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人間は身勝手なもの。
地球を我が物のように扱い、環境破壊を繰り返す
自分たちと違うものを排斥する。
その間違った考え方によって自ら苦しんでいるのに、
他に助けを求める
そんな人間のエゴと愚かさを描いた傑作が
帰ってきたウルトラマンの第33話「怪獣使いと少年」です。
(上原正三氏脚本)
簡単なストーリーは以下の通り
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工場地帯の近くに廃墟と空き地がある。
その廃墟で暮らし、前の空き地で穴を掘り続ける一人の少年がいた。
人々はその少年を宇宙人と噂し気味悪がっている。
心ない学生たちがその少年を辱め、乱暴する日々が続いていた。
少年は何人もその廃墟に入れようとはしなかった。
街の人々もその少年を避けている、食べ物すら売ろうとしない。
帰ってきたウルトラマンこと郷秀樹はその少年を調べたところ、
その少年は北海道出身の日本人で東京へ出稼ぎに行った父を捜しに
来ていたのだった。
ある嵐の夜、恐怖と寒さと飢えで死にかけていた少年を救ったのが
メイツ星人だったのだ。
メイツ星人は地球の気象観測の為に地球に来ていたのだが、
その日からその少年と親子のように一緒に暮らすようになった。
魚怪獣ムルチを念動力で地中に閉じ込め、
自分の宇宙船をも地下に隠したメイツ星人だったが、
公害に汚染される地球の空気は星人の体を蝕んでいった。
弱り切った体のメイツ星人を父親と慕う少年。
少年は言う
「ぼくもおじさんと一緒にメイツ星へ行くんだ、
地球はその内に住めなくなる。」
真相を知って少年と一緒に穴掘りを手伝う郷秀樹だったが、
そこに街の人々が武器を持って押し寄せてくる。
MATがその宇宙人と思われている少年に手を下さないのを見て
自分たちが制裁を加えようとやってきたのだ。
少年を庇うために廃墟から姿を現した衰弱し歩くのがやっとのメイツ星人。
驚いた警官が郷秀樹の静止も聞かず発砲。
メイツ星人は息絶えた。
メイツ星人の念動力が切れたため、地中からムルチが現れる。
逃げまどう街の人々。呆然とする郷秀樹。
「頼む~!、早く怪獣を退治してくれよ~!」(街の人々)
(勝手なことを言うな。怪獣を誘き出したのはあんたたちだ)(郷秀樹)
・・・・・・
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メイツ星人は
気象観測の為に地球にきており、
魚怪獣ムルチを念動力で地中に閉じ込め
死にそうになった少年を助けた
そしてまた、少年のピンチに命を顧みず助けようとした
心優しい宇宙人だったのに、
人間は、その見かけの醜さと偏見によって殺してしまう!
そして、人間はムルチに襲われ「助けてくれ~」と叫ぶ。
あまりに愚かな人間の姿が露出されているが、
笑えない。
見た目と偏見によって人を傷つけ、
間違いと分かっても
「知らなかったんだもん」
「悪かったっていってるだろ」
で終わらせる。
みな、そんな心を抱えて生きているのかも知れません。
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2012年1月から、メルマガを始めようとただいま準備中です☆
「あなたを変える5つの物語(ストーリー)」という名前にする予定です。
その1つの物語は、ピート・グレイという左手一本で大リーガーまでなった人の実話にインスピレーションを受けて書いたものです。
Baseball's amazing Pete Gray - 1945 film
※ピート・グレイの貴重な映像
18ページくらいの短いものですが、もし感想を下される方があれば、モニターのような形で、5名ほど特別にお見せしようかなと思っていますがいかがでしょう??
関心のある方は、コチラ か、コメントでお知らせください☆
でも…これを本放送で見た子供達は、
今大人になって何を感じているのでしょうか…
音楽の時と、コメント数が、えらい違いですね。
めげずに頑張って下さい。
多分、わしの「愚民思想」の元になっているのがこの作品ですね。
あの頭の悪そうな不良が少年のお粥を踏みにじるシーンは未だにくっきりと覚えています。
はっきり言って、大多数の一般大衆は愚民。結局、郷のように自分で自分の身を守れる強いヤツしか「宇宙人の噂」をもたれた少年に優しくすることは出来ないということでしょう。何の力ももたない市民はそれ故愚民なのです。究極の客観的判断が出来ない。貧乏人から聖人は生まれないという言葉もありますね。腹をすかせているやつに他人のことを思いやる気持ちなんか生まれないということですね。
わし?わしは今はたいがいのことは金の力で何とか出来る立場にいるので、力が無い故恐怖で我を忘れる愚民とは異なるところに立っている・・・つもりではあります。