ぱそらぼ (ぱぁと1)

パソコン講座を、まじめに愛するブログです

ゲーム脳

2020年09月07日 | 社会派らぼ
台風の予報円が、九州全体を覆うほどに大きくて、最大瞬間風速が80Mとも報じられていましたが、朝鮮半島付近を北上中。まだまだ災害の恐れがあるとの事で、予断を許しませんし、日本はこれからが台風シーズンに入ります。

一方で「無策」にしか見えなかったコロナウイルス対策ですが、敢えての?無策でしょうか。8月初旬をピークに、新規感染者は次第に減りつつあるようです。…と言って、緊急事態宣言が出されて何もかもをストップさせて対処した第1波のピーク時とほぼ同数くらいの新規感染者はおられますので、安心するわけにも行かないのですが、何もせずにここまで自然減少して来たことに、若干の光明が見えます。既に、秋から冬にかけての第3波を心配する声が聞かれますので、まさに時代は「With Corona」です。

コロナのせいにするわけではありませんが、stay home で家に閉じこもる時間が増えた分、家事や仕事、趣味に費やす時間が増えたか…というと、私の場合はどうやら「無為に過ごす」時間が増えた感のみ。時間がタップリあればあるほど、有意の事象につぎ込める時間が減少する気が。。。。 時間があって、何もする気が起きない…という時に格好なのが、ゲーム類やドラマの類でしょうか。ゲーム面をクリアするのに、取り敢えず「何か」は考えている風ですが、そこにはクリエイティブな発想や論理的な展開が要りません。ゲーム脳とでも言うべき思考回路は、何も考えずにある単純な要素だけを考えていれば良い気がしています。テレビドラマの類も、ただただ受け身で居るだけで、何かしら場面が展開していきます。ですから、ゲームやドラマで暇つぶしをしているように見えて、より一層やる気が削がれていく感覚があります。ひきこもりさんの気持ちが少し理解できるような気がしてくるから、困ったものです。

人が常にアグレッシブに何かに挑んでいくには、やはり「自らのエンジン」が非常に大切なのだと、改めて思います。もしかすると、人間の本能とも言えるかもしれない「闘争」本能は、この「ゲーム脳」のようなものではないかという気がしてきます。仮想敵国を作ってどんどん関係を悪化させていくのも、力を誇って覇権主義に傾いていくのも、…多分もっとクリエイティブな事をやってのけるよりも、はるかに少ないエネルギーでただ惰性のようにできて、しかもそれなりに「やった感」を伴うのではないでしょうか。もっと「壮大な夢を描くこと」には、ただならないエネルギーが要るのです、多分。

人は死ぬまで「きょういく」と「きょうよう」が大切だ…と言い出したのは、どなたでしょうか。教育や教養にあらず、「今日行く」所と、「今日(の)用」事があることが大切なのだとか。今日行く所があって、今日する用事があることで、ともかくその日に間に合うように何かをする必要が出来て来ます。その為には「ゲーム脳」でなく、もっと前向きでクリエイティブな思考回路が必要になる…ということでしょうか。

シニアに大切なのは「きょういく」と「きょうよう」に加えて、「貯金」ならぬ「貯筋」なのだそうです。