乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

殺鳥現場

2008年07月19日 | 
「ボス,ここがゲンバです」
「ヤマさん,ガイシャは?」
「尾羽を見ると濃いグレーで,先だけ薄いグレーです。こんな尾羽を持っているのはキジバトに間違いありません」
「ゲンバはここだけか?」
「遊歩道に沿って3ヶ所ありました。ホシは3ヶ所で羽根や羽毛を抜き散らしたようです」
「ホシの目星は付いているのか?」
「それぞれの羽根をよく見てください。羽根の付け根の部分,羽軸と呼ばれている部分にまったく傷がなく,きれいです。これはピンセットのように鋭いものを使って抜き取られた証拠です」
「鋭いもの・・・けものの歯ではなく,鳥のくちばしのようなものという意味か?」
「ボス,その通りです。ホシは鳥に違いありません」
「タカの仲間だろうか? ヤマさん,すまんが,もっと範囲を広げて現場検証を続けてくれ」
以上,殺鳥現場でした。(2008年7月19日 観察)
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