乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

アヤメ

2008年06月29日 | 植物(草)

いよいよアヤメの花が咲き始めました。山梨県南アルプス市の櫛形山ではアヤメが激減しているそうですが,乙女高原でもアヤメが減っている気がします。それにしても,複雑な形をした花ですね。「どうしてこんな形?」と,ずーっと疑問でしたが,「花は,花粉を運んでくれる生き物を選んで契約している」という視点で見ると,この形にも理由があることが納得できます。アヤメはマルハナバチと契約しています。マルハナバチが蜜を吸い,その時に確実にハチの体に花粉を付けるように,こんな形になったと考えられます。・・・でも,よく見ていると,セセリチョウがちゃっかり花の外から長いストロー状の口を伸ばして,蜜を吸っているんだよね・・・。(2008年6月29日 観察)
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