昨日バレエのコンサートを見て刺激を受けて帰ってきた私は、
今日のレッスンでは違ったことをしてみました。
いつもは、まずスタジオに入ったら、柔軟をしバーレッスンをします。
(本当は、この基礎練習が一番大切です。
コンクールに行くと、レオタード一枚でここからバーレッスンから第一次予選が始まります。)
そして、コンクールが近い子はコンクールに向けての練習をします。
それぞれ、ウエストポーチに入れたMDを聞きながら、鏡をみて何回も何回も自分のポーズを
チェックします。
勿論、先生の厳しい声も飛びますし、友達同士意見を言い合うこともあります。
ドンキホーテをご存知でしょうか?
http://web.sfc.keio.ac.jp/~s03544ks/donnki.html
この中に、キトリという村娘が出てきます。
私はこの役を一度もしたことがありません。
でも、昨日のコンサートを見て、踊りたい!!と、思いました。
何回もバリエーションなどをみているので、振り付けはすぐ分かります。
キトリのイメージは。。。。
真っ赤な衣装を着て、お扇子を持ち、快活で小悪魔的な村娘です。
回転(フェッテ)もなかなかうまくいきました。
ジャンプもおお~~いい感じ。
そう思っていたとき、先生に呼ばれたのです。
「Pinkのキトリは、オーロラ姫の衣装を着せれば、オーロラになってしまいますよ。
逆に言えば、あなたのキトリは可憐過ぎる。
なんていうのか、もっと意地悪そうに踊らないと。
でも、なぜPinkはキトリがやりたいの?
オールマイティーのバレリーナになりたいの?
それとも、Pinkにオーロラやらせたら言うことないわよねって言わせたいの?
どっち?と」
涙がこぼれてしまいました。自分の考えの浅はかさに。
Hollywoodの女優さんでも、最初清純派?で売り出して、
大人になってもなかなかそのからが破れず、そのままの路線でいったり
違った役柄に挑戦したことが、うまくいった女優さんもいらっしゃいますよね。
私は、自分の殻を破りたかったのです。
でも、そんなことはすぐにできるわけではないこと、先生はちゃんと見抜いておられた。
あせらない、あせらない、そういわれた気がしました。
どうやらキトリは、燃え上がるような恋をしないと、踊れそうもないようです。