ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

でしゃばりお米の唄。

2006年09月06日 | 四方山話
当店のプランタンに咲いているブーゲンビレア

 花の名前は発見者のフランスの探検家ルイス・ド・ブーゲンビルに因んでつけられて、茎には刺があり、花として観賞しているのは葉の色が変化したもので、葉で包まれた管状の白い部分が花らしい。
そういわれてみれば、綺麗な紫色の花びらのようなのは葉っぱみたい。ナイトが小さな可愛いお姫様をがっちり守ってくれているような花だ。
花言葉が逢いたい人はいるけれど会える人はただひとり・・・。なんとも意味深な言葉。

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 予想していたことはいえ、たちまち日本列島祝福ムード一色になり、テレビジャックされた。

 それというのも今朝 やんごとなきロイヤルファミリーご一家に待望の男児がお生まれになり、あのNHKまでが特集番組を組んでいて朝からこればっか・・

暇な木馬の昼下がり。
カウンターのお客もにわか皇室評論家に早代わり。興奮気味に口々にどうたら、こうたら、もう大変。終いには皇室典範にまで話が及ぶ。

NHKのアナウンサーなど、「41年ぶりに秋篠宮家に待望の男の子が産まれました、眞子様、佳子様にははじめての弟の誕生です。」(ちょっと待ってよ、当たり前じゃない?我が家にだってついこの前、1年半ぶりに初めての弟が生まれたよ。)
おまけに「お子様の第一声はオギャでした。」(当たり前ジャン、我が家の孫もオギャだったわね。)

 私は不謹慎ながら、私の子供の頃にはやったあの歌を思い出してしまい、ハミングしていたらイリコさんが「何の歌?」
「でしゃばりお米の歌よ。」???
愛子様の歌です。
 
 素朴な田舎の歌、(愛ちゃんは太郎の嫁になる)「アイちゃん」と「オイラ」は愛し合っていたのに、金持ちの息子「タロウ」と結婚することになり、嫌がるあいちゃんをでしゃばりお米が、強引に手を引いて婚家に連れて行くといった、聞くも涙 語るも涙の物語。

 とても子供向けの歌とは思えないが、金持ちの子も、貧乏の子も、賢い子も、お勉強の出来ない子も、♪オイラの心を知りながら~ でしゃばりお米に手をひかれ~・・♪ここのところになると大声を張り上げて歌ったものだった。愛子様ごめんなさい。

 飽きもせず一日中このニュースばっかり、平和な日本列島 一億総ミーハー化してしまったみたい。
しかし、ミーハーという言葉もなかなか死語にならないし、そればかりか、すっかり定着してしまっているし、また息の長いはやり言葉だと思う。
調べてみたらみーちゃんはーちゃん=程度の低いことにうつつをぬかす、流行に流されやすい人を軽蔑していう言葉らしい。
 
 しかし、天下国家や、世界情勢を論じることが「程度の高い」ことであると信じ込んでいる人たちから見れば、さしずめ私など、この前までハンカチ王子病に冒されていたのだから、立派なミーハーの『でしゃばりお米』ばあさんだね。
(今は違うよ、人が騒ぎ出すと私が見つけたのにと腹が立つけど・・)

 そうはいっても、私のいうミーハー心というのは、大変につたなくたどたどしいものであるけれども、「愛」や「美」を求めてやまない心であって、残り少ない人生を美しい芸術で謳歌したいという ロマンチックな衝動であるからして許してほしい。そしてもう一つ言わせてもらえるなら、そういうミーハー心の欠落した女性は、魅力に欠けて、味けのない、砂をかむような感じがして私は嫌いだ。
正しい常識のあるミーハー?女性で終えたいと思う今日このごろである。
 
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