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「自由過ぎて」私服不人気 「苦痛と退屈のあいだを振り子のように揺れ動く」浄土真宗親鸞会講師のブログ

2009-05-25 | 有無同然

千葉県松戸市の県立小金高校(堀誠校長)が、志願者離れに
歯止めをかけようと、これまで認めていた私服通学を廃止し、
制服着用に切り替えるそうです。

学園紛争があった1960~70年代を中心に、「自由」を求める気風から、
全国的に私服を認める高校が増えましたが、近年は「制服回帰」が進んでいる
ようです。

中学・高校の事情に詳しい出版社「声の教育社」によると、
「私立などで制服をモデルチェンジすると受験者が増える傾向があり、
 制服が学校選びに影響を与えている。
 首都圏では高校の90%以上が制服で、増加傾向にある」だとか。

“自由過ぎる”としてあまり来てくれなかった地元の中学からも、
 生徒が来るようになった」

という越ヶ谷高教頭の意見もありました。


自由がかえって苦痛になる。
でも、画一化が続くと、今度は自由を求めるようになるのが人間
なのかも知れません。


「苦痛と退屈のあいだを、
 振り子のように揺れ動く」

とはドイツの哲学者ショーペンハウエル(1788-1860)の有名な言葉です。


ショーペンハウエルは、十二、三歳ころ、家族とヨーロッパ漫遊の旅をしたようです。
二年の大旅行で少年の目に映ったのは、ナポレオン戦争で廃虚と化した国土や、
貧農、失業者の哀れな姿だったそうです。

「かつてブッダが若年で生、老、病、死を見つめたように、
この人生の悲惨さにとらえられてしまった」


と、後に書いています。
二十五歳、イェナ大学で哲学博士の学位を取得、三十一歳で、主著
意志と表象としての世界』を発刊。
 国内外から称賛の手紙が届く幸福な晩年でありましたが、彼はこう言っています。

「私は一介の案内者にすぎない。
 人生の答えは、各自が古典や東洋の宗教をひもといて見つけてほしい」


ショーペンハウエルこそ、アインシュタイン、ニーチェに仏法を伝えた人
なのでした。



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