パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ありがとう、ちび

2005年11月26日 | Weblog
11月26日(土)薄曇
今日も夫は休日出勤。
娘は風邪もすっかりよくなり作文サークルへ。
そこへ電話が鳴る。
実家の母からだ。
私が手術してから、何かというと電話をかけてくる。
それが、この親不孝娘にはちょっとだけめんどくさい。
体調はどうかといつものように聞いたあと、
実は話さなきゃと思うことがあって・・・と始まる。
あ、ちびのことだ。
実家においてきた黒猫チビックちゃん。
もう腎臓も弱り、年も年だけに覚悟はしていたが
やはりだめだったとのこと。
話しながら実家の母が泣き出す。
私は「ちび」という名前が出てきた時点で、もう声無き号泣。
「最期までおりこうさんだったよ、
もう何も食べられなくなって、スポイトであげる水分だけで保ってる状態の時も
ちゃんとトイレまでよろよろ歩いて行くのよ。」
毛布を切り開いてカイロを入れてあげてるベッドに寝かせていたらしいが
ちょっと目を離したすきにいなくなった。
必死でさがす、老夫婦。
ふとこたつをのぞくと・・・いつももぐりこんでたコタツの中にいる。
ここが良かったんだね、
すっかり弱ったちびを見ながら父も母も泣いた。
「庭の門扉のすぐ横にお墓を作ったから
今度写真を送るね。
ツゲの木の下だよ。」
まだ子猫だったちびが、登ってから降りられなくなったことのある
あの木だね。
大きくなって屋根にも登れる様になって、
ずいぶんな長旅をしたこともあったよねえ~
心配してママはずいぶん探したんだよ。
春に大怪我をして、お医者さんにも見離されたくらいだったけど
復活してくれて、夏に帰省した時会えて本当にうれしかった。
写真をたくさん撮ったのは、もう次は会えないと思ってしまったから・・・
ちびがとってもいい子だったから
ママの中で、猫は黒猫に限る!と思ってる。
だからたくさんの子猫たちの中から迷わず黒猫を選んで飼い始めたのが
夏に会った「イチ」だよ。
残念ながらちびほどおりこうさんじゃないけどね。
今まで本当にありがとう。
君がいてくれたからつらい時期も乗り越えられた。
たくさんたくさん助けてくれてありがとう。
ちびのこと、ずっと忘れない。

コメント (10)
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