おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

全力疾走→即死。

2006-02-17 20:17:32 | おじたん的自転車生活。
ここ数日、夜に小雨が降っている。

で、わざわざ4つの鍵を取り外し、愛車となったROCK5500を繰り出してコンビニへ…。
プリン分(プリン体ではない)の不足が顕著に見られる傾向が強く、禁断症状がそうさせるのだと思っているのだが、実はウェットな舗装路面での感触なんかを確かめてみたい…と思ったのだ。

ここまで太いタイヤは国内では乗ったことが無い。観光で訪れたハワイで2度ほどビーチクルーザーなるやたらとゴツク、シンプルな自転車を借りた時に乗った程度。まぁ、タイヤの太さうんぬん…よりも、ハンドルにあるべきブレーキ・レバーが全く無い…と言う機構のブレーキに面食らったまま、ホテルのあるワイキキからハナウマ・ベイまで亀を見に出掛けてしまった恐怖のズンドコしか記憶に無かったりする。

そもそも、自転車のタイヤにそんなに種類があるワケも無い時代にに自転車ブームを迎えている世代。タイヤなどは車体と共に朽ちて運命を共にするの物だと言う概念の元で育っている。路面もアスファルト舗装が始まったくらいの感じで、新しく出来た道はアスファルト、それ以外は未舗装か、意図的に砕石を撒いた砂利道がほとんどだった。

憧れの自転車…豪華装備の盛り沢山で、今から考えれば意味不明な装備も多かったが少年の心を掴んで離さなかった「スポーツ車」には、確かにママチャリとは違ったタイヤが履かれていたかに思う。だが、今の基準で考えたら大差の出る物では無いし、悲しいかな、そんなトコロはどーでも良かった位に、豪華な電飾装備に目を奪われていた。

やがて、少し距離のある学校に通学を余儀なくされる頃、変速機付きのスポーツ車を始めて買った。これが今は亡きブリジストンの「ユーラシア」。タイヤは有り得ない位に細く、タイヤの表面に凸凹はあまり無い。スジが沢山、細かく入っているだけ。高校生の通学にはもったいないクラスの自転車ではあったが、通学は快適。だが、ちょっと舗装路から出ると、パンクは容赦なく起こる。リムが傷ついたりゆがんだりしない様に恐る恐る引いて歩いて帰ったりもしたが、登校中となると「遅刻」しないことを優先するために傷めてしまった事もあったなぁ。

この頃にはMTBなる物がすでに現れていた。タイヤは太く、イボイボは際立っていて、オフロード・バイクの自転車版って感じだったが、一般のスポーツ車よりも遥かに高価だった気がする。BMXなんてのもこの頃出回り始めたんじゃなかったかな。

それでも、タイヤを交換する概念は無かった。よほどの事故でも起こして車と共に運命を共にするのがふつう。中にはチューブラー・タイヤで通学する輩もいて、放課後の自転車置き場で交換作業に勤しむ姿も見ているが、自分のは車体と共にその使命を潰えた。

で、ROCK5500。オン・オフ兼用なタイヤが付いている。どちらかと言えば「オン」寄りな感じだが、控え目にイボイボだったりしている。ハンドル越しに見るその太さは有り得ない位に太く、真っ黒なので見るからに重そう。父が仕事に使っていたネコ車のタイヤみたい…。だけれども、乗ってみると重さは感じない。これもより特化したタイヤと比べたら重いのだろうが、多少のゴロゴロ…感はあるものの、至って普通に走り出す。アスファルトから外れた、定期的な補修を受けていないボロボロのアスファルト路面を走ってみると、サスペンションの効きも相まってそうひどくショックをハンドルに感じたりもしない。うむぅ。いいねぇ。

自転車で、濡れた路面で滑りを感じてしまうってのも難アリだと思うが、マンホールの上とかで「ヒヤッ!」っとするなんて事は多々ある。濡れてなくても砂が薄っすらと被っていたりすると、そのまま倒れてすっ飛んだりも通学中には多々あった。んまぁ、ちんたら漕いでいる分には問題ないんだけど、気分良く飛ばしてたりするとね…痛いんだよねぇ。唐突だし。

で、あえてそうした事も試してみたけど、問題ない。ちゃんとグリップしてくれている。ディスク・ブレーキは雨で少し鳴きが入るようにはなったが、思うとおりに効いている。ふーん。良く出来てるねぇ、最近の自転車は…。

気をよくして、ほどほどのギアの重さ…で、全力疾走してみた。

ものの数秒で、萎えきった足が悲鳴を上げる。それだけではなく、歩けない程のシビレ感…。前日の息切れめまいの心肺停止は起きなかったものの、ヘロヘロのヨレヨレで死亡…。かつての疾走三昧だった自転車生活から20数年、徒歩が基本の生活ではあったけれど、なんたるふがいなさ…。毎日乗って、かつての感覚を蘇らせると共に鍛えなおさねば寝たきり老人まっしぐらな体になってしまった…。

昼間、ダイソーで「お名前シール」を買って来た。あまり貼りたくも無いのだけれど、万が一の時に自身の所有物であるコトを主張する根拠に薄いと面倒になるので、致し方ない。車体の色に合ったシールが入っていたので、名前と電話番号を書き入れる。見える位置だけれど、剥がされ難いだろう位置を探して貼った。

自転車のポテンシャルうんぬん以前に、運転者のポテンシャルが危ういので、それを確かめるのがままならないワケだけれど、ゆくゆくお伝えしたいと思う。

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