おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ピアノの発表会。

2006-07-24 13:53:45 | 我思う、故に書くなりよ。
どうしたことか、小学生の甥がピアノを習い始めたのは3月の事だった。

動機は良く判らないが、とりあえず習ってみたい…ってコトらしい。

で、僅か数ヶ月で『発表会デビュー』を迎えるコトになり、昨日、出掛けてみた。

んまぁ、男の子で6年生なもんだから、同期もいなけりゃ同性もいないんで、何を目論んでのコトなんだかサッパリ判らないのだけれど、ちゃんと練習を欠かさなかったと言う。

この日の発表会でデビューした幾人かが紹介され、その中に彼もいたのだが、一人だけ男の子だし、年齢もかなり上。ほとんどが金魚ちゃんみたいにヒラヒラなドレスに身を包んだチビッコばかりなので、かなり『浮いて…』いた。

こうなるコトだと、コトの次第を理解していたとは思えないんで、それなりに恥ずかしかっただろうけれど、彼は紹介された後、2曲ほど短い曲をそつなく演奏し、聴衆を魅了したのである。

しかも、ちゃんと両手で弾いており、同級生だがキャリアの長い女の子との連弾でも、それに負けない演奏だったのである。

ちょっと、驚きと感動…。

講師の先生が語るには、男の子は中学に進むとほとんどが習うのを止めてしまうのが普通だといい、男の子が習うのも最近ではまれ…なのだそうだ。確かに、発表会では男は数えるほどもいない。

習い始めて数ヶ月と聞かされて、だいたいを想像するのも難しく無かったが、見事に裏切られ、立派に弾いちゃったもんだから、音楽にまったく長けてない家系からこうした逸材が現れるとは、正直驚きなのである。

おじたん。はおたまじゃくしが全く読めない。それが、集団と化してうねうねと連なる楽譜なんてのも当然に判らないし、それでいて別に困ったコトも無く過ごしてきたのだけれど、それが『出来る』と言うのはやはり凄いコトだと思う。

甥がこの先もピアノを続けるのかどうか、定かじゃないが、家にピアノがあるわけでもなく、どうして練習を重ねたのか聞くと、ちょっと感動した。学校の暇な時間にピアノを借りて練習していたという。

「やれ。」と言われても、私などはやらなかったであろうコトを、誰に言われるでもなく「やっていた…」と。素直にえらい。

ピアノでないしても、キーボード…くらいなら買い与えても悪くは無さそうだし、才能の開花を後押しするのも悪いコトじゃ無い。

また、ちゃんと通うと、先生をも凌駕する技量が身に付けられるコトも、演奏を聴いていて判った。まぁ、ホールがピアノとかに向いていなかったんじゃないかと思える点があって、そうした技量を余すところ無く披露されても、音が濁ってしまうのでもったいない…のではあるが、中学生だか高校生だか、うまかったなぁ…。

先生がうまいのはもっともだが、ホールに合った選曲をしないと、パワー溢れ切っちゃって濁りが強くなって「うーん…」なコトになってしまう。「あーすげー。」で終わっちゃうのは発表会としてはかなりもったいないねぇ…。

ともあれ、つまったり、わすれちゃったり、いろいろではあったけれど、みんなピアノを弾いていた。これは弾けない人にとってみれば、すげー羨ましいコトだし、うまくなってどんどん弾いてくれたら、少なくとも何も弾けない人よりは楽しいし、弾けない人にも楽しみを与えてくれるワケだから、がんばって頂きたい…。

あー。ある種、親バカの集いでもあるので仕方ないが、金魚ちゃんヒラヒラ…ヘアスタイルは「おとなしい時の塩沢とき…」ってのは考え直した方が良さそうだな…。そんなのがズラリと並ぶステージってのも、昔の演芸場を彷彿させてなかなかだとは思うが、かわいい…を通り越して「きもい…」。無理の無いドレス・アップをセンスよく…ってのは親が考えてあげなきゃなぁ…。


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