昨日ギリアンさんから頂いたコメントを読んで、重大な事に気が付きました。筆者が多用しているアサヒペンの「カラーパレットマーカー」(正式名称は「カラーパレット水性マーカー」だそうです)について、単に紹介しているだけで詳しいことはあまり書いていないという事です。
そこで、プラモ業界ではあまり知られていないこのカラーパレットについてのレポートをお送りすることにします。今まで記事に書いた事と重複することもありますが、ご了承ください。
筆者は以前、ホームセンターの塗料コーナーで、アサヒペンの「クリエイティブカラースプレー」という缶スプレーを発見しました。それは、プラモデル用の缶スプレーには無いような微妙な色合いの色がたくさんある、非常に使えそうな缶スプレーでした。
ガンプラ的には「MGガンダムGP-01」の青の成型色に似た色や、ザクの薄い方のグリーン(MGザクの成型色より薄いグリーン)にちょうど良さそうな色など、「ガンダムカラースプレー」にも無いような色でした。
しかも缶のサイズは大小2種類あります。小さい方で試してみて、「使える!」と思ったら大きい方の缶を買うという方法も取れます。大きい方の缶なら1/60スケールのキットでも塗れそうです。
試しにGP-01の青のような色(サファイヤブルー)を買ってみたのですが、思ったとおりの色でした。ただ、最近のプラモデル用缶スプレーに比べてちょっと表面の仕上がりが粗いようにも感じました。ジオンMSにはちょうど良さそうな感じです。
なお、このスプレーを使ったPG・Zガンダムの製作記事がホビージャパン誌に出ていました。
さて、「HGUCパワード・ジム」発売の情報を聞いた時、むしょうにHGUCのGP-01を作りたくなりました。でもHGUCのGP-01にはシールドの塗装の問題があります。あのシールドがパーツ分割で色分けされていれば、今のレベルで見ても最高クラスのキットですよ!
ラッカー系塗料や缶スプレーが使用不能となった製作環境下で、どうすればシールドの青を塗ることができるかなぁと考えながら、フラッと近所のホームセンターに立ち寄った時…
発見しました! あの「クリエイティブカラースプレー」と同じような色のマーカーを!!
それが「カラーパレットマーカー」との出会いでした。店には20色弱ほど陳列してありましたが、全部で39色あるそうです。価格は筆者が購入した店では1本250円弱でした。ネット通販なら全39色、1本210円ぐらいで手に入ると思います。
プラモデル用塗料と比べてやや割高感はありますが、ケチで有名な筆者がけっこう買っているという事実から、その性能のほどを推察してください(笑)。
詳細はアサヒペンのホームページに出ています。全色ツヤ消しです。
シールドに塗ってみると、こんな感じです。ニオイはほとんどありませんので、安心してゆっくり塗れました。
最初は「二度塗りは無理かなぁ」と思いましたが、思い切ってやってみると、先に塗ったインクが溶けることもあまりなく、キレイに塗り重ねることができました。
また、乾燥時間は少し長いものの、その分ムラができにくいことが分かりました。
隠ぺい力は非常に高く(色にもよりますが)、黒の上に塗っても発色します。
塗膜強度はプラモデル用の水性カラーに比べると少し弱く、爪でガリッと引っかくとハゲます。その代わり、はみ出た部分の修正が楽です。
ペン先はかなり太い(ガンダムマーカーの数倍:汗)ので、インクを塗料皿などに出して、筆で塗ると細かい所も塗れるので良いです。筆の毛はペン先よりもはるかに柔らかいので、重ね塗りにも有利だと思います。
塗装面はツヤ消しですが、完全に乾燥した後にティッシュペーパーなどで軽くこすってやると、微妙にツヤが出ます。プラモデルの無塗装表面と同じぐらいのツヤです。
アサヒペンのホームページやネット通販などの画面で見られる色見本は、実際の塗装色とはかなり違うモノもありますので、ここからは筆者が持っている12本について詳細を書いていきます。
コンディションによって本来の性能を発揮できていないモノもありますが…。
左から、「サファイヤブルー」「スチールグレー」「マットブラック」「マットホワイト(写真では全然分かりませんねぇ:汗)」です。
「サファイヤブルー」は、ガンダムGP-01やver.Ka系のブルー成型色に近い色です(成型色よりもやや赤みが強いです)。使い始めてから数ヶ月が経ちますが、現在でも安定した性能を発揮しています。「当たり」の1本です。
「スチールグレー」は、当ブログで最も活躍している色です。メカ部分やシールド裏をこれで塗っています。ガンプラでよく見るメカ色のグレー成型色よりやや薄いグレーです。HGUCザクスナでは塗装ハゲのダメージ表現にも使えることが分かりました。
「マットブラック」はツヤ消しの黒です。インクの分離が激しくて透けるので、下塗りとして油性ペンの黒で塗った上から塗るようにしています。パワード・ジムの足首の黒いライン等に使用しました。
「マットホワイト」は、「ガンダムマーカー」の「ガンダムホワイト」同様、かなり透けるので使った事はありません。
左から「エメラルドグリーン」「ルビーレッド」「ライトカーキー」「サンフラワー」です。
「エメラルドグリーン」は「MGガンダムF91」付属のラフレシアの触手やSPTレイズナーのコクピット内装などに使用しました。グリプス戦争時代のMSに使えそうな色です。マラサイやガブスレイの動力パイプ、ジ・オのバーニア内部とか…。
「ルビーレッド」はクセの無いキレイなツヤ消し赤です。今のところインクの分離もなく、安定した性能です。パーツ分割で色分けされていない部分の赤に使っています。ガンプラの赤の成型色(RX-78などの深い赤)に近い色です。
「ライトカーキー」は「ダークイエロー」などの砂漠色といった雰囲気の色です。記事ではレイズナーのシート表皮に使用しましたが、そのうち大戦末期のドイツ戦車をこの色で塗ってみようかなぁと思っています。
「サンフラワー」は、ハズレを引いてしまいました…OTL いくら振ってもインクが混ざりません(泣)。キャップの色から推測するに、かなり鮮やかなオレンジ色で、MSではR・ジャジャとかグレミー専用バウ、ガルグイユ(キットが無い…)の機体色に近い色かと…。
左から2番目から、「カントリーブルー」「サンド」「ミスティーグリーン」「コロラドグリーン」です。
「カントリーブルー」は写真ではインクが分離してしまっていますが、ネービーブルーとグレーの中間のような色です。製作記事ではゲルググのシールド裏やレイズナーのライフルの一部に使用しました。ガンプラ的には、たまにこんな色の成型色があったかと思います。MGグフあたりに…。
「サンド」は名前の通り、砂漠色です。ザクⅠ・スナイパータイプの薄い方の色の成型色とほぼ同じ色です。他にも砂漠系の色の機体は多いので、活躍しそうな色ですねぇ。
「ミスティーグリーン」は、そのまんま「ノイエン・ビッター少将専用ザクF2」に使えそうな色です。HGUCジム・ストライカーに使用する予定です。HGUCザクやザクウォーリアなどの薄いグリーンよりやや濃い色です。
「コロラドグリーン」は、ザクの濃いグリーンのような色ですが、かなり「深緑」な感じです。むしろロシア戦車に使った方が…。インクの性質は安定しています。フルアーマーガンダムにも使えるかもしれませんねぇ。
「カラーパレット」にはボトル入りのモノもあります。アサヒペンさんに問い合わせたところ(総合カタログを送ってくださるそうです。「お客様相談センター」の方、ありがとうございます)、マーカーとは成分が若干違うそうですが、色はほとんど同じだそうです。色数はマーカーの倍以上! ただ、値段は張りますが…(汗)。
あとクリエイティブカラースプレーもカラーパレットの同名の色とは近いそうです。
以上で今回のレポートを終了しますが、新情報が入り次第、追加報告しますよ~。
そこで、プラモ業界ではあまり知られていないこのカラーパレットについてのレポートをお送りすることにします。今まで記事に書いた事と重複することもありますが、ご了承ください。
筆者は以前、ホームセンターの塗料コーナーで、アサヒペンの「クリエイティブカラースプレー」という缶スプレーを発見しました。それは、プラモデル用の缶スプレーには無いような微妙な色合いの色がたくさんある、非常に使えそうな缶スプレーでした。
ガンプラ的には「MGガンダムGP-01」の青の成型色に似た色や、ザクの薄い方のグリーン(MGザクの成型色より薄いグリーン)にちょうど良さそうな色など、「ガンダムカラースプレー」にも無いような色でした。
しかも缶のサイズは大小2種類あります。小さい方で試してみて、「使える!」と思ったら大きい方の缶を買うという方法も取れます。大きい方の缶なら1/60スケールのキットでも塗れそうです。
試しにGP-01の青のような色(サファイヤブルー)を買ってみたのですが、思ったとおりの色でした。ただ、最近のプラモデル用缶スプレーに比べてちょっと表面の仕上がりが粗いようにも感じました。ジオンMSにはちょうど良さそうな感じです。
なお、このスプレーを使ったPG・Zガンダムの製作記事がホビージャパン誌に出ていました。
さて、「HGUCパワード・ジム」発売の情報を聞いた時、むしょうにHGUCのGP-01を作りたくなりました。でもHGUCのGP-01にはシールドの塗装の問題があります。あのシールドがパーツ分割で色分けされていれば、今のレベルで見ても最高クラスのキットですよ!
ラッカー系塗料や缶スプレーが使用不能となった製作環境下で、どうすればシールドの青を塗ることができるかなぁと考えながら、フラッと近所のホームセンターに立ち寄った時…
発見しました! あの「クリエイティブカラースプレー」と同じような色のマーカーを!!
それが「カラーパレットマーカー」との出会いでした。店には20色弱ほど陳列してありましたが、全部で39色あるそうです。価格は筆者が購入した店では1本250円弱でした。ネット通販なら全39色、1本210円ぐらいで手に入ると思います。
プラモデル用塗料と比べてやや割高感はありますが、ケチで有名な筆者がけっこう買っているという事実から、その性能のほどを推察してください(笑)。
詳細はアサヒペンのホームページに出ています。全色ツヤ消しです。
シールドに塗ってみると、こんな感じです。ニオイはほとんどありませんので、安心してゆっくり塗れました。
最初は「二度塗りは無理かなぁ」と思いましたが、思い切ってやってみると、先に塗ったインクが溶けることもあまりなく、キレイに塗り重ねることができました。
また、乾燥時間は少し長いものの、その分ムラができにくいことが分かりました。
隠ぺい力は非常に高く(色にもよりますが)、黒の上に塗っても発色します。
塗膜強度はプラモデル用の水性カラーに比べると少し弱く、爪でガリッと引っかくとハゲます。その代わり、はみ出た部分の修正が楽です。
ペン先はかなり太い(ガンダムマーカーの数倍:汗)ので、インクを塗料皿などに出して、筆で塗ると細かい所も塗れるので良いです。筆の毛はペン先よりもはるかに柔らかいので、重ね塗りにも有利だと思います。
塗装面はツヤ消しですが、完全に乾燥した後にティッシュペーパーなどで軽くこすってやると、微妙にツヤが出ます。プラモデルの無塗装表面と同じぐらいのツヤです。
アサヒペンのホームページやネット通販などの画面で見られる色見本は、実際の塗装色とはかなり違うモノもありますので、ここからは筆者が持っている12本について詳細を書いていきます。
コンディションによって本来の性能を発揮できていないモノもありますが…。
左から、「サファイヤブルー」「スチールグレー」「マットブラック」「マットホワイト(写真では全然分かりませんねぇ:汗)」です。
「サファイヤブルー」は、ガンダムGP-01やver.Ka系のブルー成型色に近い色です(成型色よりもやや赤みが強いです)。使い始めてから数ヶ月が経ちますが、現在でも安定した性能を発揮しています。「当たり」の1本です。
「スチールグレー」は、当ブログで最も活躍している色です。メカ部分やシールド裏をこれで塗っています。ガンプラでよく見るメカ色のグレー成型色よりやや薄いグレーです。HGUCザクスナでは塗装ハゲのダメージ表現にも使えることが分かりました。
「マットブラック」はツヤ消しの黒です。インクの分離が激しくて透けるので、下塗りとして油性ペンの黒で塗った上から塗るようにしています。パワード・ジムの足首の黒いライン等に使用しました。
「マットホワイト」は、「ガンダムマーカー」の「ガンダムホワイト」同様、かなり透けるので使った事はありません。
左から「エメラルドグリーン」「ルビーレッド」「ライトカーキー」「サンフラワー」です。
「エメラルドグリーン」は「MGガンダムF91」付属のラフレシアの触手やSPTレイズナーのコクピット内装などに使用しました。グリプス戦争時代のMSに使えそうな色です。マラサイやガブスレイの動力パイプ、ジ・オのバーニア内部とか…。
「ルビーレッド」はクセの無いキレイなツヤ消し赤です。今のところインクの分離もなく、安定した性能です。パーツ分割で色分けされていない部分の赤に使っています。ガンプラの赤の成型色(RX-78などの深い赤)に近い色です。
「ライトカーキー」は「ダークイエロー」などの砂漠色といった雰囲気の色です。記事ではレイズナーのシート表皮に使用しましたが、そのうち大戦末期のドイツ戦車をこの色で塗ってみようかなぁと思っています。
「サンフラワー」は、ハズレを引いてしまいました…OTL いくら振ってもインクが混ざりません(泣)。キャップの色から推測するに、かなり鮮やかなオレンジ色で、MSではR・ジャジャとかグレミー専用バウ、ガルグイユ(キットが無い…)の機体色に近い色かと…。
左から2番目から、「カントリーブルー」「サンド」「ミスティーグリーン」「コロラドグリーン」です。
「カントリーブルー」は写真ではインクが分離してしまっていますが、ネービーブルーとグレーの中間のような色です。製作記事ではゲルググのシールド裏やレイズナーのライフルの一部に使用しました。ガンプラ的には、たまにこんな色の成型色があったかと思います。MGグフあたりに…。
「サンド」は名前の通り、砂漠色です。ザクⅠ・スナイパータイプの薄い方の色の成型色とほぼ同じ色です。他にも砂漠系の色の機体は多いので、活躍しそうな色ですねぇ。
「ミスティーグリーン」は、そのまんま「ノイエン・ビッター少将専用ザクF2」に使えそうな色です。HGUCジム・ストライカーに使用する予定です。HGUCザクやザクウォーリアなどの薄いグリーンよりやや濃い色です。
「コロラドグリーン」は、ザクの濃いグリーンのような色ですが、かなり「深緑」な感じです。むしろロシア戦車に使った方が…。インクの性質は安定しています。フルアーマーガンダムにも使えるかもしれませんねぇ。
「カラーパレット」にはボトル入りのモノもあります。アサヒペンさんに問い合わせたところ(総合カタログを送ってくださるそうです。「お客様相談センター」の方、ありがとうございます)、マーカーとは成分が若干違うそうですが、色はほとんど同じだそうです。色数はマーカーの倍以上! ただ、値段は張りますが…(汗)。
あとクリエイティブカラースプレーもカラーパレットの同名の色とは近いそうです。
以上で今回のレポートを終了しますが、新情報が入り次第、追加報告しますよ~。