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パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

散々な一日

2005年11月29日 | からだのこと
11月28日(月)晴れ
放射線科に2時に予約を入れてもらってたので
ちょっと早めに出かける。
週末に娘にせがまれ、ツタ○の会員になり、ビデオやCDを借りていたので
返却して、カードの申請書を出すと、ものすごく分厚い本を下さる・・・
今日のバッグはよく言えばアンティーク調、
言い方変えればおばあちゃんの手作り風バッグ。
いつ買ったかも忘れたくらい昔のもので
原価はとっくに償却されている。
持ち手のところが数回ちぎれ、同系色でぐしぐしと縫ってある。
そこにこの本・・・
電車の中で片方の持ち手がちぎれました・・・
しょうがなくワキに抱えての移動。
病院到着は予約時間の15分ほど前。
受付でカルテをもらい、地下の放射線科へ行く。
地下のせいか天井は低いし、廊下は狭く、そこに長いすが二つ並べてある。
受付らしき窓口をさがしながら奥まで進んでいこうとすると
技師さんらしきおにーさんが
「こっちですっ。
特に窓口はもうけてないから。
順番にやってますから時間までどこか行ってていいですよ。」
15分くらいならここで待つよと思いながら長いすに座る。
他に3人ほどすわってらっしゃる。
放射線治療ということはガンなのかなあ、皆さん、とか思いつつ待つ。
呼ばれては入って行き、すぐ出てきて、また次の人、またさっきの人・・・
そういう繰り返し・・・しかし私は呼ばれない・・・
次にくる人のほうが先に呼ばれる。
一時間経過・・・まだ呼ばれない・・・
これって予約の意味ないじゃん。
2時の予約をしたら1時間以上前に来ないといけないってことか???
ムカムカしてくるが窓口もないので訴えようがない・・・
もしやさっきのにーちゃん14時と4時を間違ってないか???
3時半をまわったくらいにやっと呼ばれる。
ドアを開けてもらい入ると、また通路のような狭い空間に
机やパソコンがあり、白衣ではなくふつーのサラリーマンのようなカッコ
(ワイシャツの上にベスト(背中がツルツルした生地の))のドクターがいる。
25回放射線治療をすることの説明が始まり、
ふと気付いたかのようにカレンダーを見に行くドクター・・・
「年内に22回くらいまでしかできないねえ。
この治療、間があくと効果が落ちるっていう考えもあるんだよねえ~
連続してやるために、来年一月から始めるという手もある。
でも原則、術後3ヶ月以内にというのがあって、
アメリカでは術後すぐ始めた方がいいという意見もあるんだよねえ~
で、どうする?」
え?それは私が決めることなのか・・・
放射線治療に対しての知識も何もないから
どちらのリスクが重いのかわからない。
選べといわれても困るというようなことを訴えると
ドクターも「そーだよねえー。
でもどっちがいいってことは医者にもわからないんだよねえ~
それは神様しか知らない」
ちょっとちょっと!ここで神様はないだろうよ!あんた!
と思うが根が小心者だから苦笑するしかない。
で、う~む・・・と考えてるとドクターも沈黙。
何か言ってくれるのかなと思ってたら、さっきの無愛想な技師のにーちゃんが通りかかり「外で考えてください」
また廊下の長いすに追い出される。
廊下でブツブツ文句とかどうしよーとかつぶやいてると
看護婦さんが「このバッグとかコート、○○さんの?
これも一回外に出してください」
ホント感じ悪いねっ!ここの科って!
持ち手が取れてることに気付かれないように大慌てで受け取りに行くと
またさっきのリーマンドクターがやってきて
「もしお正月休みで空くことが気持ち悪いんだったら
25回という回数を30回に増やすということもできるよ」
っていうかさぁ!あなたが間を空けると効果が薄まるようなこと言ったんでしょ!
私の気持ち云々じゃないだろうーが!と思うがそんなセリフは言えないので
その回数を増やすことも今決めなきゃいけないか聞くと、
治療中でもかまわないとのこと。
とりあえず今日から始めることにする。
また待たされる・・・
隣に60過ぎたくらいのご夫婦がいらして
ご主人が治療室に入られた時、すーっと私の横に奥様がいらっしゃる。
「ここっていつもこんなに時間がかかるの?」
「私、今日初めてなのです。時間かかりますよねえ~」というと
「うちも今日初めてなの。時間かかるわよねえ」
でも奥様達より私ずーっと先に来てるのですよ・・・
とうとう長いすには私だけ。
やっと呼ばれて今度はさっきのドアのさらに奥の部屋へ・・・
ただっぴろーい部屋にいろいろな機械(としか表現できず)がある。
もう一人の技師さんが「上半身全部脱いでここのベッドに寝てください」
う~む・・・せめて脱ぐ場所くらい欲しいよと思ってると
無愛想なにーちゃん技師も入ってくる。
何だかなあ~と思いながら、ま、病人なんだし、こんなことで
はぢらう年でもないし、と自分に言い聞かせ
ば~んと3枚一気に重ね脱ぎ!
それからベッドが180度動いたり、高くなったりする中、
動くなといわれ、胸の辺り、みぞおちの辺り、ワキに
サインペンでマーカーつけられるのであった。
よれよれの状態で本日は終了・・・
明日11時半に来てくださいとのこと。
まだ筋肉が緊張してるのでなかなかうまくいきませんが
だんだん慣れてくると短時間で出来るようになりますので
辛抱してくださいと言われる。
帰りに地下鉄の定期を買おうと思い、そのために日本橋の地方銀行でお金を下ろそうと途中下車。
しかし・・・ない!出身地の銀行がない!
移転するなら案内くらいだせよぉ~とよれよれになりながらまた引き返す。
コンビニでお金下ろしてから地下鉄へ。
今度は定期券売り場を探す。
これまたずいぶん遠いのねえ~窓口・・・
今日の予定だと、3時には病院を出て、地銀でお金下ろして
日本橋のデパートでブーツ買って、定期買って帰宅、だったのに。
大慌てで夕食の準備。
こんな時には圧力鍋。
肉じゃがをスピード調理。
水菜ときのこのサラダ、おみそ汁は冷蔵庫の残り野菜で具沢山。
あ~、疲れた一日。
夫は今夜も終電で午前様のご帰宅。
お疲れさまです。
で、そんな疲れてるのに妻の病院の愚痴話を聞かされる。
いつもは激怒する妻を「まぁまぁ!」となだめる温厚な夫が
「それはないよなあ~」といつになく私の味方。
専門外とはいえ、担当医に相談しろという。
シロウトに治療の判断は出来ないだろう。そーよねえ~
また明日もあのくらい空間へ行くかと思うと滅入る。
明日どころかこれから毎日だ・・・
は~っ・・・
早くブーツ買おうっと!

コメント (4)
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