本来ならHGガンダムスローネ・アインの製作を普通に行うところだったのですが予定を変更して実験コーナーに入ります。その理由は…
先日の記事でも書いたように、HGスローネ・アインの説明書などの完成写真を見てみると、劇中での役割は別として非常にカッコ良いなぁと思います。RX-78ガンダムを始祖とするガンダムとは違う流れのデザインで、「ZⅡ」や「ベルゼルガSSS-Xテスタロッサ」や「タイラント・ソード」などの藤田一己氏デザインのメカ風味という感じです。中でも、鶏冠のデザインから「テスタロッサ(下の写真はコトブキヤさんの完成品フィギュアです)」を連想してしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/59/bf0310bd9603178d781699fed1fc8264.jpg)
せっかくカッコ良いデザインなのに、劇中でのあの扱いはもったいない(←あくまで個人的な感想です)と思ったので、カラーリングを変更してヒーローメカにしてしまうことにしました。劇中のスローネ・アインを期待していた読者の皆様、ゴメンなさい(汗)。m(- -)m
しかし「カラーリングを変更して」というのは「ノンシンナー」&「(水性トップコート以外の)スプレー類使用不可」という環境下ではかなりキツい作業になります。広範囲をムラなく塗装するのはやっぱり難しいですから…。
それでも、とにかくやってみることにします。さいわい、1/100キュリオスの製作途中でガンダムマーカーのグレーをある程度ムラなく塗るコツはなんとかつかめましたので、今回はその方法により適したマーカーを使って実験することにしました。
写真左:使用するのは「アサヒペン カラーパレットマーカー」の「サファイヤブルー」です。もともとツヤ消しで隠ぺい力もかなり高くて塗りやすいマーカーなので重宝しています。なぜこのマーカーがこれから実験する方法に適しているかは後ほど…。
パーツに直接マーカーで塗るのではなく、平筆を使います。筆者は毛の幅が4ミリほどの筆を使っています。あと、耐水ペーパーの1000番ぐらいに相当するスポンジヤスリがあると便利です。
写真右:使用中の筆先です。筆にかなりダメージを与えてしまう塗り方ですので、使い古しの筆を使いました。毛先がパラついていてもあまり問題ありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/c3/6104eef4090977db41bf00e1a176032c.jpg)
カラーパレットのインクはサラサラしているので、キットのままのパーツ表面だと塗ってもはじいてしまう場合があります。スポンジヤスリで表面を荒らせばノリが良くなります(写真はパーツの右半分にスポンジヤスリを掛けてあります)。
スポンジヤスリを掛ける前にゲート処理を済ませておき、ヤスリ掛けが終わったら爪楊枝などをパーツの裏側に差し込んで持ち手にします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/b2/a05bddb7f79bc9409dfb35f939373d92.jpg)
マーカーをシャカシャカとよく振ってインクを撹拌(かくはん)し、筆にマーカーのペン先を当ててインクを含ませます。たっぷりではなく、筆にインクが軽く行き渡ればOKです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/80/ef3041a696c450d0dadf8e77dbefdd24.jpg)
パーツを塗装中です。最初はほとんど色が付かないので「大丈夫かなぁ…(汗)」と思いますが、この最初の塗りが今後のインクのノリを左右する重要な塗りになります。筆に含ませたインクには細かい泡がいっぱい出ていますが、乾く間に消えてしまいますので、あまり問題はないようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/7c/8a28ebbc664127eee0cf5cdbf2bf4256.jpg)
最初に塗ったインクが乾いた状態です。ほとんどパーツの成型色であるチョコレート色のままですが、全体にツヤが消えた状態になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/79/68720d3ceed015f88768e19e9a48f927.jpg)
最初に塗ったインクが完全に乾いてから、2度めの塗装を行った状態です。一応、筆塗りの基本である「交差法(最初に塗ったのが横方向なら、次は縦方向に筆を動かす)」で塗っています。まだ下地が透け透けで不安です(汗)。でも、モールドを埋めるような厚塗りにならないようにするには、薄い塗料の重ね塗りがやっぱり有効だと思います。カラーパレットマーカーの良いところ・その1は、インクが薄めのサラサラ状態であることです。
カラーパレットマーカーの良いところ・その2は、前に塗ったインクの上から2度めを塗っても、前に塗ったインクが溶けにくいことです。ガンダムマーカーの場合は激しく溶けるので2度塗りは難しいのですが、カラーパレットの場合はかなり楽です。でも、前に塗ったインクが完全に乾くまで待つ必要があるのには変わりありません。1個のパーツに集中して塗るのではなく、塗装できる状態にしたパーツを多数用意して、1個塗れば次のパーツ…という風に「一人流れ作業」で塗ればインクの乾燥時間が稼げると思います(次回に続く…)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/18/d1c26f57f90f0f3b6a4c240b644e1723.jpg)
これは塗り終わった胸部パーツです。よく見ると筆の跡が見えますが、ツヤ消しトップコートを吹けば目立たなくなるレベルにはなったと思います。やっぱり「カラーパレットマーカー」はオススメですよ♪
先日の記事でも書いたように、HGスローネ・アインの説明書などの完成写真を見てみると、劇中での役割は別として非常にカッコ良いなぁと思います。RX-78ガンダムを始祖とするガンダムとは違う流れのデザインで、「ZⅡ」や「ベルゼルガSSS-Xテスタロッサ」や「タイラント・ソード」などの藤田一己氏デザインのメカ風味という感じです。中でも、鶏冠のデザインから「テスタロッサ(下の写真はコトブキヤさんの完成品フィギュアです)」を連想してしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/59/bf0310bd9603178d781699fed1fc8264.jpg)
せっかくカッコ良いデザインなのに、劇中でのあの扱いはもったいない(←あくまで個人的な感想です)と思ったので、カラーリングを変更してヒーローメカにしてしまうことにしました。劇中のスローネ・アインを期待していた読者の皆様、ゴメンなさい(汗)。m(- -)m
しかし「カラーリングを変更して」というのは「ノンシンナー」&「(水性トップコート以外の)スプレー類使用不可」という環境下ではかなりキツい作業になります。広範囲をムラなく塗装するのはやっぱり難しいですから…。
それでも、とにかくやってみることにします。さいわい、1/100キュリオスの製作途中でガンダムマーカーのグレーをある程度ムラなく塗るコツはなんとかつかめましたので、今回はその方法により適したマーカーを使って実験することにしました。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/ed/6a62c723b981e4ea61ad7a8134982ef8.jpg)
写真左:使用するのは「アサヒペン カラーパレットマーカー」の「サファイヤブルー」です。もともとツヤ消しで隠ぺい力もかなり高くて塗りやすいマーカーなので重宝しています。なぜこのマーカーがこれから実験する方法に適しているかは後ほど…。
パーツに直接マーカーで塗るのではなく、平筆を使います。筆者は毛の幅が4ミリほどの筆を使っています。あと、耐水ペーパーの1000番ぐらいに相当するスポンジヤスリがあると便利です。
写真右:使用中の筆先です。筆にかなりダメージを与えてしまう塗り方ですので、使い古しの筆を使いました。毛先がパラついていてもあまり問題ありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/c3/6104eef4090977db41bf00e1a176032c.jpg)
カラーパレットのインクはサラサラしているので、キットのままのパーツ表面だと塗ってもはじいてしまう場合があります。スポンジヤスリで表面を荒らせばノリが良くなります(写真はパーツの右半分にスポンジヤスリを掛けてあります)。
スポンジヤスリを掛ける前にゲート処理を済ませておき、ヤスリ掛けが終わったら爪楊枝などをパーツの裏側に差し込んで持ち手にします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/b2/a05bddb7f79bc9409dfb35f939373d92.jpg)
マーカーをシャカシャカとよく振ってインクを撹拌(かくはん)し、筆にマーカーのペン先を当ててインクを含ませます。たっぷりではなく、筆にインクが軽く行き渡ればOKです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/80/ef3041a696c450d0dadf8e77dbefdd24.jpg)
パーツを塗装中です。最初はほとんど色が付かないので「大丈夫かなぁ…(汗)」と思いますが、この最初の塗りが今後のインクのノリを左右する重要な塗りになります。筆に含ませたインクには細かい泡がいっぱい出ていますが、乾く間に消えてしまいますので、あまり問題はないようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/7c/8a28ebbc664127eee0cf5cdbf2bf4256.jpg)
最初に塗ったインクが乾いた状態です。ほとんどパーツの成型色であるチョコレート色のままですが、全体にツヤが消えた状態になりました。
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最初に塗ったインクが完全に乾いてから、2度めの塗装を行った状態です。一応、筆塗りの基本である「交差法(最初に塗ったのが横方向なら、次は縦方向に筆を動かす)」で塗っています。まだ下地が透け透けで不安です(汗)。でも、モールドを埋めるような厚塗りにならないようにするには、薄い塗料の重ね塗りがやっぱり有効だと思います。カラーパレットマーカーの良いところ・その1は、インクが薄めのサラサラ状態であることです。
カラーパレットマーカーの良いところ・その2は、前に塗ったインクの上から2度めを塗っても、前に塗ったインクが溶けにくいことです。ガンダムマーカーの場合は激しく溶けるので2度塗りは難しいのですが、カラーパレットの場合はかなり楽です。でも、前に塗ったインクが完全に乾くまで待つ必要があるのには変わりありません。1個のパーツに集中して塗るのではなく、塗装できる状態にしたパーツを多数用意して、1個塗れば次のパーツ…という風に「一人流れ作業」で塗ればインクの乾燥時間が稼げると思います(次回に続く…)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/18/d1c26f57f90f0f3b6a4c240b644e1723.jpg)
これは塗り終わった胸部パーツです。よく見ると筆の跡が見えますが、ツヤ消しトップコートを吹けば目立たなくなるレベルにはなったと思います。やっぱり「カラーパレットマーカー」はオススメですよ♪
( ´∀`)さん:カラーパレットマーカーはツヤ消し&隠ぺい力が強いので、どれもムラが目立ちにくいのではないかと思いますが、多少当たりハズレがあるようで、場合によってはインクが分離したままのモノを引いてしまう場合もあります。当たりのマーカーの性能はモノスゴいですよ♪
ふなおさん:いえいえ、筆者は別にスゴくないですよ(汗)。カラーパレットの性能のおかげです♪
缶さん:カラーパレットのルビーレッドは深みのある発色ですので、アストレアも良い感じに仕上がるのではないかと思います♪。ただ、筆者が持っているルビーレッドはサファイヤブルーに比べインクがやや濃いめですので、筆の跡が少し出てしまいます。そんな場合は仕上げにツヤ消し水性トップコートを吹くと良いと思いますよ!
δさん:組み上げていくとどんどんヒーローメカっぽくなっていくんですねぇ、スローネは。ホンマ悪役にはもったいないMSですね…。
有希さん:>「シンジラレナ~イ!」←え~っと、ニッポンハムかロッテが優勝した時の外国人監督ですね?(どちらも決めゼリフがあるので、ゴッチャになっています:汗)。う~ん、どっちだったっけ…。
弱小アイアンハートさん:こんばんは! 筆塗りでもある程度はキレイに塗れるという感覚が今回でようやくつかめました。でもやっぱり吹き付け塗装が楽ですねぇ(汗)。
遅れましたが九ザク完成おめでとうございます&お疲れ様です! さぞかし大変だったとは思いますが、良い作品になりましたね♪ シェルフラッグもがんばってください!
コジロウさん:昔は筆者も「薄めたらぜんぜん色付かへんやん!」という意識があったため、ビンに入っている濃度のまま塗っていました。いや、今でも時々やってしまいます…(汗)。
Zくろばさん:写真で見た感じでは、腰アーマーとファングは別パーツのようですが、ファング自体はつながって成型されているように見えますねぇ(残念)。
普通に交差法でキレイに筆塗り出来ればそれに越したことはありませんが、こういう方法ででも筆塗りでそこそこムラなく塗れるという感覚がつかめたのは収穫だったと思います。やっぱりスプレーが楽なんですけどね(笑)。
rookさん:ありがとうございます。m(- -)m 実は多少筆の跡はあるのですが、ツヤ消しのトップコートを吹けばごまかせるレベルにはなると思いますのでぜひお試しください♪
低木さん:そのままなんです(!)。カラーパレットは非常に隠ぺい力が強いので、下地の色の影響はあまりありません。実際、チョコレート色の上に塗った場合と白の上に塗った場合のブルーにはほとんど差が出ませんでした。スゴいです。
実は塗り始めた頃はこんなに手間が掛かるとは思っていませんでした(汗)。細かいモールドが無い場所なら、最初の塗りをマーカーでじかに塗ればかなり時間と手間を省くことができますよ。
TABAさん:コメントありがとうございます♪ カラミティードッグもスローネの元ネタかもしれませんねぇ。首元のパーツがカラミティードッグのハッチにあるUの字型の装甲に似ているような気が…。とか言っていたらゼルベリオスが欲しくなりましたよ(汗)。
ジャアさん:それは試しに使ってみる価値はあると思いますよ♪ ひょっとしたら、カラーパレットのように使いやすいマーカーかもしれませんから…(筆者がカラーパレットにたどり着いたのは偶然みたいなもんですからねぇ)。
スローネのテスタ風ですか。
私のイメージではカラミティードックでした。
仕様別に3機いるし、ドライの頭の長さがグリーンバージョンみたいだったので。
完成楽しみにしています。
分かってきたんですけど、かめっチさんは凄い根気ありますよね。こんなに何度も塗り重ねるなんて…
これはスゴイお手本です。
テスタロッサって知りませんでしたが、いいカラーリングですね。完成が楽しみです。
ツヴァイも発売するようですが、GNファングはちゃんと別パーツ化するんでしょうか?
場合によっては別パーツ化+射出状態を再現するパーツの自作が必要になりそうですね。
それにしても、キュリオスの時から思っていたのですが、これならスプレーやエアブラシがなくてもムラなく塗装できそうですね。
その為か苦手意識があります。最後の写真はほんと脱帽ですね。
筆塗りでもここまで綺麗に塗れるんですね。
それから、こちらの九ザク制作の際にはかめっチさんの技術を大いに参考にさせていただきました。
もっとも、経験値の差か、かめっチさんの用にうまくはいかないところもありましたが(笑)
メチャクチャ綺麗だ!スプレーか何かかと思ってしまった!
「シンジラレナ~イ!」
(↑ええっと、誰ネタでしたっけ?(笑))
でもほんと小説版のZみたいで悪役?には勿体無いです^^;
スローネアインがヒーローメカってなるとどうなるか期待してます。
……右手にカラーパレットレッド持ってます…
こいつでアストレアを赤く…
自分がマーカーを使うとムラがすごく出るのに・・・
やっぱりかめっチさんはすごいですね!
ガンダムマーカーでは色によってムラが出やすい、出にくいの違いがありましたが、カラーパレットマーカーはそういうのないんですか?