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強い国

2018年04月06日 | 社会派らぼ
前の米大統領選挙で、トランプ氏の下馬評は高くはありませんでした。世論調査での動向から見ても、当選する確率は限りなく低い…と言われていました。にもかかわらず、氏は「強いアメリカを取り戻す」と訴え、勝利しました。世界が「まさか」と驚いた選挙から、既に1年半が経ちました。

先立って、フィリピンにはドゥテルテ大統領が就任しており、二人は良く並べて似た者同士だという評も多くみられました。国政の経験を持たず、政治家として(人間として?)品格を欠いた発言を平気でするという点でしょうか。いずれにしても、世界はトランプ氏が一体どのような政治をしようとしているのか、果てしない?を持ちながら見守りました。

氏は「強いアメリカを取り戻す」と訴え、すべての軸にアメリカを据えてアメリカ中心の発想をしようとしています。にも関わらず、アメリカ人の2人に1人がトランプ大統領を「恥ずかしい」と思っているという世論調査の結果が明らかになっています。

今、世界は一触即発の危機に面しているといっても過言では無いと思います。米欧とロシアは外交官追放合戦を繰り広げ、アメリカと中国は知的財産の侵害などを理由に関税引き上げの報復合戦の様相を呈しています。北朝鮮とは首脳会議を行うとしている一方で、シリアからの米軍撤退を指示しています。米軍はアメリカだけのために働くべきだという考えがそこにはあるようで、朝鮮半島に火だけ点けておいて、この後の展開まで計算できているのか、はなはだ疑問です。

氏は「アメリカを強くする」と言いつつ、「世界の警察」を損な役回りだと考えて止めようとしています。今後は自国の利益だけしか追求しないと公言し、政治家ではなく実業家として腕を振るおうとしています。それは結局のところ、アメリカという国の力を弱くすることのように私には見えてしまいます。人間はおそらく、その本能に従うなら、戦乱に発展していく事必至で、本能でなく「崇高な理想」こそを掲げて欲しいと思います。それが「強い国」という事なのではないでしょうか。

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