ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

MGガンタンク サンプルレポート(その1)

2009年09月06日 | サンプルレポートシリーズ
 *重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
m(- -)m

 *ランナーの写真については「エプロンの人 模型制作日記」の過去ログで大きな画像が見られますので、ぜひ見に行ってくださいね。なお、サンプルには無色透明のプラスチックで成形されたDランナーとEランナーが含まれていますが、これらのランナーはサンプルキット用の特別パーツです。通常商品のMGガンタンクには付属しません。


 迫力あるイラストで飾られた、説明書の表紙です。箱絵にも同じイラストが使われるはずです(サンプルが入っている箱は、いつも通りの白い箱です)。


 付属のガンダムデカール(ドライデカール)とマーキングシールです。

 それでは、組み立てを開始します。最初に組み立てるのは、コア・ファイターです。このコア・ファイターは、MGガンダムver.2.0のものと同規格です。

 コア・ファイターの機体後半部を構成するパーツ群です。 


 格納式ミサイルランチャーのハッチが開閉できるのがうれしいですね♪


 機首や尾翼を構成するパーツ群です。写真の左下に写っているパイロットのフィギュアは、ハヤト・コバヤシ(白)とリュウ・ホセイ(黄色)のどちらかを選択して乗せるようになっています。写真では分かりにくいですが、ちゃんとハヤトとリュウには体格の差があります。
 ハヤトがコア・ファイターに乗っているシーンはあまり覚えていないので、筆者はリュウを選択しました(写真のリュウは、撮影前に塗装してあります)。コア・ファイター発進時に、カタパルトから射出される際に掛かるGに対して、歯を食いしばって耐えるリュウの顔が思い浮かぶんですよ(笑)。

 
 MGガンダムver.2.0では、飛行状態を再現するための台座が付属していましたが、ガンタンクのコア・ファイターには無色透明の車輪パーツが付属します。着陸脚の造形がしっかりしているので、塗装すると見栄えが良くなりそうです。

 
 完成したコア・ファイターです。1/100スケールという小さいサイズの中に、さまざまな機構が組み込まれています。色分けも完璧ですね♪


 コア・ブロックに変形した状態です。

 ここからは上半身(劇中では「ガンタンク・トップ」と呼ばれていたような記憶があります)の組み立てです。

 胸部の基本骨格を構成するパーツ群です。


 胸部右側のブロックを組み立てた状態です。120ミリ低反動キャノン砲の給弾ベルトと思われるパーツがあります。

 
 胸部の装甲シャッターは、上下が歯車で連動して開閉するようになっています。胸の上面にある可動式のパーツは、主砲の砲身を固定する「トラベリングロック」です。


 大きくて威圧感のある胸部骨格です。


 実は、装甲を取り付けない状態でもガンダムの胸部よりひと回り大きいです。ガンタンクは、人間が正座したようなデザインであるために小さい印象がありますが、かなり大きい機体なんですねぇ。

 
 胸部は、下の方に設けられた可動軸により、わずかですが上下方向に角度を付けることができます。

 
 背面の排気ノズルなどを構成するパーツ群です。


 これは胸部の下側の装甲パーツですが、サンプルキットには展示用の透明なパーツ(写真左)が付属しています。

 
 展示用の透明な装甲パーツを取り付けた状態です。内部骨格がしっかりと作り込まれたキットなので、透明パーツを取り付けても格好良いです。製品版には付属しないのが残念ですね…(泣)。

 
 写真左:主砲である120ミリ低反動キャノン砲の砲弾は、こんな感じで弾倉に収納されています。
 写真右:背中の排気ノズルは、今までずっとただの排気用だと思っていたのですが、給弾機構が組み込まれていたんですねぇ。

 
 写真左:弾倉の下のダクト部分を下から見たところです。
 写真右:排気ノズルの外装パーツを取り付けたところです。ノズルが太く長く、力強いです。


 胸部や腹部の装甲となるパーツ群です。

 
 腹部の上段と下段との間に可動軸が設けられているため(黄緑色の楕円で囲った部分)、上半身を左右方向に傾けることができます。

 
 写真左:完成した胸部です。
 写真右:主砲のトラベリングロックを展開した状態です。

 
 写真左:斜め後ろから見たところです。
 写真右:右胸のトラベリングロックと、排気ダクトの装甲シャッターを開いた状態です。襟元の装甲に2本並んだスリットは開口されていて、内部骨格の一部が見えるようになっています。

 次回は頭部と腕部の組み立てをお送りする予定です。

 
 このMGガンタンクは、履帯が一枚一枚別パーツになっています。筆者は連結可動式の履帯を組み立てるのは初めてですので、うれしさのあまり、早いうちに履帯を1本組み立ててしまいました。
 そこで気付いたのですが…

 これは組み立てた履帯の裏側の写真です。中心線をまたいで2列並んだ溝があるのですが、溝の中にさまざまなパターンの刻印が施されています。キットのパーツ番号はどの履帯も同じなのですが(全て「L1」)、刻印がそれぞれ違うんです。
 実機の履帯の製造ロットを表すものなのか、それとも組み立てる順番を示したものなのか…? 実在の戦車の履帯にもこのような刻印が施されているのかもしれませんが、詳しいことは分かりません。どなたか真相をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。よろしくお願いします。m(- -)m


最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (コジロウ)
2009-09-06 21:46:32
ついにMGガンタンクの発売ですね(笑)
意外と大きいんですよね。旧1/144キットでは価格もガンダムの2倍だったような・・・

内部構造に驚きました。弾倉ってあんな風になっていたんですね。

履帯の裏は面白いですね。どんな意味があるのでしょう?

返信する
気がつかなかった。。 (さんだゆう)
2009-09-06 22:55:56
かめっチさんお久しぶりです。

私も今日、履帯部分を組みましたが、
履帯の裏側が、そんな事になっているとは。。。
気がつきませんでした。。さすがです。
返信する
いつも楽しく拝見させて頂いています。 (ihsotih)
2009-09-07 15:08:31
こんにちは。
初めてのコメントだったかちょっと記憶に無いですが、記憶に無いので初めまして^^;
かなり以前から、楽しく拝見させて頂いています。

キャタピラの刻印の件で、僕の推測です。
これは、パーツ不良や、金型の劣化が発生した場合、その箇所を特定するために個別にマーキングしているのでは無いでしょうか。
これだと、お客様から返品もしくは不良報告があったキャタピラパーツがどの部位なのかが簡単に特定できます。
もしかしたら、ゲートの位置が各キャタピラパーツ毎に微妙にずれているのも、特定の手がかりなのかも知れません。

友人が金型関連の仕事をしているんですが、金型の一部が不良を起こした場合でも、パーツ単位で不良箇所を入れ替える設計に出来るとの事です。
丁度、昔の写植のように、そこのブロックだけ差し込むイメージでしょうか。

以上、あくまで僕の推察です。
全然見当違いだったら申し訳ありません^^;

ではでは。
返信する
面白いギミックですね (ヤマト)
2009-09-07 16:32:56
見てて楽しいギミックと造形ですね♪
ガンキャノンの時には、どうなってるんだろう……。
 
お忙しいようですが更新楽しみにしてますよ♪
返信する
ガンタンク (ギリアン)
2009-09-07 22:01:09
ついにガンタンク♪
ハヤトは頭に乗ってましたからね。
エプロンさんのトコで
透明パーツがデカイ?とは思っておりました。

ガンタンクは
お尻というかスカートというか
ガンダム専用休憩所というか
後ろ部分が大きくかっこよかった記憶があります。
返信する
Unknown (元タンクマン)
2009-09-08 13:22:20
元74式戦車乗員です。
実際の戦車の履帯は全て同じです。頻繁に交換するので同じでないと困ります。
違いがあるとすれば、公道上を走る際に使う設置部分ににゴムが付いた履帯があります。
でもそれも全て同じ規格の履帯です。
参考までに…
返信する
Unknown (Unknown)
2009-09-13 00:47:53
いつも参考にさせていただいています。
キャタピラの刻印は、いわゆるキャビ№ですね、
同一形状を大量に作るといざ不良が発生した場合、どこが不良か判別するのに手間がかかります。
そんな時、一目でどこが不良になったかわかるように№を金型にいれます。
仕事で成型金型使いますが、こういう品物には必ず入れてますよ。
返信する