ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

MGガンタンク サンプルレポート(その3)

2009年09月08日 | サンプルレポートシリーズ
 *重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方はくれぐれもご覧にならないように、よろしくお願いいたします。
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 *ランナーの写真については「エプロンの人 模型制作日記」の過去ログで大きな画像が見られますので、ぜひ見に行ってくださいね。なお、サンプルには無色透明のプラスチックで成形されたDランナーとEランナーが含まれていますが、これらのランナーはサンプルキット用の特別パーツです。通常商品のMGガンタンクには付属しません。

 今回は腕の組み立ての続きと、120ミリ低反動キャノン砲の組み立てです。

 写真左:上腕とひじ関節を構成するパーツ群です。
 写真右:ひじ関節は二重関節になっていて、上側の関節軸位置は上下にスライド可能です。上側ひじ関節を下方向に引き出すと、可動範囲が広がります。


 ひじ関節のカバーと上腕の装甲は、筒状に成形されています。それぞれを順番に取り付けていきます。


 肩関節部を構成するパーツ群です。

 
 写真左:このキットの可動部にはポリキャップは採用されていません。可動部のほとんどはABS樹脂製のパーツが使用されています。肩関節の上下スイング用関節はC字型の軸受けをはめ込む方式ですが、強度・保持力ともに充分です。
 写真右:球状の肩関節のカバーは、上下から挟み込むようになっています。


 丸い関節カバーを上からもう1枚かぶせます。


 肩・上腕・ボッブミサイルを組み合わせると、腕の完成です。


 ひじ関節部は可動させにくいデザインですが、引き出し式の関節のおかげで約90度曲がります。


 腕を胸部に取り付けた状態です。


 丸くて太い腕が迫力満点です♪

 ここからは両肩の120ミリ低反動キャノン砲の組み立てです。

 キャノンの砲身などのパーツは、スライド金型によって筒状に成形されています。貼り合わせ式の砲身と違い、作業の手間が省けるだけでなく、砲身内部にはめ込みピン関連の出っ張りが無いのがありがたいです。 


 低反動キャノン砲、1門分のパーツ群です。波線状のパーツは、砲撃時に砲身が後退する状態を再現するためのスプリング(ABS樹脂製)です。


 砲身の組み立てはとても楽です。


 砲架部分は一度組み立てると分解しにくい構造です。組み間違えないように、説明書の図をよく見て順番どおりに組みましょう。


 120ミリという、ガンダムの世界では控えめな口径の砲ですが、見た目は500ミリぐらいの巨砲です。太い砲身は、内部に納められた実際の砲身を保護するためのカバーなのかもしれませんねぇ。


 砲の内部に設けられたABS樹脂製スプリングは意外と硬めです。そのため、砲身はあまり後退しません。柔らかめの金属製スプリングに交換しても良いかもしれませんね。


 砲はかなり上に向けることができます。砲架以外にガンタンク本体の腰部分を併用すると、もっと上に向けることも可能でしょう。


 砲は少しだけ左右に振ることもできます。2門の砲を平行にそろえるよりも、写真のように少し広げた方が格好良いと思います。


 トラベリングロックの使用状態です。


 完成した上半身、ガンタンク・トップです。この状態でも砲撃可能だったはず。

 次回は車体の組み立て・前編をお送りする予定です。お楽しみに!
 

 *MGガンタンクは手持ちの武器や大掛かりな背負い物が無いため、意外と早く完成しました。
 いつもどおり、箱に梱包して…

 今日の夕方、に納品してきました。

 MGキットのV作戦モビルスーツ3体を前に、店長&エプロンさんと、しばらくの間盛り上がりました♪ その模様はエプロンさんの模型制作日記にて…。
 当ブログで組み立てレポートをお送りしているMGガンタンクのサンプルキットの完成品は、ホビーショップ・ミドリ店内で展示中です。お近くの方は、ぜひ見に来てくださいね!

 *前々回の記事の最後に書いた疑問、「履帯の裏の謎の刻印」について、元タンクマンさんからコメントをいただきました。「実際の戦車の履帯は全て同じです」とのことです。以前、本物の戦車(74式)に乗っていらっしゃった方からの答えです♪ ありがとうございます!
 ということで、MGガンタンクの履帯の刻印は、先日ihsotihさんからいただいた「パーツ不良や、金型の劣化が発生した場合、その箇所を特定するため」説がやはり正解のようですね♪

 *莉乃さんからのご質問、「電動走行ギミックは中止になりましたが、さすがに転がして前後に動かす事は出来ますよね?」についてですが…
 転輪+履帯による走行機構は、一応手で動かすことは可能です。しかし、転がして走らせると履帯に掛かる負荷が意外と大きいため、履帯の連結部分が外れてしまうことがあります。やはりMGガンタンクはスケールモデルの戦車並みの精密感やサスペンションの可動機構がメインだと思います。
 以前、ホビーショーで発表されていた動力走行ギミックは残念ながら搭載されませんでしたが、ひょっとしたらバンダイさんは動力走行バージョンのMGガンタンクを準備しているのかもしれませんよ(?)。

 *ヤマトさんからのご質問:「キャタピラのパーツはストレスなく組み上げれるのでしょうか?」についてですが、筆者は鼻歌を歌いながら気楽に組むことができました。最後にガンタンク本体に取り付ける時がやや難しいですが、たぶん大丈夫だと思いますよ♪