ!ママがノーベル平和賞もらうらしいよ。子供たちへの貢献が認められたらしい」
私が彼女に平和賞をあげます。大きな尊敬を込めて。

金木犀

2007年10月09日 | omoi
太平洋 越えて届くは 金木犀

 
 甘い香りと 君の思い出



昨日、両親の結婚記念日のお祝いをしました。
本当はもうちょっと後なのですが、父は平日がほとんど帰宅が遅いので、日曜日に設定しました。

22時頃、お迎えに上がろうと(送り迎えつきのrestaurantでのお食事Peaceporterという豪華プレゼント!!!ww)ドアの鍵をかけているとき、金木犀の香りがしたのです。

え!金木犀・・・一瞬日本にいるかのような錯覚に陥り、辺りをきょろきょろ見回しました。
ここはCalifornia・・・Santa Monica
温度差で花を咲かせる金木犀があるはずがありません。

だよね・・・そんなはずないよね・・・
駐車場に向かうと、やっぱり金木犀の香り。
大好きな香りです。間違うはずありません。

今頃だったかなあ・・金木犀が咲くのって。



窓を開けて海の方に向かって車を走らせました。
香りがどんどん濃くなってくるようでした。

きっと太平洋の向こうの日本から香ってきたに違いありません。

カフェオレ色の風

2007年10月04日 | omoi
言の葉と 音の切れ端  混ざり合う

 

         café au lait色の  秋風の吹く



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同じ事を同じように言っても、どうしてこうも伝わらないのか・・・

そんないらいらした気持ちを、celloにぶつけてしまいました。

庭の子分も近寄ってはいけないような雰囲気を察しているのか、少し遠くにいるだけです。



私にとってのcelloはあくまでも楽しむもの。

人に聞かせるときのチェロはそれは大変なときもあります。

練習して、弦を押さえる指を痛めるときもあります。

それでも、自分の音をよく聞いて、きれいな音がでるようにと心を砕く存在です。



今日みたいに、がさがさの音を出すものではないはず。



celloによりかかってしばらく抱きしめました。

私の体温がcelloに移って、どんどん温かくなっていきました。

私がcoffeeなら、celloはmilkのようなそれらが交じり合う瞬間のようでした。

思い出はPeaceporter

2007年10月01日 | keep smiling
ようやく、両親の結婚記念日のrestaurant予約してきました。

いろいろ考えた末、海の見えるrestaurant。

jazz演奏があります。



彼らが結婚して、初めて食事に行って、若い二人がWineを飲もうということになったそうです。

大学を卒業したばかりで、Wineもよく知らなかった父。

そこで、restaurantのソムリエにお勧めのWineをお願いしたそうです。

初めてなら、このWineなどいかがでしょうか?



そしてすすめられたWineが Peaceporter。



飲んだことありますが、甘い!

とても甘すぎです。



でも、なんだか新婚の彼らにぴったりな、nice recommendだって思いました。

清々しい感じのするWineです。



このPeaceporterを食事のときに出してくださいとお願いしてきました。

彼らの思い出のために、私からのプレゼントです