乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

しっぽを食われたウラナミシジミ

2023年10月23日 | 昆虫
今秋、たくさん観られたウラナミシジミですが、しっぽのないちょうを見ました。ウラナミシジミにはアゲハチョウみたいなしっぽがありますが、アゲハチョウに比べずっと細くて、まるで昆虫の触覚のようです。しかも、この触角、ごていねいにも黒くて、先だけ白くなっています。しかもしかも、風に揺れてよく動くのです。まさに触角!! そして、触角の根元には二つの目玉模様。まるで、「わたし、お尻にも頭があるのよ」とアピールしているみたいです。「きっと、これで捕食者の目をあざむいているに違いない」と思っていたのですが、本日、その証拠を見つけました。それが、「しっぽのないちょう」です。食べようとした捕食者は、自分が食べようとした頭が急にバックして、面喰ったでしょうね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« この花、金属製? | トップ | 真っ赤 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

昆虫」カテゴリの最新記事