仕事で神田を歩いていると、猛烈にカレーの匂いがしてきた。何だ、この匂いは? いったい、何処から? 辺りを見回すと、あった、カレーの店が。それがこの店インデラである。たまたま通りがかった店だが、どことなく年期を感じさせる看板だ。老舗なのではないか? 入ってみよう。
入口から階段を降りて地下へ。これはまた良い雰囲気だ。メニューはカレーだけ。普通の辛さと、ハードという辛口、それぞれ大中小の盛りがあるだけ。トッピングは茹で卵のみ。
普通の辛さのカレーの一番小さいサイズを頼んでみた。カレーはすぐに出てきた。テーブルには福神漬けをはじめ金平や漬物が大量に並べてある。
このテーブルの小鉢に盛られている物は、全て好きなだけ食べていいのだという。
このテーブルの小鉢に盛られている物は、全て好きなだけ食べていいのだという。
そして、二人のオバチャンが「蒟蒻の煮付けを食べな」「蓮根が美味しいよ」「金平はどこでも食べられるからか人気がないけど、美味しいから」などと勧めてくるのだ。
カレーも普通に美味かったが、この蒟蒻やら蓮根やらが本当に美味い。カレーの必要がないほどだ。
店を出る時、蒟蒻が美味かったと讃えると「もっと食べてけ」「ご飯を出すから、好きなだけ食べな」とオバチャンに言われた。
店を出る時、蒟蒻が美味かったと讃えると「もっと食べてけ」「ご飯を出すから、好きなだけ食べな」とオバチャンに言われた。
人情のない都会に疲れたら、この店に来るといい。寒い冬でも、この店は温かいぞ。
カレーの店インデラ。神田に来た時は立ち寄ろう。