おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

真のIT企業とは…。

2006-01-18 23:43:38 | 我思う、故に書くなりよ。
「ライブドアショック」だ、そうで…。

まぁ、悪いコトしちゃあいかんよなぁ。怒られて然るべきだとも思う。

ただ、ITってモノの現在から見える将来を考えると、世間で言われている「IT企業」ってのも実に妖しい。本当にITの進んだ企業なら六本木に集うコトなど眼中に無いはずだろうと思う。本来はそうした制約すら意に介さずに商いが行える…地理的とか時間的とか、そうしたしがらみが無い状態がベストなんじゃなかろーかと思うんだが…。

まぁ、ITに非常に都合の良いビルが六本木にしか建ってない…って話もあったりするので、一概に六本木じゃダメ…ってコトでは無いことを理解する必要もある。

ただ、そこまで行き着いてしまうと、今までの商慣習と相容れない部分が出て来るので虚業と見られてしまうコトを恐れて居を構えているフシもあったりする。まぁ「えせIT」って感じなんだろうな、まだ…。

自宅マンションからネット上に店舗を構えて商品を売っている知人の方がよっぽど「IT企業」に相応しい。出掛けていてもケータイからちょこちょこ商売してるみたいだし、なかなかITの王道を進んでいたりする。だからと言って、莫大な利益が転がり込むかと言えばなかなか難しいようだけれどね。

てなワケで「えせIT」とか「ITもどき」、「IT(仮)」、「IT(予)」な企業がうじゃうじゃいる中であるので、そうしたのに「踊らされて…」るのもどーかと考えてみる余地はありそうだな。踊った挙げ句に停まっちまう証券取引も情けない…。またそれを1企業の責任に押し付けちゃうのも情けない…。いかに簡単に不安定を招くコトが可能か実証して見せちゃっただろうし。

まだまだ、従来の価値観とITがぶつかるコトが多々あると考えると、大騒ぎはこれからも続くと考えて良いんじゃないかな。従来の価値観の及ばない世界をITは目指しているワケだし、そうしたものが「異質」から「標準」に変わりつつある時代の始まりなんだと思う。従来の価値観の幾つかは「マスターピース」的に残るコトもあるのだろうけれど、大方は消えて無くなるんだろう。それを「改革」と呼ぶのが相応しいかどうかは後世の人の判断に任せるほかに無いが、まぁ時代に逆行するってのもあまり無さそうだし、いずれ「IT」を「IT」と、いちいち意識しなくて良い時代が来るんだろう。そのための必要悪も、まだまだいろんな形で出て来るんでしょうな。

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証人喚問を楽しむ。

2006-01-18 18:10:54 | 我思う、故に書くなりよ。
昨日の証人喚問の録画をじっくり見る。

まぁ、惨憺たる内容だったコトは既に報じられている通り。ワイドショーやニュースショーでは「怒り心頭」なコメントが朝から続いていた。そうした点で「期待はずれ」との感が強いみたいだが、別の意味で「期待はずれ」だったねぇ…。

でも「不動産屋のオヤジ」なんてあんなもんなんだよねぇ。政治家とくっつきたがるし、くっついていれば何とかなると。また、政治家の名前を出せば何とかなるだろうと言う知識がデフォルトで備わっていたりする。

まぁ、他の業種の社長さんと比較したら、お金の融通も大きいし、スムーズだったりするから、政治家としても「適当に美味しい」存在だったりするワケだ。いわゆる「持ちつ持たれつ…」な関係の構築が可能な人種同士。

でもぁ、片や政治家が「大物」だったりすると、大物と言うだけであちこちで幅が利く。何か事件を起こして、政治家でなくなったとしても、「かつての大物」と言う残照で幅が利いたりする事実もある。政治の世界に居場所が無くなると、あっさりと「無職」になる彼らは居場所を美味しい関係に求めたりする。

でまぁ、適当な自社所有物件に法外な賃料で住まわせたり、事務所として貸してやったりするのだが、法外な賃料とは「ほとんど払われない…」コトを意味する。それが都心の一等地であってもね。都心の一等地だからと言って、豪華とは限らず、実に目立たない好物件が多かったりする。

「あれ? なんでこの人こんな所にいるの?」

って感じでうらぶれる場合がほとんどだが、しばらく隠遁して「禊を済ませた…」後に再起を図る元・政治家にしてみればそれでも都合が良いのである。

そんな「番犬にもならない様な置物」を囲って何が良いんだか…サッパリ判らないが、不動産屋のオヤジは得てして「丁重に扱いながら番犬として」囲うんである。また、オヤジたちは、その配下にも同じ様に「扱う」コトを強いる。先生は先生でなくなっているにも関わらず、先生なのだ。

そーした関係が、ある種の「ステータス・シンボル」みたいな感じの業界なんだろうな。囲っておけば「政治に口が出し易い」と言う慣習的なものかもしれない。いかにも胡散臭いんだが、もっともらしく聞こえる政治団体とか協議会とか連絡会を率先して作ろうとするし、その上の方におさまりたがるのもデフォルト。集めた会費からお小遣いでも出れば御の字な感じ。会員に還元される様な「実」は伴わない。だから、そうした意味不明な関連団体がうじゃうじゃある業界ほど、先生を囲う習慣は強いと考えて差し支えない。まじめな会員が身を粉にして働いて得たお金は、会費と称されて先生やこうした団体のトップのおねいちゃんの高級ブランド・バッグに、まことしなやかに、しかも合法的に変身しているのである。

と言う、極めて不思議な関係の成り立つ業界ではあるが、昨今じゃなかなかこれも難しくなってきた。「癒着っ!」と、大声で自慢できるものじゃないし、政治家にしてみれば「命取り」なラインと見るのが趨勢。全うな政治家なら避けて通るラインである。あくまでも「合法的」な支持者の1人として不動産屋のオヤジをいかに美味しく取り込むか? これが難しくなってきているのであろう。

厳密にそういう支持者を排除して行ったら、集まる物も集まらないので政治家なんかやってられなくなるんである。

私が知っている限りで、そうした「元・番犬」だった現職の国会議員は…1人いるな。まぁ、大物では無いけれど、囲われていたのを知っている。HPを見る限り、そうしたコトは触れられるわけも無いのだが、スポンサーからあてがわれたおねいちゃんとボロけた事務所で四六時中アヘアヘしていた、そんな人間だとはわかりもしない。明らかに「大物」だった人もいたが、既に亡い。

そうした世界だと言うコトは、古くから知られていたし、マスコミが全く知らない世界の話でもないので「怒り心頭」ってのはTVのこっち側へのジェスチャーでしかないだろう。「なにをいまさら…」な話であるし、「絵に描いた様な不動産屋のオヤジ」が証人喚問された…って話だったと思う。

だからこそ、まじめに見ると、もっと実質的なトコロを攻める質問を期待してみていたのだが、同じアナのムジナ…なんだから、被害者置き去りってのもさもありなん…。名前を出された政治家にしてみれば迷惑な話だろうけれど、名前を出したがる連中に少なからず頼らなければやっていけない身なので、致し方ない部分はどの国会議員にだってあるハズ。国民の声を吸い上げて政治に反映させる…って部分も大事な仕事だし、それが正当な仕事でもあるが、国民にもいろいろいる…ってコト。

じゃあ、真相解明はどーなのよ? って話になってしまうが、これは得てして「闇」のままってコトになるんじゃなかろうか。こうした「闇」を完璧に暴く公的機関は日本に存在し得ない構造になっていると考えて良いだろう。そんなのでも社会が破綻しない仕組みでうまくやってるんだから。単純に考えたら、あのオヤジが首吊ったら速攻で「闇」が訪れるワケだし。補償なんてのも多くは望めないのが現実だろうなぁ。

むしろ、あのオヤジを頂点とする連中が名前を変えて今後も生き残るコトを注視して行かなければ「自衛策」は成り立たないコトに気づかないと。会社の名前を変えたり、業態を変えたりして、残党は必ず生き残る。それは合法ならば、罪を問うコトは出来ないが、こっちからは「避けられる」ものでもあると。奴らは必ず、手を変えて同じ様なコトを繰り返す。無下に「信用」を与えてやる必要の無い連中が生き残るコトを注視して行かなければ、被害者になりうるんであるのよ。

どっかの宗教団体みたいだが、同じ様なもんだ。根絶するチャンスがどこかにあるのだけれど、きっと根絶はしないだろう。たとえ多くの被害者が出ても、根絶することで失うモノの方が大きい社会なんだろうな。すごく嫌な社会だけれど、少なからず規制だの制限はその都度作られる。だが「根絶」までには至らない「ゆるさ」を必ず持たせて来たワケだし、そうせざるを得ない「根の深さ」がそこにあったりする。

その「根の深さ…」まで暴こうとする姿勢は質問に見て取れる。それが「救い」かもしれないが、そこまで「ぶっ壊す!」ってムーブメントにはならないだろう。経済が破綻しかねない。そこまで「広い」んだとも知らしめるには時期尚早なのかな。

まぁああやって「晒し者」にするって意味だけはあったと思うけど、あのオヤジも自分が晒し者って判ってやってくれないと、つまらないよなぁ。そんな点にしか期待出来る点が無いんだからさぁ…。数珠なんか持って涙ぐまれたって、もう、そんなの期待して無いんだよ、誰も。もうちょっと「違いの判るオヤジ」だと思ったんだけどな、急に「人権」なんかに目覚めちゃったんだろうか? 次回があるとすれば、その点のみに期待したいトコロだが…。

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管弦四重奏の夕べ。

2006-01-18 00:20:57 | 我思う、故に書くなりよ。
「なんだ、タベ…って?」

中学時代に階段の踊り場で出合ったポスターに書かれていた「タベ…」。
「たべ…」ではなく「ゆうべ…」だと知ったのは高校に入ってからだった。

仮に「ゆうべ…」としても「なんだそれ…」と言う疑問が払拭するコトも無かったままに現在に至るワケだが「開演18:30より…」ってトコロに疑問を解く鍵があるんだとは思うが、もうちっとマシなタイトル付けられなかったのだろうか? と言う別の疑問が生じて来たりする。

似た様な問題として「月極駐車場」があるが、個人的には「夕べ」とは比較にならない問題だった。日本全国を網羅する「月極チェーン」とまでは想像が膨らまないままに解答を得てしまったからである。

サントリーホールだかグリーンホールだかでイムジチを聞いた時もそうだった。曲がどうのこうのより「夕べ…」が気になってそれどころでは無いんである。フルートを趣味とするおねいさんと一緒に観に行ったのだが、帰りに食事しながら聞いてみた。

「なぁ。タベ…って何?」
「たべ…じゃなくて、ゆ・う・べ…よ。」
「ゆうべ…って何?」
「ゆうべはゆうべよ。」
「イムジチとどういう関係よ?」
「ん…」

イムジチに限らず「タベ…」は多い。何気なく格調高く聞こえるコトを自慢げに「タベ…」に集う輩がうじゃうじゃいるのであるが、「タベ…」の本当の意味を理解しているのかと小一時間問い詰めたくなる衝動に駆られて止まないんである。

「鶏雑炊のタベ」

最近開拓した分野の調理に酔いしれながら、「タベ…」に興じてみたりしてみた。
これは「食べ…」でもあるが、完成した雑炊の滋味を良質な塩で味わうひとときは、まさに「タベ…」。テンションを敢えて書くならば…

「イクラちゃん! ハーィっ!」

な感じではあるが「タベ…」と記すならば、そのテンションは不適切であろう。
どうも何らかの「大人の事情…」が絡んで「タベ…」とされているんじゃないかと、思われてならないのである。かと言って、本来は何なのか? それも判らなくなっているほどに毒されてしまったと言うのか…。

「タベ…」それは恐ろしく手強い…。


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