ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

ホットウィール「シェルビーGT500」改造「ナイト3000」(その1)

2010年01月18日 | 不定期連載シリーズ
 「MG Vガンダム」のコアファイターの組み立てを丁寧にやり過ぎたため、記事1本分の内容に満たない進み具合になってしまいました(汗)。ほとんど進んでいない状況を書いても仕方が無いので、前もって進行していた別のネタをお送りします。

 先日、久しぶりにトイザらスに行ってみたところ、売り場の半分ぐらいが「ベビーザらス」に模様替えされていてびっくりしました。その分、輸入もののアクションフィギュアや大きめのミニカーなど、濃いめのホビー商品のコーナーが大幅に縮小されていました(泣)。
 「う~、これも時代の流れか…」
 さびしさを感じながら、マテル社の低価格ミニカー「ホットウィール」のコーナーをチラッと見ると、ひときわ目を引く黒い車体のスポーツカーが…!

 「おお!黒のマスタング、というかナイトライダー(新作版)…!!」

 早速購入しました。価格はなんと198円! 安い!

 1980年代に一世を風靡したアメリカのTVドラマ「ナイトライダー」。筆者も大好きでした。熱血漢の主人公「マイケル・ナイト(声:ささきいさお)」と、ファイアーバード・トランザム改造のドリームカー「ナイト2000」の搭載コンピュータ「K.I.T.T.(キット 声:野島昭生)」のコンビが絶妙です♪ 
 向こう見ずで熱い男マイケルが無謀な行動をしようとすると、冷静なキットが忠告をする→結局、たいていの場合はマイケルの作戦が成功する…
 例:犯罪者を追跡中、前方の踏み切りを列車が通過する。
 キット「前方に列車が通過中です」
 マイケル「キットぉ、角度を計算しろ!」
 キット「このスピードでは衝突します」
 マイケル「ターボジャンプだぁ!!」と、ターボブーストのスイッチを押す。「ピッ!」
 バシューーーーン!! ジャンプするナイト2000。
 フォーン! ジャンプするナイト2000を別の角度からカメラが捉える。
 フォーン! また別の角度からの映像。
 フォーン! 今度は下からのアングルで…。
 無事、列車を飛び越えて着地するナイト2000。
 着地の衝撃を食らいながらも、ジャンプ成功にエキサイトするマイケル。
 マイケル「いよぉ! やったぜ相棒!!」
 キット「寿命が縮まるかと思いましたよ…」
 *実際のエピソードとは細部が異なるかも知れませんが、だいたいいつもこんな感じでした。また、マイケルのピンチにキットが駆けつけるという展開も多かったですねぇ。

 さて、その「ナイトライダー」の新作が最近になって製作されたそうです(日本では未放映)。新作「ナイトライダー」の主役メカである新型ドリームカー「ナイト3000」は、現行型フォード・マスタングがベースになっています。かつて「ナイト2000」のベース車両となっていたファイアーバード・トランザムが絶滅してしまったためと思われますが、シャープなトランザムからマッチョなマスタングへの変更は、かなり大胆なイメージチェンジだと思います。

 初代ドリームカー「ナイト2000」(写真右:マテル・バンダイのキャラウィール。現在絶版)と記念撮影。

 筆者は現行型マスタングが大好きなんですよ♪ 当ブログでも、過去に金属箔テープを使ったディテールアップについての記事実写映画版トランスフォーマーの完成品トイの記事で登場させています。1960年代の初代マスタングを現代によみがえらせたようなスタイリングが格好良いんですよ!


 今回入手した黒いマスタングは、高性能モデルである「シェルビーGT500」で、以前の記事で登場した「マスタングGT」(写真右側の赤い車)とはボンネットやフロントグリル、バンパーなどが異なります。金型改修ではなく、新規金型で製造されているようです。

 実は以前にも「ナイト3000」を作りたくて「マスタングGT」をもう1個購入していたのですが、「ナイト3000」とはかなり顔つきが異なるため、断念していました。

 「シェルビーGT500」は、グリルやバンパーが「ナイト3000」と共通です。改造の手間が省けます。


 しかし、気になったのが車体上面に施された2本のレーシングストライプです。中央から少しずれて印刷されています。どうしよう…(汗)。 

 「ナイトライダー」に登場するドリームカーの外見上の特徴の一つに、ボンネット先端部に備えられた「スキャナー」と呼ばれる、赤く点滅するセンサーがあります。トイザらスでこのミニカーを購入した時には、そのスキャナーを赤のラピーテープの細切りで再現して、位置がずれているレーシングストライプを修正すればお手軽に作れると思っていたのですが…。

 実車の写真を見てみると、ボンネットの中央部が一段高く盛り上がり、その先端部に2分割されたダクトが設けられ、そのダクトの内部でスキャナーが赤く発光しています。
 「え? ボンネットが違う…!?」
 ナイト3000のベース車両は、「シェルビーGT500」よりもさらに高性能な「シェルビーGT500KR」だそうです。ボンネットのふくらみは高性能モデルの証なんですねぇ。

 結局、ここまでボンネットの形状が違うとお手軽に済ませるわけには行かなくなり、改造することになりました。
 
 ボンネット上面のエアアウトレットをヤスリでガリガリと削り、ボンネットを平らにします。

 
 筆者はパテ盛りよりもプラ板工作の方が好きなので、ボンネット上のふくらみもプラ板で作ることにしました。
 どのサイズでプラ板を切り出すかが分かりやすいように、マスキングテープをボンネットに貼って型紙を作ります。

 
 プラ板には柔軟性がありますが、残念ながら曲面にはなじみません。帯状に細切りしたプラ板を並べて貼ることにより、三次曲面構成のボンネットになじませます。使用した材料はエバーグリーン社の2ミリ幅・0.5ミリ厚のプラ材です。適当な長さに切ってからマスキングテープの型紙に並べて貼り付け、型紙からはみ出した部分をカットします。

  
 型紙のサイズにカットしたプラ材を、ボンネットの曲面に沿わせながら順番に瞬間接着剤で貼っていきます。接着剤が他のところに付かないよう、改造する部分以外はマスキングテープで覆っています。
 瞬間接着剤での接着は、プラ材を貼る位置を決める時間がほとんど無いのでスリル満点です(笑)。はたしてこの後どうなるのか? 次回に続く…(不定期連載ですので、次がいつになるか分かりませんが…)。

 
  


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様です (ヤマト)
2010-01-19 04:24:52
車の話で良くトランザムって聞きますけど、車の名前だったんですね。
てっきり00かと(ry
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Unknown (AKI)
2010-01-19 20:21:07
OOかー、すっかり忘れていたよ。
さしずめプリ○スシステムを使うと、とってもエコになるんかい?
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Unknown (コジロウ)
2010-01-19 21:20:12
ホットウィールにも手を加えるんですか?
僕にはマネできねぇ・・・(笑)

次回楽しみです♪
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てんてけてんてけ (ギリアン)
2010-01-19 22:12:57
LEDが左右に動くだけでかっこよかったですね

全世界で放送すれば、車が売れるようになるでしょうに。

残念。

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うほ (うほ)
2010-01-20 19:31:38
ぐふふふ
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これは... (zuel)
2010-01-20 20:47:24
実に好みの改造。楽しみです。

しかし、ナイト3000の資料は少なそうですねぇ…。
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